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ブリーリー、マイヤーズ『コーポレート・ファイナンス〈上〉 (第8版)』日系BP社

2010-04-18 23:35:10 | 財務・会計
なんとか読んだ。あまり覚えていないが...。

こういう本を読むと人類はとんでもなく複雑な世界を作り出してしまったのだと感じる。これはファイナンスの世界が複雑というより、コントロール対象の資本主義の世界が複雑なだけだ。

リーマンショック以降、MBAのファインナンス教育が批判されたり、逆にMBAでファイナンスを真剣に学ぼうとする人が増えたりしていると聞く。

『コーポレート・ファナンス』は上巻だけで725ページもある。本当にアメリカ人は長編が好きなんだと思う。これが標準テキストなので、ファイナンスを身につけている人の頭脳の優秀さは想像を超えている。

まあ、それでもファイナンスを簡単にしようとする足跡も見られる。たとえば、WACC法とAPV法。

・WACC法は分母のrDに(1-t)をかけることによって節税効果が反映する。

・APV法:APV=PV(FCF)+PV(TS)
 APV法ではCFごとにリスクを計算する。
 節税効果の現在価値:PV(TS)=Σ(Dn×rD×t)/(1+rD)n乗
 
*前提条件が同じならWACC法もAPV法も同じ値になるが、WACC法はD/E比率を一定としている ので、Dが変化すれば値は変わる。
*扱いやすいのはAPV法。WACC法ではβをアンレバードし、リレバードしWACCを計算する手 間が必要だが、APV法ではアンレバードを一回するだけでよい。ただし、ハードルレートを考えるときにはWACC法も重要。

この本はテキストだが、今後は辞書代わりに使いそうだ。

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