阿部ブログ

日々思うこと

イスラエル国防軍のガザ侵攻準備が進んでいる

2012年11月17日 | 日記
イスラエルの近隣諸国が配備する短距離ミサイルやロケット弾は10万発以上と推定されている。特にレバノンのヒズボラは、6万発のミサイルとロケット弾を保有しているとしており、4000発がテルアビブなどイスラエルの人口密集地帯に到達可能であるとも言われている。

ガザ地区にも1万発を超えるミサイルが秘匿されており、ハマスはテルアビブを射程におさめていると明言していたが、今回のガザからのロケット攻撃は、その能力があることを証明した事になる。

今回のガザからテルアビブ、エルサレム、それと原子炉施設のあるディモナなどの戦略目標に向けてロケット攻撃が行われたが、ハマスは100発発射したとしているが、イスラエル側は95発のロケットで、その内30発は対短距離ミサイル防衛システムが起動し捕捉・攻撃を行ったようだ。

イスラエルは直ちにガザを空爆して8か所のドローン製造施設と貯蔵庫を破壊した。
既にガザにおけるパレスチナ武装組織は、既に数千人規模の戦闘員がイスラエルの地上侵攻を待ち受けており、各パレスチナ武装組織は統合司令部を設置して徹底抗戦する意志を明確にしている。

イスラエル議会は予備役3万人の内1万6000人の召集を議決し、ガザ侵攻に参加する5個旅団はその準備を始め、11月15日にはゴラン高原で予定されていた機甲部隊演習を中止し、第7機甲旅団は南部に向けて移動を開始した。この機甲部隊の後をゴラニ旅団(対ゲリラ部隊のエゴス大隊含む)が追随している。

今回は、ガザ侵攻作戦の為に前述の5個旅団により南部司令部に「ガザ師団」が編成され、先のゴラニ旅団の他、クフィル旅団(シムション大隊含む)、2個機甲旅団と202空挺旅団から構成される。特に空挺部隊は、今年、空挺旅団全部隊による夜間の降下訓練が実施しており、ガザへの空挺降下作戦が実施される可能性が高い。

もしガザ師団が軍事侵攻する事になると2009年のガザ侵攻より双方で激しい戦闘が繰り広げられるだろう。

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