東京新聞の社説【戦後70年談話 反省抜きで未来語れぬ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015012702000152.html)と、
コラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015012702000148.html)。
「いくら未来志向の言葉を重ねても、戦争への反省抜きでは、戦後日本の「平和国家」としての歩みを傷つけかねない」、「▼安倍首相は戦後七十年の談話では、村山談話や小泉談話で使った過去の植民地支配や侵略への「痛切な反省」「心からのおわび」の表現を継承しない可能性を示したが、この書き直しは勧められぬ▼村山、小泉談話に続く第三幕で、急にトーンを変えられても、日本国民や国際社会という観客はとまどうばかりである。反発も避けられまい」。
中東にて「死の商人」外交で、火に油を注ぎ、大変な大火傷をおったのですが、アベ様にはあまりその自覚が無いようです。そして、アジアの周辺諸国に、ここでも、「ケンカを売り」「火に油を注ぎ」そうな雰囲気を感じます。
『●「存立事態」: 他国(番犬様)の戦争にまで油を注ぎに行きたいそうだ』
『●「死の商人」外交: アベ様がケンカを売った代償、
火に油を注いだ代償はあまりに大きすぎる』
アベ様達は、そんなに「戦争」したいものでしょうかね。そんなに「人殺し」させたいものでしょうか。不思議な人たちです。傍迷惑な人たちです。
『●日米ガイドライン:
アベ様達は、そんなに「人殺し」をさせたいものでしょうかね?』
『●「現実の戦争を知るベテランジャーナリスト」石川文洋さんの言葉に耳を』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015012702000152.html】
【社説】
戦後70年談話 反省抜きで未来語れぬ
2015年1月27日
安倍晋三首相は戦後七十年の今年、どんな首相談話を出そうとしているのか。いくら未来志向の言葉を重ねても、戦争への反省抜きでは、戦後日本の「平和国家」としての歩みを傷つけかねない。
太平洋戦争の終結から今年で七十年。日本国民だけで三百十万人もの犠牲を出した先の戦争から十年ごとの節目の年は、日本国民にとっては過去を振り返り、未来への誓いを立てる機会でもある。
戦後五十年の一九九五年、村山富市首相は八月十五日の終戦記念日に首相談話を閣議決定し、自ら発表した。いわゆる「村山談話」である。
この談話の特長は、過去の「植民地支配と侵略」に対して「痛切な反省」と「心からのお詫(わ)びの気持ち」を表明したことだ。
植民地支配と侵略の歴史を正当化しないこの談話は継承され、日本政府の歴史認識として定着している。二〇〇五年の小泉純一郎首相による戦後六十年談話にも、同じ文言が盛り込まれた。
戦後七十年の首相談話を出す方針を明言している安倍首相は、村山、小泉両首相談話を「全体として受け継いでいく考え」を重ねて表明してはいる。
しかし、二十五日のNHK討論番組では「今まで重ねてきた文言を使うかどうかではなくて、安倍政権として七十年を迎えてどう考えているかという観点から談話を出したい」と述べた。
村山談話を全体として受け継ぐといっても「植民地支配と侵略」に対する「反省」と「お詫び」という根幹に関わる文言を盛り込まなければ、談話を継承したことにはなるまい。
首相はかつて「侵略の定義は定まっていない」と国会答弁した。侵略を正当化する意図を疑われ、国際社会の一部から「歴史修正主義的」と厳しい視線が注がれていることを忘れてはならない。
首相が指摘するように、アジアや世界の発展に貢献してきた戦後日本の歩みや、どんな国際秩序を目指すのかという未来に対する意思も、談話に盛り込むべき重要な観点ではある。
しかし、そうした「未来志向」も、植民地支配や侵略という「負の歴史」と向き合う謙虚さがなければ、信頼は得られまい。
過去の反省に立った平和国家としての歩みこそが、国際社会で高い評価と尊敬を勝ち得てきた。これをより確固たるものにすることこそが首相の責任だ。いささかの疑念をも生じさせてはならない。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015012702000148.html】
【コラム】
筆洗
2015年1月27日
「裸足(はだし)で散歩」などの米劇作家ニール・サイモンさんは書き直しを厭(いと)わない人である。自伝の題名は「書いては書き直し」という▼ヒット作「おかしな二人」は苦労した。演出家と相談し、帰宅後、書き直し。翌日、演出家に読ませる。その時は絶賛するが、真夜中、書き直せばもっと良くなると電話してくる。これが八カ月続いた。問題は第三幕で直前まで書き直したが、劇評の見出しは「ああ、第三幕さえなかったら!」▼安倍首相は戦後七十年の談話では、村山談話や小泉談話で使った過去の植民地支配や侵略への「痛切な反省」「心からのおわび」の表現を継承しない可能性を示したが、この書き直しは勧められぬ▼村山、小泉談話に続く第三幕で、急にトーンを変えられても、日本国民や国際社会という観客はとまどうばかりである。反発も避けられまい▼首相には、「こまごました議論」なのだろうが、「痛切な反省」も「心からのおわび」も「戦後日本」という大舞台に込められた「主題」に相違ない。このせりふを抜かせば、七十年かかって書き上げた「作品」は崩壊し、別の物語に向かう▼サイモンさんには自信作があった。「書きながら笑い、初日でも笑った。だが、笑ったのは私だけだった」。上演は打ち切られた。その談話を笑うのは首相だけではないか。「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する。
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