阿部ブログ

日々思うこと

三井越後屋が寄贈した藤岡諏訪神社の御神輿が日本橋デビュー

2013年05月10日 | 日記
明日5月11日から『神田祭り「神幸祭」(神田明神室一祭)』が始まる。

神田祭は、ご存じの通り「江戸総鎮守」の神田明神のお祭り。鎮座して1300年と言う神田明神は、神田、日本橋、秋葉原、八重洲、丸の内、大手町など108の町々の総氏神でもある。
過去ブログ「4年振りに神田祭が開催される」にも書いた通り、藤岡諏訪神社の御神輿が日本橋を渡御する。

藤岡諏訪神社の御神輿は、安永9年(1780年)、三井越後屋の三井八郎右衛門が、藤岡の諏訪神社に八坂様の男女一対の御輿を奉納したもの。当時の藤岡には関東各地から絹が集積する地で、三井越後屋は、藤岡町笛木町通りに店を構えていた。三井は、諏訪神社に御神輿だけでなく、1831年には大灯籠一式、1857年には水屋を奉納しており、如何に藤岡の絹が、三井越後屋の商売で重要だったかを物語っている。

御神輿は、日本橋三越本店1階に展示されている。それと通勤途上激写した。
       

御神輿は、木造金箔朱塗り、黒塗りで、方4尺2寸、二重高欄延屋根型で、江戸は人形町通長谷川町の仏師・安岡良運と安岡忠五郎の作。この御神輿が、233年振りに江戸に戻り、神田祭りに参加し、明日16時頃、日本橋付近から三井本館までを往復巡行する予定だ。
御神輿は、今日まで日本橋三越本店に展示されているので、お祭り前に御神輿を観るのもおつなものだろう。

※藤岡諏訪神社の御輿保存会のホームページはこちら

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