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ガー・レイノルズ『プレゼンテーションzen』ピアソン・エデュケーション

2010-09-20 16:35:34 | 思考法・表現法
読んでいると面白い本だが、いざこれを実行するととても時間がかかる。何に時間がかかるかというと、写真を選ぶのに時間がかかる。

著者はアップルに勤めていたせいか、スティーブ・ジョブズのプレゼンを高く評価する。ビル・ゲイツのプレゼントと比べて、使用するスライドのビジュアルがスピーチにとって「不可欠な要素」となっている点だという。ジョブズは、プレゼンの際に背後にあるスクリーンがストーリーを語る手段になっている。それに対して、ゲイツのスライドの多くは「お飾り」や「添え物」だという。ゲイツのプレゼンは、スツールに腰掛けてしゃべり、質問に答えるスタイルで悪くないが、スライドの使い方は平均点なのだそうだ。

プレゼンテーションにおけるzenとは、「簡素」「自然」「渋み」「わび・さび的な簡潔性」が大事だということ。
たしかにやたらと飾り立てたり、凝ったスライドを多く目にするようになったが、言いたいことをストレートにシンプルに、それいで洗練されたデザインというスライドにはお目にかからない。
この本では、表現を抑制するためにどうやってグラフからノイズを除いたらよいのか、会社のロゴもノイズになることを教えてくれる。画像優位性効果では写真と文字の効果的な使い方が示されている。

しかし、この画像優位効果のための写真選びは、スライドにアニメーション効果などを詰め込む以上に時間がかかると思う。


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