前回の佐々木誠さんの個展から
わずか、三ヶ月での展覧開催に驚きます。
夏の酷暑も終わり、秋の気配漂うなか、
うっそうとした魔界の奥野ビル、そのなかの
ギャルリさわらびにお邪魔してきました。
展覧はじつは8月6日から開催されていたのですが、
なにしろ暑い日々でしたので、外出をためらっていました。
ぎりぎり会期末に間に合ってホッとしているところです。
そして、佐々木さんはこれから
「スサノヲの旅と精神」(仮)
というタイトルをひっさげて足立市立美術館での展覧を控えています。
会期は10月18日~12月23日
(JR足利駅、東武伊勢崎線足利駅、から徒歩7分)
館林美術館へも車の方ならうまく回れそうです。
足立市立美術館のサイトはこちらから。
そして、さわらびでの個展は
初見のものもあって、喜ばしい対面となりました。
「たまふり」魂振り
気を失った弱体を今ひとたび魂の営みの脈打を願って
命を呼び起こしてくれる、そんな響きが
木彫の鑿目からざわざわと震えてきます。
奇しくもこの夏の天空はすさまじく、荒れ狂い、滂沱たる雨が
日本中の深山を動かし、尊い命をも流し去っていきました。
これからの時期も何が起こるかわかりません。
日本という土地にすんでいる魔物たちを畏怖し、
共存することを今一度考え直す必要がありそうです。
その大地からの地響きと鑿目の震えの共鳴をこの目で
確かめられたことの喜びは大きかったと、
作品の残像から発せられる余韻に浸っています。
なんと、今回は自画像に初対面しました。
その日はご本人との対面は果たせませんでしたが、
画廊主の田中さんと楽しく歓談できたことも喜びのひとつとなりました。
来月、足立市立美術館出品へとお忙しい事と思いますが、
絶賛エールお送り致します。
画像を画廊主からの許可を頂戴していますので、ご紹介します。
大きな瓶に入れられたガマは因幡のウサギの傷を癒やした
薬草となったそうです。
傷を負ったいきものたちを癒やす、そんな空間でもありました。
会期は6日まででした。
異空間、奥野ビルのオーラにも毎回魅了されるのでした。
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