2012年11月29日（木）
凍てつく朝！なにを思ったか気が付けばXT君に乗って会社への道を凍えながら走っていました。
そうなんです、前々回の宿直時にエンジンガードのサビ取り＋サビ止めサーフ＋シルバー塗装をやっていました。
待つこと７日完全に乾いています、しかし物は会社にあるんです行かなければ取り付けられません。
ここ１週間ばかり一気に押し寄せてきた寒気に恐れをなしたのとバッテリーの「落ちない取り付け方法」に悩んだのとで乗ってないんです。
しかし完成したエンジンガードを見ていると、やはり早く取り付けねばとの強迫観念に襲われ・・・今日を迎えました。
で！気が付けば震えながら走っている自分がいました・・・
到着後すぐに取り付けてホクホクですが身体は震えが止まりませんしかしやはりエンジンガードのないエンジンはなんとなく間が抜けていましたから、寒い中XT君できたおかげで取り付けられました。
しかしです後輩君にはこう言われました「・・・先輩、エンジンガードの方を車で積んで帰ったほうがよかったじゃあないですか？」
・・・・・・・・・・・たしかに・・・
３日前、いつもの通り気持ちよくXT２５０君で仕事から帰宅途中の午後の出来事です・・・
そろそろ暗くなってゆく時刻、後から追い上げてきたダイハツムーブ・・・
横に並ばれました、助手席の窓がスルスルと開いて可愛い女の子が何か叫んでいます。
ラッキーです！路肩に止まりました、誰だろうかあんな可愛い子・・・私に声をかけてきたんだから心はルンルン気分！
下りてこられましたそして・・・ジーッと私の目を見つめ愛をささやくかのように小さな声で・・・
「バイクの横から何か落ちましたよ、四角いもので落ちたとたんに割れて水が飛び散っていましたよ、けして私が踏んだんから割れた和気ではないですよ・・・」
えっ！意味がよくわかりませんが・・・
XT君の側面を見ました、サイドカバーが下部がパカパカ開いています、手をつつ込んで見ました・・・そこにあるべきものがありません。
そうですバッテリーさんがいません、落ちたんです！
XTくんはサイドカバーの止める部分が２箇所とも破損しているために、カバー上部をインシュレターでフレームに縛り
下部は作業効率を考え軽く押し込むとパカッと開くようにしていました、
バッテリー本体はゴムの押さえで止まっているはずと・・・
そうですゴムの押さえはありました前の引っ掛けの部分が外れて後部だけ掛かった状態でフラフラと揺れていました。
彼女から落ち着いて話を聞きました、約１ｋｍ手前でのこと信号待ちから発進して１０ｍくらいで前にいたバイクの側面からなにかが落ちた・・・と思ったら割れて飛び散ったらしいです、女の子はハンドルを切ったんだけれど、タイヤが乗り上げてその物体は砕け散ったらしいです。
女の子はビックリしてとにかく私を捕まえて報告しようと走ってきたらしいんです。
まだ１８くらいの女の子です、私は「すいませんビックリされたでしょう、あなたが悪いのではないですから気にせずにお帰りください、ご迷惑をおかけしました」と謝ってから踏んだタイヤを見ておきました、パンクでもしていたら大変ですから・・・
とりあえず泣きべそをかいていた子が笑ってくれたので良かったです。
彼女から聞いた場所まで引き返して見ました、XT君はこういうときに便利です、バッテリーがなくても楽々キックでエンジンが掛かりますからね。
見つけました落ちて割れて砕けた１２ｖバッテリーさん、完全破損です。
そしてヤオフクで新たに発注して今日届きました
新バッテリー12V YB3L-B_T.E.
今日の標語
『完璧にバッテリーを車体に固定しましょう』
突然の休み、天気は晴れ、玄関に出てみると・・・思ったよりも寒くない！
昨日山口県の奥のほうで雪が降ったらしいです、我が家の自家用車も昨夜スタットレスタイヤに交換しましたしXT２５０君のハンドルにはいつもの「冬用おじさんカバー」をつけましたみんな冬支度完了です。
現在のXT君はリヤに１７インチ＋GP110です、こんなこともあろうかと磨いてタイヤをつけていつでもポン付けできるようにしておきました３分山ですがとりあえず走れます、１８インチ＋D６０４のパンク修理はチーフメカのFumi君が私が会社に行っている間に修理しておいてくれています。
ということで、この晩秋の最後の紅葉を見に美祢から長門市へと向かいました。
コースは・・・美祢→長門→千畳敷→二位の浜→黄波戸漁港→大寧寺
風が強くて二位の浜では波がすごかったです、大寧寺で今年の最後の紅葉を見ようとたくさんの観光客が押し寄せていました。
一昨日の夜の宿直時、XT君の横にいすを持ってきて寝る前にタバコを吸っていました、何気なく後タイヤを眺めながら２本目のタバコを吸おうと火をつけたときに・・・？何かが光りました？？？
手でなぜてみます・・・暗闇の中でもわかりました、釘です！
真っ直ぐに入り込んでいます、でも空気は抜けてはいません・・・
釘の頭の擦り減りぐあいから昨日今日刺さったんではなさそうです、でも完全に真っ直ぐ綺麗に入ったことからその釘のお陰で空気穴がふさがれているみたいです。
そのまま走って帰ってきました・・・大丈夫でしたよ、そしてプライヤーで挟んで抜きました。
プッシューーーーー！
直径１ｍｍ長さ２ｃｍの釘です、頭の部分は完全につぶれてありません。
とりあえず明日はスーパーカブのチビちゃんで会社に行きます。
近場の紅葉観賞のため選んだのは、東行庵「もみじ谷」、東行庵は高杉晋作の墓所です。
早くにきましたから観光客は誰もいません明るい日に照らされて静にざわめいています、赤や黄色に緑が溶け込んだ風景。
日本の美・・・こんな幸せが永久に続きますように。
早朝のいっときを目眩がするほどの紅葉に包まれて、心も身体も共にリフレッシュされました。
そして豊田町華山へ向かいますいつものコースで「徳仙の滝」・・・
そしてぐんぐん上り「華山」山頂を目指します、山頂にXT君を停めてはるかに眼下に霞む豊田の町を眺めます
「樹下（じゅか）の二人
あれが阿多多羅山（あたたらやま）
あの光るのが阿武隈川（あぶくまがわ）
こうやって言葉すくなに坐っていると、
うっとりねむるような頭の中に、
ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡ります。
この大きな冬の始めの野山の中に、
あなたと二人静かに燃えて手を組んでいるよろこびを、
下を見ているあの白い雲にかくすのは止しませう。
高村光太郎の「樹下の二人」を口ずさみながらしばらくは、人間世界を忘れて「うっとりとねむるような頭で」深山幽谷を楽しみました。
