1月8日夜・・・宿直です。
今回のGT50レストア大作戦の中盤に差し掛かりました。
色剥ぎ作業の終わったタンク・・・本当は全部剥ぎませんでした、大先輩の意見を聞きました、「デカールと薄皮1枚を剥し1000番のペーパーで水研ぎしたんでいいんじゃないか、そしてその上から色を噴けばOKだろう」「どうせブラックを塗るのだったら無駄な時間をかけるな」
なるほどなるほど・・・この年代のバイク君の塗装はたしかにすごいです、XTのときにやってもやっても剥れずに、手が痛いよー!と泣いた思いでもありますし、先輩にはさからえませんし・・・(笑)
デカール部分はきれいに剥ぎ取りましたがあとはそのままです、そして色を噴きまくりました。
先輩が見ていて言いました・・・「さすがに3回目になると、おまえでも上手くなるもんだな噴く、乾かす、研ぐの間隔がなかなかいいぞ!」
へへへ!褒められました、で調子に乗って半日かけて仕上げました。
ここで私らしさが出ました・・・そうです、タンクの中のサビ落としをすることを忘れていました。
本当は、一番面倒くさそうな塗装を剥いで、サンポールで中のサビを取り、サビ止めを施した後、時間をかけて完璧に塗装の順番だったのですが・・・。
つい先輩の褒め言葉に浮かれてしまい順番を忘れちゃいました。
時間をかけて完璧な塗装をしたタンクに、「こぼれるなよ・・・」と祈りながらサンポール液を入れ、「指紋が付くんじゃないよ・・・」と祈りながら上下左右に振り回しました。
振り回したんです、ゼーゼー!・・・(苦しい)
しょせん4リットルといっても満タンの水+サンポール・・・それを調子のいい歌にあわせながら、先輩の帰った後のシーンと静まり返った薄暗い倉庫の中でバレリーナのごとく踊りながら振り回すのですからたまりません、完璧でなかった目張りタンクストレーナーとタンクキャップの隙間からペェッ!ペェッ!と液が飛び出していたのです、それに気づいたのは、突然手の甲がジーンと火傷したような痛みにとらわれたからです、漏れでたサンポール=酸でした。
明るい電気の下で見てみると、タンクには点々と白い痕が付いていました。
鉄をも溶かす強酸液が出来上がったばかりのタンクを襲ったのですエッ!と思ったときにはすでに遅く・・・(涙)
上の写真4枚は、サビ落とし前の段階まで出来上がっていた写真です、私の感性で作ったデカールです。
もう一度やり直しの塗装作業ですね、来週に回します・・・疲れましたから