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●戦争に油を注ぎ、番犬様の片棒を担げば、「非戦闘地域」「後方支援」は何の保証にもならない

2015年04月25日 00時00分08秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事『「平和支援法」自公合意…今後4年で自衛隊70人死傷の恐れ』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159247)。

 「他国軍への後方支援を随時可能にする恒久法、「国際平和支援法案」について、自公が21日、合意した。国会の事前承認に例外を設けるかどうかが焦点で、「例外なき国会承認」を求める公明に自民が譲ったとか何とか大新聞は書いているが、こんなのは目くらましだ」。
 福島瑞穂福島みずほ)さんが「戦争法案」と喝破し、アベ様らから批難され、国会での発言を修正するように求められている。でもこの実情を見れば「戦争法案」であり、「戦争できる国法案」である。「平和憲法」「平和主義」の「へ」の字もない。

   『●「平和憲法」が泣いている

 「正面戦では勝ち目がないから、後方の補給を妨害するのが定石だと言っている。「戦闘地域じゃない」「後方支援だ」なんて言ったところで、何の保証にもならないわけだ。となると、自衛隊員にどれだけの犠牲がでるのか」。
 戦争に油を注ぎ、番犬様の片棒を担げばげ、「非戦闘地域」「後方支援」は何の保証にもならない。神浦元彰さんは「後方支援がなければ前線の戦闘は成り立ちません。後方支援は紛れもない武力行使」と仰っています。

   『●神浦元彰さん「後方支援がなければ前線の戦闘は成り立ちません。
                            後方支援は紛れもない武力行使」

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159247

「平和支援法」自公合意…今後4年で自衛隊70人死傷の恐れ
2015年4月23日

     (自公合意で法制化へ(C)日刊ゲンダイ)

 他国軍への後方支援を随時可能にする恒久法、「国際平和支援法案」について、自公が21日、合意した。国会の事前承認に例外を設けるかどうかが焦点で、「例外なき国会承認」を求める公明に自民が譲ったとか何とか大新聞は書いているが、こんなのは目くらましだ。

 この法案の本質は、これによって、自衛隊は地球の裏側まで派兵されることになり、他国の紛争で、死傷者が続出することなのである。公明党は安全保障法整備の協議に際して、「国際法上の正当性」などと一緒に「自衛隊員の安全確保」を大原則として求めていた。それをぬぐって合意したのであって、歯止めも何もありゃしない。

 軍事評論家の田岡俊次氏は米軍もイラク戦争「勝利宣言」後の治安維持活動で4000人以上の死者が出たことを指摘、検問所がゲリラやテロリストの標的になりやすいうえに、彼らはむしろ、正面戦では勝ち目がないから、後方の補給を妨害するのが定石だと言っている。「戦闘地域じゃない」「後方支援だ」なんて言ったところで、何の保証にもならないわけだ。となると、自衛隊員にどれだけの犠牲がでるのか。

   「参考になるのが米英軍のアフガン攻撃の際に
    『国際治安支援部隊』に加わったオーストラリアです。
    オーストラリア軍は2007年に907人を送ったのを
    皮切りに、2013年まで毎年平均1290人を参加させ、
    年平均で約6人が死亡しました。イラク戦争では比較的治安が
    良い場所を担当したため死者3人でしたが、戦争は悪い方を
    考えた方がいい。自衛隊もオーストラリア軍と似たような規模、
    内容の活動になるでしょうが、この比率なら、仮に
    年平均1000人を4年間派遣すれば18人の死者が出て、
    負傷者は3倍程度として50人くらいになる。22万人の
    自衛隊員総数からみれば軽微な損害かもしれないが、
    自国の防衛ではなく、他国の紛争に付き合って自衛隊に
    人的被害が出たらどうなるのか」(田岡俊次氏)

 安倍政権はグラグラになるだろう。

   「当初はこの死を無駄死にと言うな、との論が出て、
    世の中が応援ムードになりがちです。だが、棺桶が
    次々と戻ると政権に対する批判が高まるというのが
    従来の他国のパターンです」(田岡俊次氏)

 安倍首相が「その時は政権にいない」なんて思っているのだとしたら、ますますもって無責任の極みである。
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