昨晩の講習は、獣医師の主催する学会が主催するようなもので、全国各地で行っているものです。
「腫瘍外科の総論」がテーマでした。
最近は腫瘍性疾患が動物医療の世界でも重要なテーマであり、難しい腫瘍でも根治手術のための取り組みが行われています。
特に問題なのが、肥満細胞腫や繊維肉腫、扁平上皮癌でどれも根治手術も相当な技術を要するので、大学病院にお願いすることが多いのですが、診断と予後は一般の獣医師もある程度は方向性を飼い主さんに説明することが必要になってきます。
腫瘍の根治はほとんどが外科的処置によるのもです。
この場合、如何にサージカルマージンを取るのかによります。
筋膜などのバリアー機能をもつ生体組織もろとも出来限りマージンを広く取ることが大事です。
その結果、顔面部にできた腫瘍の切除により、舌の半分以上や下顎の半分以上が失われたりすることもあるのですが、犬の場合はなんとか食べることは大丈夫なようです。
これが猫になると、舌でも半分以上失われたら(扁平上皮癌)採食が困難になり、胃瘻チューブを装着しなくてはなりません。
兎に角、広いマージンが要求されるのです。
そのために、多少の機能障害があっても飼い主さんの希望があれば根治手術を行い、多少顔がおかしくなっても案外犬の場合は兵器のようです。
しかし、これらの積極的手術もCTシキャン診断装置がないと無理です。
どこまで切っていいかわからないからです。
昨日は久々の腫瘍論にカルチャーショックでした。
「腫瘍外科の総論」がテーマでした。
最近は腫瘍性疾患が動物医療の世界でも重要なテーマであり、難しい腫瘍でも根治手術のための取り組みが行われています。
特に問題なのが、肥満細胞腫や繊維肉腫、扁平上皮癌でどれも根治手術も相当な技術を要するので、大学病院にお願いすることが多いのですが、診断と予後は一般の獣医師もある程度は方向性を飼い主さんに説明することが必要になってきます。
腫瘍の根治はほとんどが外科的処置によるのもです。
この場合、如何にサージカルマージンを取るのかによります。
筋膜などのバリアー機能をもつ生体組織もろとも出来限りマージンを広く取ることが大事です。
その結果、顔面部にできた腫瘍の切除により、舌の半分以上や下顎の半分以上が失われたりすることもあるのですが、犬の場合はなんとか食べることは大丈夫なようです。
これが猫になると、舌でも半分以上失われたら(扁平上皮癌)採食が困難になり、胃瘻チューブを装着しなくてはなりません。
兎に角、広いマージンが要求されるのです。
そのために、多少の機能障害があっても飼い主さんの希望があれば根治手術を行い、多少顔がおかしくなっても案外犬の場合は兵器のようです。
しかし、これらの積極的手術もCTシキャン診断装置がないと無理です。
どこまで切っていいかわからないからです。
昨日は久々の腫瘍論にカルチャーショックでした。