3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

バベルの塔とブルーシート

2008-05-25 02:16:21 | 
本日は(っていってももう昨日か)
大いに睡眠をとり、
本を読み勉強をしただけなので、日記に書くようなことがない。
なので、金曜日の続きを書こうと思う。

昨日の日記にあるように、
金曜日は面接を受けに新宿に行ったのだが、
面接が終わった後、
新宿に不慣れな俺は少し新宿を散歩した。

まず新宿に降り立って驚いたのが、
あの西新宿の超高層ビル群の圧倒的な存在感である。
圧倒された。
俺は田舎の中学生か。




そしてさらに奥に進み、
新宿中央公園を目指す。


その途中の損保ジャパンのビルと
建設途中の東京モード学園のビルがヤバイ。
特に東京モード学園のビルはお洒落だった。
流石デザイン系の学校だけあるわ。


校舎もお洒落なんだな。
てか俺は始めて東京に来た田舎者丸出しだ。


そしてさらに奥に進むと、
新宿の交差点には似合わない、
その空間だけ美術館のようなあの「LOVE」オブジェが。



写真を撮ろうとカメラを構えたが、
ある女性が交差点の信号が変わろうとしていたのか、
走ってきたが、俺がカメラ構えていたため、
一旦止ってくれた。
俺はお辞儀した。
東京の人のふとしたやさしさを感じた。

そしてさらに奥に進むと、
見えてきました。


バベルの塔が。
都庁である。
始めて目の前まで行ったが、でっかいんですね、都庁って。
正に天に届かんばかりの塔だった。


其の日偶然めがねだったので。


そして念願の新宿中央公園に到着。


入り口の広場にて。


公園内。


公園内の滝。ここは随分と涼しげでした。


新宿中央公園内、熊野神社にて。
俺の鞄とスーツのジャケットが寂しげに佇む。




あのような緑が多い牧歌的空間の中、
ふと空を見上げれば東京最大級のビルが見える。
なんとも不思議な光景であった。

そして目に付くのは多くのビニールシートとダンボール。

眠らない街新宿という言葉をよく耳にするが、
その中に住んでいるだろう彼らは眠っているように見えた。

漫画「ホムンクルス」では無いが、
ここまで見下ろす側の人間と、
見上げる側の人間が
はっきりと区別されているような空間も珍しいであろう。

俺はあの時、見下ろされる側の人間であった。

スーツ姿でカメラ片手にふらふらと。
時にタバコを吸いながら彷徨っていた。

俺が今居る場所は見下ろされる側だ。
見上げる側だ。

別に高層ビルのオフィスで働きたいなんて思っているわけではないが、
ここまで極端な
人間の生きている場所の差別化を目の当たりにして
少し新宿という街の一角が見えた気がした。

そしてそんなことを考えながらも、
俺はただただその高層ビルに、
圧倒されるばかりであった。