たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『CLUB SEVEN ZERO』_もう一回みたいなの続き

2017年11月26日 18時30分31秒 | ミュージカル・舞台・映画
 疲れが出ている休日、ようやくちっそくしような部屋から逃げ出しています。断捨離で労働紛争関連の書類を次々と廃棄、いちおうPDFファイルがあることを確認しながらなので自ずと内容をみることになります。良識ある一般人が読んだら具合が悪くなりそうな会社側の弁護士の答弁書とか、ようやくみても具合が悪くならないところまで立ち直ってきました。こんなんよくやったよ自分。悪い気がいつまでも部屋にあると幸せが逃げて行ってしまうのでバイバイ、バイバイ。13年も働いた会社から使い捨てられて社会から孤立し続けた1年10カ月の日々の辛さを忘れることはありません。傷みをずっとこの背中に背負い続けながら歩いていきます。

 前置きが長くなりました。『CLUB SEVEN』を観劇したのは6月17日(土)、初夏でした。早いもので5カ月、二週間後は蘭乃はなさんはじめ宝塚OGがたくさん出演する『PUKL』、その時まで生き延びられるかしら。楽しみになんとか生き延びていけるかしら。生の舞台は役者さんたちの息づかいがそのまま伝わってきて、観劇のあとはなんともいいようのない心のエネルギーに満たされます。演出家の熱い想いがそのまま舞台にのっかったような『CLUB SEVEN』という作品。全力でハイクオリティなコントを魅せてくれて、内容が盛りだくさん過ぎたのでもう一回みたいな。アンケートに再演希望を書きました。

 わたしが観劇したのはAバージョン。ご長寿クイズは司会者が玉野和紀さん。背の高い吉野圭吾さんのおばあちゃんが旦那さんに先立たれて恋人募集中、奥さんに先立たれた西村直人さんのおじいちゃんと最後はカップルになったり、原田優一さんもおじいちゃんだったかな。すっごいばかばかしくて楽しかったです。

 一幕最後のミニミュージカルはタータン(香寿たつきさん)主演の「The Theater」。売れっ子歌手の香寿たつきさん演じるメアリーは今日も吉野圭吾さんとコンビを組んで舞台の最後を飾ります。メアリーに憧れた原田優一さんと蘭乃はなさんの若い二人が下働きをさせてほしいと劇場にやって来て、働くことになります。やがてメアリーの人気にかげりがみえはじめます。劇場支配人の西村直人さんと演出家の玉野和紀さんは、客足が遠のいてきたメアリーにかわって蘭乃はなさんと吉野圭吾さんのコンビで舞台のとりをつとめることを決断。プライドを傷つけられたメアリーはお酒で睡眠薬を飲むようになり、ある時劇場に姿をみせなくなります。心配した東山義久さんがメアリーを部屋をたずねたり、部屋からいなくなったメアリーをみんながさがしたりなどあり、最後メアリーは劇場に戻ってきて舞台を華やかに飾りますがその直後に命果てるというストーリィ。記憶があやしくなってきましたがこんな内容でした。タータンがドレス姿で主演をつとめるというのが、宝塚の男役時代を知っているわたしには斬新でした。蘭ちゃんと吉野さんのダンスシーンをみることができたし、メアリーを心配して寄り添う東山さんの雰囲気もすごくよくって、短い時間でうまくまとまった濃い内容でした。7人でよくここまで創り上げたし、女性陣がタータンと蘭ちゃんというのもすごくよかったと思います。

 最後の客席おりでハイタッチしたときの蘭ちゃん、すっごく顔が小さくって色が白くって手足が長くって、細いのにあれだけ踊れるのは筋肉がしっかりついているんでしょうね。また、役者さんの新しい引き出しをあけるのが上手な玉野さんの舞台に出てほしいなあ。

 ようやくここまで書けました。舞台からもらった心のエネルギー想い出しの観劇日記。

 これから長い一週間にそなえて少しガス抜きしないとです。






 お向かいの東京宝塚劇場は雪組の公演中でした。わたしがいちばんタータンをみたのは杜けあきさん、一路真輝さん率いる雪組時代だったのでこれまた感慨深いものがありました。




この並びもこの時だけの一期一会。