あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

朝鮮王朝の絵画と日本・栃木県立美術館 その2

2008-12-22 16:42:21 | 美術展
朝鮮王朝の絵画の中で、「草虫図」というジャンルがあって、
その絵の屏風があった。
10曲1双のうち、一枚の絵しか図録では紹介されていなくて、
とても残念だったが、
栃木県立美術館のサイトになんと、こっそり紹介されていたので、
それをコピーしたもの。

屏風の仕立てもとても愛らしい。
10曲でひとかたまり、という構成も珍しく楽しい。
絵の位置も面白い。
バックの水色の紙も乙女チックだ。
色鮮やかな蝶や、真っ赤な実のスイカ、
その種を美味しそうに食べるネズミ達。
緑の葉が瑞々しい命を現している。
多分、女性為に子孫繁栄、
家内安寧、そんなことを願ったのではないだろうか?
あまりに繊細で可愛らしく美しいので、
顔を貼り付けて見てきた。

こんな愛しい屏風はなかなかない。
どんな人がこれを飾って暮らしていたのだろうか?
どこかのお姫様なのだろうか。

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