
技術進化の話は賞味期限が早い。この本は2005年末の情報が中心なので今が限界というところか。Web2.0という言い方も来年の今頃は廃れているかもしれない。この本にはアマゾン、google、ブログ、ウィキペディアなどにみられるロングテール、アフィリエイト、発信型HPなどの最近のトレンドがまとめられて、かつ未来予測が描かれている。著者の梅田望夫氏は「はてな」の非常勤取締役なのだそうだ。そのためかはてなの近藤社長がえらくもちあげられている。それはともかくこの本のなかで引用されている将棋の羽生棋士のことばが印象的だった。それはITの世界では情報ハイウェイやソフトの発達などがあり、それが将棋の世界には定石や棋譜などを自由に学ぶことやネット上で強い棋士と対戦して強くなることも可能な環境を作った。しかし、高速道路の先で渋滞が起きているような状況になっているとのことだ。つまり、昔に比べて奨励会で2段くらいになるには高速道路を走るくらい早くなったが、高速道路の終わりあたりに人がたまっているらしい。それ以上伸びることが難しいのだ。情報環境を越えて人間の能力がどのように伸びるのかを考えることが将棋界でもIT業界でも課題であるというのだ。その答えが実は根性や忍耐力という陳腐な答えなのかどうかはわからない。続きは『ウェブ人間論』でのお楽しみということか。
しょういちと申します。
実は・・・凄い「ブログ支援ツール」を作りまして・・・
これが結構自信作でして^^;
良かったら一度見に来てくださいな^^