あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

魔法の美術館 ・上野の森美術館

2013-10-02 13:40:16 | 美術展
 上野の森美術館、
 時々意表を突く展覧会を開催します。

 今回は従妹とそのお嬢1才7ヶ月と連れだって
 体験型光のイリュージョン「魔法の美術館」を体験してきました。

 上野の月曜日、さぞ静かであろうと高をくくっていた私達、
 お昼前の行列に畏れおののき、とりあえずはと
 子連れでも歓迎してくれる精養軒で
 その名も嬉し恥ずかし、「パンダプレート」ランチを
 お腹に投じました。
 お子様がいればこそ、おばさんでも躊躇なく
 注文できました。


 お腹が満ちてくれば
 行列への闘志も湧いてくるもので、なんとかなると
 思えるものです。
 結果、なんとかなって、おちび嬢も元気に歩いて
 大人と一緒に参加してきました。



 会場内は撮影OKなので、iPhoneで撮ってきました。

 なるほどな視点の作品についひっかかって遊んでしまいました。
 展覧主催の思うつぼに純真にはまるってこと、やってきました。
 この、純真になる、そいうことが時に必要ですね。

 11人の作家が工夫を凝らした作品を鑑賞者との距離を縮めます。
 子どもってすごいです。
 なんの前知識なくひょいとその与えられた世界に飛び乗って
 愉しんでしまいます。
 
 アトリエオモヤ 光で遊ぶ
  天井からぶら下がる大きな布の筒に仕込まれた沢山のビーズの玉を
  下から突いて動くとまるで光が蜘蛛の子のように散って
  光が動き出します。
  単純なのに、子ども達はキャーキャーいって突きっこに興じます。




 尾形壽人/五十嵐健人 another shadow
  壁に映った自分の影が分身となって違う陰が生まれて
  もう一人の自分の陰に遊ばれちゃいます。

 児玉幸子 そらだま
  畳二畳ほどの電子板上に光の玉を転がしていくと
  電子板のパネルがひっくり返って
  動物のシルエット、その動物のアルファベットが
  現れます。オセロみたいな光の遊び。

 小松宏誠 Secret Garden
  羽根で出来たオブジェが風に舞います。
  陰と一緒に緩やかに動いて、
  幻想的な白と黒の世界が広がります。
  彼方此方に点在して展示されてます。






 パーフェクトロン inside-out
  動く影絵。
  小さなバスに搭載された光源がゆっくり動いて
  町中を巡回します。
  その時に生まれる影絵が大きく壁に伸びて
  白黒映画のように楽しめます。

 ブラブラックス Kage's Nest
  天井からの光の下に入ると自分の影絵と一緒に
  何かが着いてきます。
  何がひゅ~っとでてくるのか、
  楽しみで何回も光の輪の中に入ってしまうのです。

 細谷宏昌 Shadow -graphy
  ポップな音に浮かれてその部屋に入ると、  
  壁に底の部屋に入った人達の姿が映し出されます。
  子ども達はほっといてもその音に反応して
  自由に踊りまくります。
  ルールとかそんなことお構いなしに
  時差で映る自分や仲間や家族の姿に
  大喜び。
  また一緒にやりたくなっちゃう、そんな遊び心は
  子ども達のほうが一枚も二枚も上手。
 
 松村誠一郎 Hop Step Junk
  こちらも音と一緒に愉しむ作品。
  ジャンプ台にのって足を踏みならすと
  床面にいろんな線が生まれてきます。
  踏みならし方を変えてみたり、強く飛んでみたり、
  様々やって息切れ注意です。

 真鍋大度/比嘉了 happy halloween!
  カメラの前にすわって顔を隠すと
  スクリーンに映った自分の顔に怪しい変化が!
  ハロウィンにちなんだ仮想メイクを時間制限で楽しめます。

 宮本和奈 ミラボン
  自分の手で回転できるミラーボールのきらめきが
  部屋中に広がります。
  ふわふわした気分になって目が回りそうになります。

 森脇裕之 光の波紋
  光の基盤に手をかざすとふわふわ光が反応します。
  自分が手を出さなければ変化しないので、
  手を出す、参加する醍醐味。
  飽きるまでどうぞ、でした。



 この展覧会は体験アミューズメント美術館。
 期間限定で10月6日まで。
 並んでいる間も楽しめる方なら、家族や友達、デートにもどうぞ。

 特設サイトはこちら!
色々映像紹介されてます。

上野の森で彼岸花スポットに遭遇しました。





 こうして、従妹親子と楽しいファミリーな半日を
 過ごしてきたのでした。

 上野はとても近くて楽しいエリアだけれど
 まだまだ面白いところ沢山!
 ミケランジェロも来てますしね!


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