日本男道記

ある日本男子の生き様

京都二十四節気 そのニ十 小雪

2011年09月23日 | 京都二十四節気
京都二十四節気 そのニ十 小雪
僅かながら雪が降り始める頃 新暦十一月ニ十三日~十ニ月六日(頃)
もののあはれ(小雪の自然)

自然など外界の事物にふれ、何とはなしに生じるしみじみとした情趣が哀感を、「もののあはれ」といいます。これは、江戸時代の国学者・本居宣長が提唱した美的概念で、『源氏物語』をはじめとする平安文学に日本人独特の美意識を発見したことがきっかけでした。秋の落葉は、古来、日本人が「もののあはれ」を感じてきたものの一つです。萌え出れば、やがて色づき舞い落ちる。この木々のさだめに、人々は一瞬の輝きの美しさ、はかなさ、世の無常を感じ、時には自らの人生と重ね合わせ、心を揺り動かされてきました。.
新嘗祭(小雪の生活)

農耕を主たる生活手段としていた日本人は、自然のあらゆるものに神を見出し、豊かな実りに感謝して暮らしていました。新嘗祭は、そんな昔の人々が、一年で最も大切にしていた祭事の一つです。その年の収穫を天皇が神々にお供えし、自らも食して感謝するもので、この儀式が終わるまでは、誰も新米を食べることはなかったといわれます。戦後、新嘗祭が行われていた11月23日は「勤労感謝の日」となりました。懸命に働く人々への感謝とともに、豊穣をもたらしてくれる自然への感謝の心も忘れたくないものです。
コンセプト
四季のある国、日本。
桜が咲くこと、雨が降ること、紅葉が散ること、そして雪が降ること。
日本人は、その美しい自然の変化を、つい百年前まで、二十四の季節に分け見つめてきました。
私たち日本人が使ってきた旧暦の中では二十四の季節に沿った年中行事や風習と共に、風雅な暮らしを楽しむ工夫や知恵がありました。
それと同時に、永遠にめぐる四季の中で移ろい変わっていくものと、その変化の裏にある不変のものを感じとってきたのです。
新しいものがあふれていく現代社会のなかで古くから日本にある伝統を見つめなおすことそれは、移ろう季節のなかから不変のものをみつけだすことと似ています。
ますます季節感が失われていくなかで、二十四節気の暦をつうじて自然の変化を敏感に感じとれる繊細な感性と伝統の素晴らしさとそれとともにある大切な文化を伝えていきたいと思います。
その四季折々の美しさに触れるとき、自然のなかから生まれてくるこの国の美しさを改めて見つめ、「美」と「伝統」にめぐり逢える誇りとよろこびを共にしていきたいと思います。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
小雪 (地理佐渡..)
2011-09-23 20:27:10
こんばんは。

佐渡へと戻りました。今回は小雪。
そうかぁ、雪ならたぶん10月末
とか11月初旬に一度二度。たぶん
お示しの時期より、少し佐渡・越
後は早いです。今日は秋分。あと一
月もしますと、霙なんかを見るよう
な気がします。

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Re:小雪 (日本男道記 )
2011-09-23 20:40:55
こんばんは!

お疲れ様です。佐渡へ戻られましたか?
ご実家のお手伝いでしょうか。

今日は秋を感じさせる一日でした。

この京都二十四節気も週一回のペースですの何時も間のか実際の季節を追い抜いてしまいました。
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