阿部ブログ

日々思うこと

“うめちか” から 合成開口レーダーまで~徒然なるままに

2014年05月08日 | 雑感
GW最終日、久し振りに秋葉原にて、梅田地下街のパノラマビュー、個人情報保護法見直し、情報銀行や衛星データ利用などの話を聞いた。中々よい感じの内容で満足。
特に梅田地下街パノラマビューには関心。地下街を通る通行人を見事に削除したパノラマビューが簡易に作成できる。なんでも大阪・梅田周辺地下街は全長6.5kmあるようで、全エリアの撮影は終了との事。何でも撮影ポイントは約7000箇所らしい。また自動撮影ロボットも作って地下街に出動したとの事。「うめちかナビ」をご参照下さい。
折角、秋葉原にきたので電気街を徘徊。
                        
秋葉原を退いてからは、合成開口レーダー(SAR)の位置合わせ済みデータとフリーソフトを使って、インターフェログラムを作成し、コヒーレンスデータを生成。これから差分干渉処理を経て位相フィルタリング処理を実行。最後にオルソ処理をして、Google Earthに貼り付けて終わり。今はパソコンで簡単にInSAR処理が出来る便利な世の中だ。合成開口レーダーの処理ソフトは、簡単な登録が必要だが European Space Agency からダウンロード可能。

InSAR処理は、500km~700kmの軌道上にある合成開口レーダー衛星で観測した2つのレーダー波データを干渉させて位相情報の差を解析する技術。合成開口レーダーは、光学衛星とは違い昼夜を問わず観測可能で、レーダー故に雲の影響が一切ないと言う特徴を持つ。この為、次世代の情報収集衛星は、Xバンドの分解能30cm以下、多分この半分以下の分解性能を有する合成開口レーダーを搭載するだろう。因みに航空機搭載SARもある。独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が保有しているが、これは常時SARを搭載して待機している訳ではない。火山噴火とか東日本大震災など危機的な状況が発生した際に搭載して飛ばすと言う運用。地上設置型SARもあるらしいが、社会インフラ劣化観測などで使えそうだ。

さて帰り道、東京駅地下街で八重洲の語源となったヤン・ヨーステンの胸像を発見し、激写。
             

丸ビル横にあるオランダ船 「デ・リーフデ号」 ~鎖国でも中国とオランダとは交易した~

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