あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

今年のお正月は、なにやら。 

2009-01-30 22:19:52 | つらつら思うこと
年明け早々、我が家は風邪引き二人。
賑々しいところに出かけることはとても無理だった。
寝ている息子を置いて、
ご近所の神社に夫と二人でお参りして、
御神酒を引っかけた。

去年の暮れあたりからあべまつボーイのお腹が不調だった。
中学で色んなことが彼の回りで巻き起こっていた。
過剰反応で、お腹にきていた。
大学病院で精密検査。
結果を聞きに行く。
何事もなかった。
それでも彼のお腹はなかなか改善されず、
学校に行けない日々。
これが不登校への入り口か。
不安もあったけれど、実はそんなに焦らなかった。
私自身が中学の時、日光アレルギーになり、
毎日静脈注射を打ってもらい、
それからの登校が続いたことがあった。
夫も、時期は小学生だったが、
虚弱で養命酒を飲まされたことがあったとか。

成長期には、色々あるものだ。
弟も、虚弱体質で大変だったが、
今は高校の体育の先生ときてる。
何があってもどうにかなるものだ。
そのうち、ボーイの顔色も良くなり、
なんとかなりそうだ。
学校の環境は、のどかではないのだ。
彼の感じてきた様々を聞いて、
彼自身、しっかり自分を持っていることに
安心した。
変に真面目で、不器用な性格が、
体調を振り回したのかも知れない。
それさえ自覚できたから、大丈夫。
ふっきれたようだ。

そんな中、
心配していた人が思い掛けず早い旅立ちを迎えてしまった。
まだ50代なのに。
もっと、お話ししておけば良かった。
奥方とは、また落ち着いてから、
ゆっくり語ろうと思う。

一方、あべまつ自身も変化あり。
今年、乳ガン術後8年を迎えるに当たって、
主治医が秋頃に卒業を考えてみようという提案。
そんなに時が流れているのか。
今現在とても緩やかに生活できているから、
また病を得るような気がしていない。
主治医は、同じ年で、気安い。
行き急ぐようなガツガツした時間は
若い時だけで充分だと思った。
家族がいる今は、ゆっくり笑っていればいいのだ。
治療から卒業と聞いて、飛び上がるほど嬉しい!と
思わないのが不思議だった。
すでに、私の中では病から卒業している気分でいたから
なのかもしれない。

また、通っている草月では、
4級師範のお免状が届き、いよいよ雅号の
お名前も頂いた。
似つかない、綺麗な名前で、
気恥ずかしいのだが、
また違った面の活動を頂けたようで、
有り難かった。
これもご指導下さる先生のお陰。
これからも花を通して、
色んなチャレンジしてみたいと思った。

母は、腰痛で、杖をつきつつ我が家にやってきた。
そんな年かなと思うが、
父は今年喜寿を迎える。
母がいった。
息子は手がかかるけれど、そこがいいところよ。
母親を楽しむ、余裕すら感じさせる言葉に
一本やられた。

来月、母達は椿山荘にフラダンスの発表会。
今年は腰痛のためレッスンできないが、
もう、十数年続いているのだから、驚き。

そんなこんなで、
ばたばたとした1月が終わる。

私の回りでも様々なことが起き、
色んな気持ちが渦巻く。
花は咲き、散りゆく。

また、力を頂きつつ、前に。

大変だけれど、生きてるって、案外いいモンだな。

夫の五十肩が早く良く治りますように。
ボーイは、元気に爆睡しております。

なにごとも、なるようにしかならない。
焦ることは何もないのだ。それが私の信条。

来月はもうちょっと美術館にいる時間が
手に入るといいな。
ん~~~それと、どこか、旅したいな~~

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4 コメント

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なるようにしかならない (いしい)
2009-02-01 00:30:32
あべまつさんの「なにごとも、なるようにしかならない。焦ることは何もないのだ。」という言葉を私も時々自分に言い聞かせます。でも、煩悩がじゃまをします。50年以上も生きてくると、さすがにいろいろなことを考えるようになるものです。孔子は「四十にして惑わず。」などと言いましたがいまだに迷いっぱなし。ここ数年、道元の「正法眼蔵」に興味がわき、少しずつ読んでいます。難解で分からないことが多いのですが、時々はっとするような表現に出会います。
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いしい さま (あべまつ)
2009-02-01 21:46:15
こんばんは。
本当に次から次へ色んなことが起きます。
でも、抗ってみても仕方がないので、どうにかなるさ~方式です。
妙心寺から禅の話、また映画では中村勘太郎が道元になって今ちょっとした禅ブーム?
女性は現実的で、生活背負ってるから変に諦めがいいし、何とかなってるのでしょうね~
「正法眼蔵」を読む、スゴイことされてますね!私はもっぱら美術から元気をもらっています。
返信する
Unknown (いしい)
2009-02-01 23:01:28
道元の映画を早速見たのですが、「うーんどうかな」というところもありました。一人一人が道元にたいしてもつイメージが違うので仕方のないことなのかもしれません。
曹洞宗の寺を訪ねると、最低限必要なものの他は何もありません。実にすがすがしい空間がそこにはあります。美術品ではないのですが、僧堂におかれ、使い込まれたなにげない道具にも美しさを感じます。
今度私も時間を作って、妙心寺展に行ってみようと思っています。
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いしい さま (あべまつ)
2009-02-03 08:55:52
おはようございます。

我が家にインフルエンザA型が蔓延しており、
お返事遅くなりました。私も水曜日当たりに発症すると医者に宣告受けたのです~オヨヨ
現代人に志高く、世のため人のために生きる人の姿が新鮮なのではと、道元映画の出現を捉えています。そこまで透明でいられる人は、できる人にお任せして、アタシは道楽に生きます♪
妙心寺展は、禅とはちと遠いと思いますが、
奇想絵画追っかけには垂涎ものです。ぜひガツンとされてきて下さい。パワフルです。
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