山里に暮らしていると獣たちとの遭遇は度々ですが、
普段は人と動物の境界があって相互不干渉です。
鹿や猿の群れはこの辺りに生息しておらず熊もまだ来ていない。
ただ猪だけは田畑を日常的に荒らす存在で対策せねばならない。
集落内では電気柵や柵をいとも簡単に破られ、
稲刈り直前の田んぼが荒らされたと聞く。
このところ猪が家の横まで来ているのを発見し、
その進入路を電気柵で強化してきたところだが、
この一週間の様子です。
獣カメラに映っていたのは違った動物でした。
画面真ん中あたりに写る細長い動物だが、
猪ではなく狐のようです。
先日鼬に遭遇したがこれは狐でしょう。
この一件だけでその後は猪に入られていない。
進入口辺りはかなり対策を強化した。
左の土手から飛び越えたり、
ウリ坊は電気柵の間をすり抜けていたので、
電気柵の間隔を細かくして4段にし、
上段には紐類で4段にして設置した。
これですり抜けることも飛び越えることも諦めたようです。
柵で動物の進入を防いでいるが、
よくよく考えてみれば人間が檻の中で暮らしているのと同じです。
これは普段の動物園とは真逆の情景で、
人間がパンダを見て喜んでいるように、
動物たちが人間どもを見て楽しんでいるようだ。
< 柵のつもりが実は人が檻の中 >