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●菅義偉官房長官曰く「この問題は過去のものだ。争点にはならない」・・・・・・なんという言い草!!

2014年11月05日 00時00分11秒 | Weblog


東京新聞のコラム『筆洗』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014103102000127.html)。

 「本当に名護市の辺野古沖でいいのか。そういう問題である▼きのう告示された沖縄県知事選の大きな焦点となる問題だが、菅義偉官房長官はこう言っていた。「この問題は過去のものだ。争点にはならない」」・・・・・・菅義偉官房長官、なんという傲慢さ! アベ様や菅義偉官房長官らは高江や辺野古で好き放題しておいて、「過去のもの」「争点にはならない」とは、なんという言い草だろう。沖縄県民の皆さんは、4年前の2010年11月の沖縄県知事選での「失敗」を繰り返さないでほしい、と本当に思います。傲慢な自民党政治を蹴散らしてほしい。

   『●前那覇市長・翁長雄志氏「(安倍首相の言う)
       『日本を取り戻す』の中に間違いなく沖縄は入っていない」

     「――仲井真弘多知事が辺野古埋め立てを承認したことで、
      政府によるボーリング調査も進み、基地移転の既成事実化
      着々と進んでます。菅官房長官は県知事選の結果と基地移転を
      切り離そうとしていますが、そういうわけにはいきませんよね?

       今度の選挙は仲井真知事の埋め立て承認に対し、民意を
      問うものになると思っています。工事を強行している安倍政権に
      対して、沖縄の民意をぶつけるということです。私たちは、
      仲井真さんの普天間県外移設の公約破棄を容認していません。
      今度の知事選は、公約破棄である埋め立て承認に対する県民の
      初めての判断になります。だからこそ結果をしっかりと出す必要が
      あるのです。私たちは「オール沖縄」とよく言っていますが、
      「イデオロギーよりもアイデンティティーが大切」ということです。
      「心を結集して闘っていこう」と呼びかけています。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014103102000127.html

【コラム】
筆洗
2014年10月31日

 この問題はもう過ぎ去ったこと、終わったことなのだと言う人もいる。沖縄の普天間飛行場をどこに移設させるか、本当に名護市の辺野古沖でいいのか。そういう問題である▼きのう告示された沖縄県知事選の大きな焦点となる問題だが、菅義偉官房長官はこう言っていた。「この問題は過去のものだ。争点にはならない」。昨年末に沖縄の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事は辺野古の埋め立てを承認した。それで区切りは付いたとの見解だ▼だが当の知事自身が「まさに今進行中の課題」と言っていた。仲井真氏を含め出馬した四人全員がきのうの第一声で辺野古の問題を取り上げた。過去のものとする官邸と、現在進行形のものとして向き合う沖縄の人々。このずれにこそ、問題の本質はあるのかもしれない▼過去を見れば、戦争中に「本土の捨て石」とされて県民の四人に一人が死に、戦後も「基地の島」とされてきた事実がある。未来に目を向ければ、辺野古の美しい海を我々の代でつぶしていいのか、次の世代に渡さなくていいのかという疑問がある▼過去から未来へと続く問い掛けに対して「過去の問題だから、争点にはならないと言うのは、答えになっているのだろうか▼先日八十八歳で逝去したドイツの作家ジークフリート・レンツ氏はこんな言葉を残している。<過去は去り行かない。それは現在にあって、我々を試している>
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