サヨナラショー、5名の退団挨拶、カーテンコールは5回だったかな、13時半から18時ぐらいまでの長丁場。現実なんてどうでもよくって余韻にひたっていたいですが明日の午後はまた訪問だし、水曜日の締め日までに事務処理もしなくちゃいけないしで、そんなわけにもいかず、とりあえずの走り書き。ショーのカメラワークが、ピンボケしたり銀橋の足元から突然顔のアップに行ったりでぶれることが多くて眼が疲れましたが、退団者5名の方々がそれぞれに納得のやり切った感の笑顔で素晴らしい時間でした。生きていればこそ、生きている間だからこその、一回一回が奇跡の時間。
『神々の土地』ではゾンビみたいに気持ち悪さ最高だったラスプーチンさんが、ショーになるとめっさ笑顔で歌ったり踊ったりしているところが宝塚の醍醐味。芝居は宝塚でしかできないであろう美しさと哀しさと儚さにあふれていました。最後の雪原でのドミトリー(朝夏まなとさん)とイリナ(怜美うららさん)のシーン、イリナの涙が頬をつたっていて、その涙をぬぐうドミトリーの、イリナをみつめるまなざしがやさしさにあふれていて、ふたりは物語中ずっと心の中で通じ合っていたんだなと。雪原に佇んでペルシャへと旅立っていくドミトリーを見送るイリナの横顔の、透き通るような美しさに言葉を失いました。誰かに似ていると思ったらメーテルですね。本物のメーテル。たぶんこの方の美しさなくしては醸し出すことができなかった世界観。言葉は少ないけれど大きな余韻を残しました。最後の最後は、ふたりが見つめ合って幕、なんにも言葉はなくても二人の想いが伝わってきて、シンプルなセットなのにロシアという大地に佇んでいる感がすごくて、なんというか物語がずっとだれのものでもない神々の土地の上で進んできたんだという余韻がすごく残りました。脚本、演出、舞台セット、役者さんたちの役への同化、すべてが素晴らしかったです。ニコライ二世の長女オリガ(星風まどかさん)が、ラスプーチンを撃ったのはドミトリーであることを母アレクサンドラに告げて、「ドミトリーを罰しないでほしい、貴族とも国民とも和解しましょう、それがわたしたちが生き残る最後の道だと思う」という場面に涙。家族を守るために大きな決断をしたオリガは物語の中で成長したと感じました。史実はつらいもので、オリガの言ったことが正しくてそうしていれば史実は違ったのではとかと考えてしまうとつらいものがありました。むずかしくてなかなかにわかりませんが、星風まどかさん、長女として強くなっていったオリガのようにこの作品を通してすごい力を身に着けただろうから、いい娘役さんになっていくだろうと思います。4回目のカーテンコールかな、朝夏まなとさんに呼ばれた時のくしゃくしゃな泣き顔も可愛かったです。真風涼帆さんが朝夏さんに「ゆりかさん」って呼ばれた時の返事がまたすごい可愛くって、男役モード全開の時とのギャップの大きさが印象的でした。素はこんなに可愛らしい声の女性なんですね、みなさん女性ですもんね。退団という終わりの時が必ずやって来る、束の間の夢の世界、だからこそ作品ごとに全身全霊で命がけでやっているのだろうし、だからこそ美しいのかなって思います。舞台との出会いもまた一期一会。
まだまだ余韻にひたっていたいですが、時間切れとなってきました。 残念ですが、今日はこれでオシマイです。3日間がんばればお休み。観劇日記はまた木曜日に書ければと思います。
同級生とのラインのやりとりからすでに亡くなっている人が他にもいることを知りました。明日のことは誰にもわかりませんが、ヘンな人に遭遇しないように、事故にあわないように、できるだけ健康でいられるようにしたいです。まずは無事に明日が終われますように、水曜日の夜までたどりつけますように・・・。
『神々の土地』ではゾンビみたいに気持ち悪さ最高だったラスプーチンさんが、ショーになるとめっさ笑顔で歌ったり踊ったりしているところが宝塚の醍醐味。芝居は宝塚でしかできないであろう美しさと哀しさと儚さにあふれていました。最後の雪原でのドミトリー(朝夏まなとさん)とイリナ(怜美うららさん)のシーン、イリナの涙が頬をつたっていて、その涙をぬぐうドミトリーの、イリナをみつめるまなざしがやさしさにあふれていて、ふたりは物語中ずっと心の中で通じ合っていたんだなと。雪原に佇んでペルシャへと旅立っていくドミトリーを見送るイリナの横顔の、透き通るような美しさに言葉を失いました。誰かに似ていると思ったらメーテルですね。本物のメーテル。たぶんこの方の美しさなくしては醸し出すことができなかった世界観。言葉は少ないけれど大きな余韻を残しました。最後の最後は、ふたりが見つめ合って幕、なんにも言葉はなくても二人の想いが伝わってきて、シンプルなセットなのにロシアという大地に佇んでいる感がすごくて、なんというか物語がずっとだれのものでもない神々の土地の上で進んできたんだという余韻がすごく残りました。脚本、演出、舞台セット、役者さんたちの役への同化、すべてが素晴らしかったです。ニコライ二世の長女オリガ(星風まどかさん)が、ラスプーチンを撃ったのはドミトリーであることを母アレクサンドラに告げて、「ドミトリーを罰しないでほしい、貴族とも国民とも和解しましょう、それがわたしたちが生き残る最後の道だと思う」という場面に涙。家族を守るために大きな決断をしたオリガは物語の中で成長したと感じました。史実はつらいもので、オリガの言ったことが正しくてそうしていれば史実は違ったのではとかと考えてしまうとつらいものがありました。むずかしくてなかなかにわかりませんが、星風まどかさん、長女として強くなっていったオリガのようにこの作品を通してすごい力を身に着けただろうから、いい娘役さんになっていくだろうと思います。4回目のカーテンコールかな、朝夏まなとさんに呼ばれた時のくしゃくしゃな泣き顔も可愛かったです。真風涼帆さんが朝夏さんに「ゆりかさん」って呼ばれた時の返事がまたすごい可愛くって、男役モード全開の時とのギャップの大きさが印象的でした。素はこんなに可愛らしい声の女性なんですね、みなさん女性ですもんね。退団という終わりの時が必ずやって来る、束の間の夢の世界、だからこそ作品ごとに全身全霊で命がけでやっているのだろうし、だからこそ美しいのかなって思います。舞台との出会いもまた一期一会。
まだまだ余韻にひたっていたいですが、時間切れとなってきました。 残念ですが、今日はこれでオシマイです。3日間がんばればお休み。観劇日記はまた木曜日に書ければと思います。
同級生とのラインのやりとりからすでに亡くなっている人が他にもいることを知りました。明日のことは誰にもわかりませんが、ヘンな人に遭遇しないように、事故にあわないように、できるだけ健康でいられるようにしたいです。まずは無事に明日が終われますように、水曜日の夜までたどりつけますように・・・。