2012.09.15 深夜
会社に置いたままになっているXT250君遂に家へともって帰ります。
フフフ!只軽トラに積んでの牽引では面白くないので、次男とゴソゴソ・・・???
OK!乗ってきました!!
車に次男、XT君に私が乗って46km引っ張って帰ります、さてさてどんなドラマが生まれるか楽しみです。
14日午後10時30分闇夜の中でXT君と車との連結完了!
自宅までの帰宅コースは曲がり角が少なく、交通量の少ない裏道を抜けるようにします
私はヘルメットの中に、次男君はダッシュボードにインカム設置これで常に二人で情報交換しながら走行できます。
追突防止の為100均ダイソーで購入した2個の点滅機能付き自転車用ランプ(単三2本で8時間点灯します)を後方ウインカーに吊り下げます。
ロープの長さは車1.5台分しかし走り出してすぐに短すぎることが判明車2台分の間隔を取りました。
走り出し10分もすると身体が乗り方を憶えます・・・まったくの静けさの深夜、堤防沿いの道を黙々と引かれます。
聞こえてくるのはXT君のタイヤがスルスルと回るかすかな響きだけです。
ただビックリしたのはエンジンをかけてなくて、ニュートラルで引っ張られているだけなのにバッテリーが充電されているんです。
2、3km走っただけでキーを入れると緑色のニュートラルランプが明るく輝きその状態でウインカーランプまで点滅しますしライトオンにすると暗いながらもヘッドライトがついてリアランプも点いています。
よしよし!ラッキーですこれで後から追突される危険性がまた減りました。
防府新大橋で大道に入りローソンで一度目の休憩。ここまでで約15km
タバコを吸っているとパトカー参上!
・・・・・・・・・・・・・・・・ポリスさんが二人降りてきました???
私 「どうかされましたか」 ポリスAさん 「いえ、見たことのない牽引を見たものですから」
私 「違法なんでしょうか?」
ポリスAさん 「・・・・・ ・・・・いや、その・・・とりあえず本庁に確認します、お待ちください」
私 タバコに火をつけて「お待ちくださいですか・・・」
盛んにバイクを覗き込んでいるパリスBさん・・・
私 「何か違法なんですか?」
ポリスBさん 「いえ私もバイク好きなものですから・・・セロー250に乗っています、こ、これはヤマハのバイクですよねXTって書いてありますし?こんな型見たことないんですが・・・」
年のころ20歳少しこえた感じの若々しいポリスさんです、1980年生まれのXT君より若々しいんですね、相方のポリスAさんがパトカーからなかなか出てきません、あちらコチラに連絡をされているみたいです。
ポリスBさんにXT250 3y5のお話をしてあげました 1980年当時ヤマハが「空飛ぶサスペンション」をつけて本気で売り出したこと。
でもその時期は各社DOHCへと移る、ちょうど時期だったこと、仕方無しにヤマハは1983年、DOHCエンジンをつけた250Tに移行したこと・・・・そのために走っている台数の少ないこと・・・・
職業病なんでしょうか手帳に・・・XT・・・ヤマハ、1980年、DOHC、OHCなどと黙々と書き写しています。
約30分後ポリスAさんが出てきました、「私たちはこれで帰ります、いやぁ本庁に確認したんですが(想定外)のことなので捕まえるな、後がややこしくなる、見なかったことにしろ・・・の一点張りでしてね」 「まあ私から個人的にですが、ここに置いて変えられたほうが安全かと、コンビニのオーナーには私から言っておきますから」
私 「いろいろとありがとうございます、でも引っ張って帰ります」
お互い笑いながら握手をして右と左に分かれました。
秋穂大橋のあたりで深夜0時をこえました、インカムからたまに「大丈夫か~」と次男の声が響きます
夜露にぬれた身体に心地よい風を受けながら静かに30km以下で引かれます「ドナドナドーナー・・・」うたが口をついて出ます、でも引かれていく地は再生の場です、新エンジンの待つ自宅です。
午前1時36分すべるように自宅に帰り着きました。