阿部ブログ

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ロシア海軍が史上初めて潜水艦からのミサイル攻撃を実施

2015年11月18日 | 雑感
ロシア海軍の通常型潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」が、ロシア海軍初めてとなる潜水艦からの巡行ミサイル攻撃を実施した。攻撃目標は、イスラム国のコマンドセンター、訓練キャンプ、駐屯地と弾薬庫など。巡行ミサイルは地中海から11月17日の早朝に発射された。
「ロストフ・ナ・ドヌー」は、黒海艦隊の所属で、プロジェクト06363潜水艦シリーズの2番艦で、所謂キロ級と呼ばれるクラス。同艦は、2011年11月21日に起工、2014年6月26日に進水している。

ロシアは、カスピ海小艦隊の艦艇からも、シリア国内のISをターゲットにした巡行ミサイル攻撃を行っているが、これも射程2500kmを誇る「タリブル」による初めての攻撃。ミサイルを発射しているのは、カスピ海小艦隊のミサイル搭載艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」、そして護衛艦「ダゲスタン」だ。
なかなか、実弾を打つ経験をする事は、ロシア海軍と言えども無いので、今回のシリアIS攻撃は海空将兵の士気を鼓舞するだろう。遠隔地に打ち込むので攻撃先の悲惨さを知ることは殆ど無いからだ。

シリアIS攻撃を行っているミサイル艦の最新鋭版のミサイル艦2隻が、クリミアのセヴァストーポリ港に到着。黒海艦隊の所属艦としての勤務が始まるが、シリア攻撃に参加する事は十分に考えられる。

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