『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【『報道ステーション』で古賀茂明が「官邸の圧力で降板」の内情暴露! 古舘が大慌て】(http://lite-ra.com/2015/03/post-980.html)。
「「・・・『日本人は違いますよ』ということを、しっかり言っていく必要がある」と発言したのだが、これに対して、官邸が激怒したのだという」。
『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?』
これまた、アベ様の有言「不」実行。だって、アベ様は「報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める」と明言していたのに。「それ」と「これ」と違うとでも言うのかな? あるいは、自身がやったとこではなく、「アベ様の周りの忠実なシモベ」がやったこととでも言うのかな?
でも、アベ様はもはやテレ朝の『報道ステーション』を見ながらほくそ笑んでいたのではないでしょうか。抗議の電話をする必要もなかったのではないか?、と思います。
『●FUKUSIMA原発人災で苦しむ人々を癒せるよう、
テレ朝・古舘伊知郎氏に期待したい』
抗議などしなくても、テレ朝や『報ステ』さえもがもはや「カラスはやっぱり「黒い」」と言えなくなっている、あるいは、その一歩手前にいる、ということではないでしょうか。怖い世の中になってしまったものです。
『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア』
『●カラスはやっぱり「黒い」:
「アベ様のNHK」的「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?』
『●亡国の大政翼賛報道・・・いつか来た道:
アベ様は「現地を取材されて困ることでもあるのか」?』
『●綿井健陽さん「「様々なメディアが
多種多様な報道を自由にできること」は社会の根幹」』
古賀氏も取り上げたガンジー。その日の午前、たまたま、ツイッター上で: 「@fuku00011 @merlyjiman 荻窪の図書館裏にひっそり立つマハトマ・ガンジー像と彼の残した「七つの大罪」の言葉の日本語と英語。杉並は平和活動が盛んだった土地柄だからかしら。七つの大罪を、今の政権のトップに立つ人々や、自分自身と、照らし合わせてみる」・・・・・・というのを知りました。
この『七つの社会的罪』(Seven Social Sins)は以下の通り。
『●『DAYS JAPAN』
(2014,JUN,Vol.11,No.6)の最新号についてのつぶやき』
「広告【善きことは、かたつむりの速度で動く。】、「ガンジー・・・
『七つの社会的罪』 Seven Social Sins
1.理念なき政治 Politics without Principles
2.労働なき富 Wealth without Work
3.良心なき快楽 Pleasure without Conscience
4.人格なき学識 Knowledge without Character
5.道徳なき商業 Commerce without Morality
6.人間性なき科学 Science without Humanity
7.献身なき信仰 Worship without Sacrifice」」
アベ様や「「積極的平和主義」を愛する公明党」の「理念なき政治 Politics without Principles」の暴走を止められないマスコミ、 「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」 というのに、自公議員に投票し、あるいは、「眠り猫」化してしまう人々・・・・・・。
『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:
2014年12月衆院選に是非行こう!』
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【http://lite-ra.com/2015/03/post-980.html】
『報道ステーション』で古賀茂明が「官邸の圧力で降板」の内情暴露! 古舘が大慌て
2015.03.28
元経産官僚・古賀茂明氏が『報道ステーション』(テレビ朝日系)に最後の一刺しを放った。
本サイトでは、1ヵ月以上前に、古賀氏が定期的に出演していた同番組から、3月いっぱいで降板させられることを報じていた。
直接のきっかけは1月23日の放送だった。「イスラム国」による人質事件の最中でほとんどのメディアが政権批判を控えているなか、同番組に出演した古賀氏は安倍晋三首相の外交姿勢を敢然と批判。「I am not ABE”(私は安倍じゃない)というプラカードを掲げて、『日本人は違いますよ』ということを、しっかり言っていく必要がある」と発言したのだが、これに対して、官邸が激怒したのだという。
「番組放映中に官邸からテレビ朝日に直接電話で抗議が入るなど、
凄まじい圧力がかかった。それで、最近、安倍首相と急接近している
テレビ朝日の早河(洋)会長が乗り出してきて、降板が決まったんです。
ただ、もともと不定期出演だったこともあり、番組サイドはおおっぴらに
せずにフェードアウトという感じにもっていこうとしていた」
(テレビ朝日関係者)
その古賀氏の最後の出演が昨日だったのだが、古賀氏は番組でその内情の一端を暴露したのだ。スタジオで古舘が古賀氏にイエメンの空爆についてコメントをもとめたところ、古賀氏がいきなり「そのお話をする前に」とこう切り出した。
「私、今日が最後ということで。テレビ朝日の早河会長と、
古舘プロジェクトの佐藤会長のご意向で今日が最後ということで。
これまで本当に多くの方に激励していただいた。一方で菅官房長官を
はじめとして官邸のみなさんからものすごいバッシングを
受けてきましたけれども、それを上回るみなさんの応援の
おかげで楽しくやらせていただいたということで、心からお礼を
申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。」
これに古舘は大慌て。「古賀さん、ちょっと、ちょっと待ってください。今の話は私としては承服できません」と話をさえぎり、こう反論したのだ。
「古賀さんは金曜日に時折出てくださって、私も勉強させていただいて
いる中で、4月から番組の様相が変わっていく中でも、古賀さんに
機会があれば、企画があうなら、出ていただきたいと相変わらず
思っていますし、古賀さんがこれですべて何かテレビ側から
おろされるということはちょっと古賀さん、それはちがうと思いますよ」
しかし、古賀氏はひるまない。「いや、でも古舘さんおっしゃいましたよね、私がこういうふうになるということについて、『自分は何もできなかった。本当に申し訳ない』と」とさらに内情を暴露したのだ。
これに対して、古舘が「この前、楽屋でお話しさせていただいたのは、古賀さんの思うような意向に添って流れができていないとしたら、大変申し訳ないというと。今でも私はそう思っている。でもさっきのはちょっと極端すぎる」と弁明にならない弁明をすると、古賀氏はなんと、「私は全部、録音させていただきましたんで、そこまで言われるならすべて出させていただきますけども」と断言したのだった。
古舘は「そしたら、こちらも出させていただくことになっちゃいますよ」と言いつつ、「それはおいて」と話をイエメン問題に戻したが、終盤になって、再び話が蒸し返された。
古賀氏は安倍政権と安倍首相の政策についての批判を5分以上滔々と述べ、最後に「これは古舘さんにお送りしたいんですけど」と前置きしてマハトマ・ガンジーの「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。 そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」という言葉を紹介。そのうえで、こう述べたのだ。
「つまり圧力とか自粛に慣れていって、何もしない、ひとりで
やったってしょうがない、ただ叩かれるだけだ、ということで
やらないと、知らないうちに自分が変わってしまって、本当に
大きな問題が起きているのに気がつかないということが
あるんですよ。(中略)
私が言いたかったのは、言いたいことはそのまま自然に
言いましょうということ。もちろん、ちがう意見があれば、
古舘さんだってどんどん言っていただいて、全くなんの問題もない。
何か言ったことについて、裏で圧力をかけたり、官邸から電話を
かけてなんだかんだ言ったりするのは、そういうことは止めて
いただきたい。そういうふうに思うわけです」
この二人のやりとりを見れば、本サイトが指摘したように、明らかに官邸からの圧力によって古賀氏が降板に追い込まれたのは間違いないだろう。実際、番組終了後、古賀氏は、ジャーナリスト・岩上安身氏の直撃にもっと詳細な証言をしている。以下はその概要だ。
「今日の放送は官邸に抗議するというのが僕の目的だった。
僕がなぜ『I am not Abe』を出したかと言うと、官邸が僕のことを
個人的に攻撃しているんですよ。官房長官は名前は出さないけど
明らかに私を攻撃してくる。「俺だったら放送法違反だと言って
やったのに」と言ってるという話も聞いている。官房長官という政府の
要人が、放送免許取り消しもあるよという脅しですよ。私は
脅されているからと言って黙るということはできない。
だから自分を無理矢理追いつめていました。
番組終わってから、報道局長がきてあんなのおかしい、
裏切りだとガンガン言われて、こっちもやり返してやりましたよ。
いま、マスコミには黙ってほしくないんですよと言ったら、
世の中の人にはわからないと言うんです。僕は一石投じることを
したかった。それ言ったら番組を私物化してると言われたけど。
でも官邸、政府はお金も大量にあるし組織的にマスコミを
抑えることをガンガンやってる。あいつはキチガイだと言う人も
いると思います。みんながどんどん転向していっている。
官邸の偉い人とご飯を食べて、審議会にどうこう言われれば、
みんな変わるそうです。官邸に攻撃されたら民主党のブレーン
だって官邸の味方だからと言ってるらしいんですよ。
僕も官僚だったからわかりますよ。でも、テレビキャスターで
官邸側に転向しないのが僕以外にたった一人だけいる
と言ってたらしいです。
電通の人も言ってましたよ。官邸だけじゃなく自民党にはお金が
余ってるからそれを取りに行くんだと、だから優秀な営業マンを
付けるんだとね。みんな官邸になびいていくんですよ。これで
当分僕の東京のキー局での出演はありえないですね」
(『岩上安身チャンネル』)
しかも、気になるのは、古賀氏の降板だけではない。古舘は古賀氏との口論の中で「4月から番組の様相が変わっていく中でも」という台詞をはいていたが、『報道ステーション』では、番組統括の女性チーフプロデューサーが、古賀氏と同時に4月から“粛清”されることが決まっている。
これについても、古賀氏が昨夜の『報ステ』で「プロデューサーが今度、更迭されるというのも事実です」と暴露、古舘を慌てさせていたが、この女性プロデューサーは『ニュースステーション』時代からディレクターを務めてきた人で、安倍政権やテレ朝上層部からの圧力に盾になって今の『報ステ』路線を守ってきた。その番組の柱ともいえる存在に突如、更迭が言い渡されたのだ。
「昨年9月10日の川内原発再稼働をめぐる報道で、
原子力規制委員会の田中俊一委員長の会見での受け答えに
関する報道が原子力規制委員会から「恣意的な編集だ」
と抗議を受け、BPOの審議対象になった。そのことの責任を
取らされた形です」(前出・テレ朝関係者)
しかし、この報道は「恣意的」でもなんでもなく、途中のやり取りを省いただけ。明らかに官邸と連動した原子力規制委員会からのイチャモンにすぎなかった。だが、テレ朝側はその抗議を積極的に受け入れ、謝罪。自らBPOの審議入りを申し出たのだ。
「上層部が官邸サイドから『あの女プロデューサーをなんとかしろ』
と言われているという噂はずっとあった。そこに、都合よく
この問題が起きたため、早河会長と、安倍首相に近く、
テレビ朝日番組審議会委員長を務めている見城徹・幻冬舎社長が
組んで、問題を大きくし、プロデューサーの更迭に持ち込んだ
といわれています」(前出・テレ朝関係者)
チーフプロデューサーの交代によって4月以降、番組の政権批判の方針がガラリと変わると言われていたが、昨日の番組のやり取りでそれが裏付けされたというわけだ。
しかも、昨日の放映では、一時は降板覚悟で徹底抗戦をするといわれていた古舘もこのテレ朝上層部の意向に恭順の意を示していることもわかった。政権批判ができる唯一の番組も風前の灯火ということらしい。
なお、この間、『報道ステーション』の裏側で起きていたこと、古賀氏や女性チーフプロデューサー更迭の真相などについては、本サイトの以下の記事を読み返してほしい。
●朝日新聞の次は『報道ステーション』がやられる!? 古舘降板、番組終了も
●官邸の圧力!?『報道ステーション』で安倍批判をした古賀茂明が番組を降ろされた!
(田部祥太)
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