3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

Mechanical Animal

2009-03-26 00:02:54 | 
仕事中に一人で泣きそうになってた今日。

また、いつもの著作権申請で、
前は印税報告書の作成って言う業務の次に嫌いだった。

けど、最近は楽しい。
コネが広がってくし、
何より本に詳しくなる。
純粋に。

今日、とある小中学校の国語科教師向けの教育書の
転載をしなくてはいけなかったんだけど。

で、その作品の中の一つに、
『かわいそうな象』って作品があって。

もちろん幼い頃に読んだ事あるし、
知ってる話なんだけど、
内容も覚えてはいるんだけど、

今、じっくりと読むとね、
泣けるよ。

今日読んだのは絵本なんだけど、

毒を入れた餌をあげても象たちは吐き出してしまう。
本能でわかるんでしょうか。

餓死寸前の象たちが
餌を貰うため必死に芸とかしているとことか、
本当にやばい。

転載の申請中に一人でゲラ見ながら、
涙ぐんでる奴がいたら回りは不審に思うな。

ってことで近々、上野動物園にいってきます。
戦争が終わったのってたかだか60年前だもんな。

今はそんな悲しい歴史の痕跡は、
何も残ってないだろうけど。

あ、動物で思い出した。
ロンサム・ジョージって知ってます?

てかガラパゴスゾウガメって知ってます?

ってかガラパゴス諸島は知ってると思う。
世界自然遺産で超有名。

そこにいるゾウガメの一種です。

その中の、
亜種ピンタゾウガメってのに凄い悲しい、
切ないストーリーがあるんです。

ピンタゾウガメは長らく絶滅したと思われていたが、
1971年に再発見され、ジョージと名づけられ、
現在はチャールズ・ダーウィン研究所で飼育されている。
事実上最後の一頭であり、ロンサム・ジョージと呼ばれている。
(またウィキぺディァから引っ張ってきた、めんどくさいから)

何が凄いって、
そいつが最後の一匹なんだよ。

絶滅種の最後の一匹。

世界で存在しうる最後の一匹。

コレは凄くないですか。
切ないくもあり、儚くもあり、悲しくもある。

コイツが発見されるまで、
コイツはずっと一人だったらしい。
だから、ロンサムって言われてるんだそう。

つまりは最後から二匹目が死んじゃってから、
コイツは地球上で種の最後の一匹として、
ずっと生きてきたってことだ。

しかもゾウガメの寿命は人間より長いので、
年数も人間に換算していただいて、問題ない。

もちろん、彼はそんな事実を知る由もないだろうが、
客観的に見るとそれは果てしなく悲しいことであると思う。

地球上で仲間が死滅した中、
たった一人で生きてきた事実を知らなくてよかったと思う。



おしまい。



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