阿部ブログ

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イスラエル2007年9月5日のシリア原子炉爆撃作戦 Operation Orchardについて公表

2018年03月30日 | 雑感
イスラエルは、2007年9月5日に実施した、シリアが建設中の原子炉に対する爆撃作戦 Operation Orchardについて公表した。 この作戦は、シリアのレーダーサイトを欺瞞するサイバー攻撃を皮切りに、F-15×4機、F-16×4機により爆撃を実施し、ほぼ壊滅に近い形での破壊を行った。この原子炉の建設には、北朝鮮も関係していた。あれから十年以上経過した、今将に米朝首脳会談に向けて動いているが、北朝鮮は、交渉と並行して原子爆弾アセットと人材を海外に逃がしているとの観測あり。逃避先は、イラン、パキスタン、そしてシリア。
さて、今回イスラエルがOperation Orchard作戦について公表したのは、イスラエル空軍にF35が配備されたことが大きい。アルジャジーラは、イスラエルのF-35×2機が、クウェート上空を経てイランの領空まで侵入したと報じており、イスラエル空軍がステルス能力を得たことから、これまでの爆撃能力は更に研ぎ澄まされ、軍は自信を深めているのだろう。確かに、サイバー攻撃能力を観ても周辺国を圧倒しており、今後は、単なるサイバー攻撃ではなく、イスラエル8200部隊と空軍や地上部隊などとの連携作戦となるサイバー・フィジカル攻撃が現実のものとなろう。

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