バーミリオン小隊小隊長一条輝。
先日のカムジンとの戦闘でダイダロスアタックのデストロイド部隊のミサイルの誤射で機体を撃墜されて負傷した。
未沙の焦りからこのような事態が起こったのでマクロス内部の上層部では軍法会議に処せよと言う意見が続出した。
その意見に対しグローバル艦長は不問とし未沙に責任を大きく負わせる事はしなかった。
マクロス上層部の幹部たちは不満を持ちつつもグローバルの処置に従う事を渋々決めた。
桐原中尉「早瀬大尉はどうしたんだろうか?」
滝田英史「さぁないつも冷静な大尉らしからぬミスだが・・・・よっぽど大きな事が起きたんだろうな。」
桐原中尉「だが戦闘機乗りとしては味方から背後を狙われる事は忍びないな・・・・・・げっ・・・・ジョーカー」
桐原と滝田はトランプ遊びをしながら未沙のミスについて語り合っていた。
いつもは冷静である未沙と言う事を知っている二人は何かあったのだろうと推測するが・・・・
結局パイロットである二人からすれば理由よりも背後から味方に撃たれないかの心配をする。
艦載機のパイロットは背後にいる守るべきかつ帰る場所の味方がいるからこそ戦えるような物である。
その味方が背後から誤射してきたらとても心配でしょうがない。
マックス「二人ともまたトランプをしているんですか?」
桐原中尉「おっマックスか?そうだよ、トランプをしてんさ。」
マックス「でもお金を賭けるのは忍びないな~まるで従兄弟のジョニーのようだ。」
滝田英史「ジーナス、一つ言っておくが戦場の合間に金を賭けないギャンブルはギャンブルじゃねぇんだよ。金を賭けたっていいじゃないか!!」
マックス「それは聞いた事がないですよ。」
負傷した輝の部下マックスことマクシミリアン・ジーナスが桐原と滝田のギャンブルしている処に首を突っ込んでくる。
いつも一緒にいる柿崎速雄はロイを突き合わせてステーキを食べに行っているらしい。
自分の隊長が負傷しているのにいい気なもんだ。
と言っているギャンブルをしている俺たちも人の事を言える事ではないが。
桐原中尉「そういえばマックス。」
マックス「なんでしょうか?中尉?」
桐原中尉「佐枝子見なかったか?」
マックス「三浦少尉ですか?今食堂で食事していると思いますが・・・・それが・・・・・・」
桐原中尉「この前喧嘩して謝りたいと思ってね・・・・」
桐原はこの際、戦闘前に起きた写真事件で起こってしまった事を謝ろうと考えていた。
あれ以来佐枝子と全然話さなくなってしまった。
このままではまずいと思い、この際謝ろうと本気で思った。
自分が怒って以降、佐枝子は元気を失ってしまった。
その様子を見ているとなんとなく申し訳なくなってしまった。
だから謝らないと気が済まないと・・・・・・・
本当に許してくれるかどうかは分からないが・・・・・・・
【マクロス内市街地】
マクロス艦内に所在する市街地、桐原はカフェで佐枝子を呼び出した。
いつも制服だが、今回は私服での会合である。
桐原はコーヒーを飲みながら佐枝子を待つ。
佐枝子に関してはイェルが電話で伝えるとの事。
コーヒーを飲む中で桐原はこんな事を思っていた。
ーあの時物凄い怒り方をしたからな、佐枝子や早瀬大尉に当たるつもりはないが・・・
ー結果的に当ててしまい、傷つけてしまった。
ーできるならば謝らないと・・・・・
と佐枝子や未沙にしてしまった事を深く反省していた。
感情的になってしまった事、恐怖を与えてしまった事を・・・・
三浦佐枝子「待たせたかな?」
桐原中尉「佐枝子・・・・・」
三浦佐枝子「あなたがこの場を設けた事はありがたいわ。」
すると私服姿の佐枝子がカフェの中に入ってくる。
ビジネススタイルのすっきりとした服装。
まるで怒っている風には見えず、いつもの佐枝子。
桐原中尉「実は単刀直入なんだが、この前の事を謝ろうと・・・・・」
三浦佐枝子「とんでもない、むしろ謝るのは私の方なのに・・・・」
桐原中尉「なぜ佐枝子が謝る?悪いのは俺なのに・・・」
三浦佐枝子「いやあの時、茂人の気持ちを分かっていなかったから。」
佐枝子に謝る桐原であったが逆に謝ってきたのは佐枝子だった。
謝る理由は気持ちを理解していなかった事。
そして家族に安否の手紙を届けられなかった桐原をフォローする事ができなかった事。
その事を悔やんで元気がでなかったとの事。
三浦佐枝子「私は最低な女よ何もできない・・・・・・・・」
桐原中尉「佐枝子は最低な女じゃない、感情を抑える事のできなかった俺も悪い。」
すすり泣く佐枝子を桐原は優しく頭を撫でる。
そんな桐原の目から涙が流れている。
女を泣かせた事とこんな風に謝らせた事を悔やんで。
丁度この場に誰もいなくこの事実は二人しか知らない。
【ゼントラーディ軍ラプラミズ直衛艦隊】
作戦を終了したミリアはカムジンを呼び出し今回の独断善行の説教をしていた。
カムジンは不機嫌そうな顔をしながらミリアを睨みながら逆切れをする。
カムジン「てやんでい! きさま、なんの資格があって俺に説教たれるんだっ!」
ミリア「わたしは、戦士として恥を知ったほうがいいといっているのだ。」
カムジン「ふん、あとからのこのこ戦線に出てきて、かっこつけるなってんだ。」
ミリア「ふん、そこで大口たたいていられるのも、私たちがお前を海から拾いあげてやったからだということを、忘れるな。」
ミリアはカムジンを見下すような顔をしながら恥と言う物について語る。
それは返ってカムジンを逆上させる事になるがミリアは余裕を持っている。
どうせ自力で帰還するだけの事を考えていなかった事を・・・・
カムジンは事実だと言う事を若干認めるが・・・・・
このまま言われっぱなしで済む男ではない。
ミリアを挑発し後の歴史に影響を与えるような事を言う。
カムジン「黙れっ!! 誰にも負けたことがないのがおまえさんの自慢らしいがな、だったら教えといてやる。マクロスのなかにもすご腕が一人いるってことをな!」
ミリア「マクロスのなかにすご腕が? 面白い、相手になってやる。」
カムジン「余裕だなぁだがお前さんにはちと無理じゃねぇのか?」
ミリア「まさか私は撃墜王だろ、最近面白くない相手ばっかりだったから面白いと言っている。無理ではないさ。」
ミリアはマイクローンの凄腕エースの存在に興味を持つ。
以前マイクローンスパイ輸送の任の時、見どころのあるパイロットがいたのを知っている。
まさかそいつらではないかとミリアは思う。
ふっとニヤけると・・・・・・
ミリア「まぁ私の敵ではないのは間違いない。」
と宣言した。
だがこの宣言は後に覆される事になろうとはこの時ミリアは知らなかった。
先日のカムジンとの戦闘でダイダロスアタックのデストロイド部隊のミサイルの誤射で機体を撃墜されて負傷した。
未沙の焦りからこのような事態が起こったのでマクロス内部の上層部では軍法会議に処せよと言う意見が続出した。
その意見に対しグローバル艦長は不問とし未沙に責任を大きく負わせる事はしなかった。
マクロス上層部の幹部たちは不満を持ちつつもグローバルの処置に従う事を渋々決めた。
桐原中尉「早瀬大尉はどうしたんだろうか?」
滝田英史「さぁないつも冷静な大尉らしからぬミスだが・・・・よっぽど大きな事が起きたんだろうな。」
桐原中尉「だが戦闘機乗りとしては味方から背後を狙われる事は忍びないな・・・・・・げっ・・・・ジョーカー」
桐原と滝田はトランプ遊びをしながら未沙のミスについて語り合っていた。
いつもは冷静である未沙と言う事を知っている二人は何かあったのだろうと推測するが・・・・
結局パイロットである二人からすれば理由よりも背後から味方に撃たれないかの心配をする。
艦載機のパイロットは背後にいる守るべきかつ帰る場所の味方がいるからこそ戦えるような物である。
その味方が背後から誤射してきたらとても心配でしょうがない。
マックス「二人ともまたトランプをしているんですか?」
桐原中尉「おっマックスか?そうだよ、トランプをしてんさ。」
マックス「でもお金を賭けるのは忍びないな~まるで従兄弟のジョニーのようだ。」
滝田英史「ジーナス、一つ言っておくが戦場の合間に金を賭けないギャンブルはギャンブルじゃねぇんだよ。金を賭けたっていいじゃないか!!」
マックス「それは聞いた事がないですよ。」
負傷した輝の部下マックスことマクシミリアン・ジーナスが桐原と滝田のギャンブルしている処に首を突っ込んでくる。
いつも一緒にいる柿崎速雄はロイを突き合わせてステーキを食べに行っているらしい。
自分の隊長が負傷しているのにいい気なもんだ。
と言っているギャンブルをしている俺たちも人の事を言える事ではないが。
桐原中尉「そういえばマックス。」
マックス「なんでしょうか?中尉?」
桐原中尉「佐枝子見なかったか?」
マックス「三浦少尉ですか?今食堂で食事していると思いますが・・・・それが・・・・・・」
桐原中尉「この前喧嘩して謝りたいと思ってね・・・・」
桐原はこの際、戦闘前に起きた写真事件で起こってしまった事を謝ろうと考えていた。
あれ以来佐枝子と全然話さなくなってしまった。
このままではまずいと思い、この際謝ろうと本気で思った。
自分が怒って以降、佐枝子は元気を失ってしまった。
その様子を見ているとなんとなく申し訳なくなってしまった。
だから謝らないと気が済まないと・・・・・・・
本当に許してくれるかどうかは分からないが・・・・・・・
【マクロス内市街地】
マクロス艦内に所在する市街地、桐原はカフェで佐枝子を呼び出した。
いつも制服だが、今回は私服での会合である。
桐原はコーヒーを飲みながら佐枝子を待つ。
佐枝子に関してはイェルが電話で伝えるとの事。
コーヒーを飲む中で桐原はこんな事を思っていた。
ーあの時物凄い怒り方をしたからな、佐枝子や早瀬大尉に当たるつもりはないが・・・
ー結果的に当ててしまい、傷つけてしまった。
ーできるならば謝らないと・・・・・
と佐枝子や未沙にしてしまった事を深く反省していた。
感情的になってしまった事、恐怖を与えてしまった事を・・・・
三浦佐枝子「待たせたかな?」
桐原中尉「佐枝子・・・・・」
三浦佐枝子「あなたがこの場を設けた事はありがたいわ。」
すると私服姿の佐枝子がカフェの中に入ってくる。
ビジネススタイルのすっきりとした服装。
まるで怒っている風には見えず、いつもの佐枝子。
桐原中尉「実は単刀直入なんだが、この前の事を謝ろうと・・・・・」
三浦佐枝子「とんでもない、むしろ謝るのは私の方なのに・・・・」
桐原中尉「なぜ佐枝子が謝る?悪いのは俺なのに・・・」
三浦佐枝子「いやあの時、茂人の気持ちを分かっていなかったから。」
佐枝子に謝る桐原であったが逆に謝ってきたのは佐枝子だった。
謝る理由は気持ちを理解していなかった事。
そして家族に安否の手紙を届けられなかった桐原をフォローする事ができなかった事。
その事を悔やんで元気がでなかったとの事。
三浦佐枝子「私は最低な女よ何もできない・・・・・・・・」
桐原中尉「佐枝子は最低な女じゃない、感情を抑える事のできなかった俺も悪い。」
すすり泣く佐枝子を桐原は優しく頭を撫でる。
そんな桐原の目から涙が流れている。
女を泣かせた事とこんな風に謝らせた事を悔やんで。
丁度この場に誰もいなくこの事実は二人しか知らない。
【ゼントラーディ軍ラプラミズ直衛艦隊】
作戦を終了したミリアはカムジンを呼び出し今回の独断善行の説教をしていた。
カムジンは不機嫌そうな顔をしながらミリアを睨みながら逆切れをする。
カムジン「てやんでい! きさま、なんの資格があって俺に説教たれるんだっ!」
ミリア「わたしは、戦士として恥を知ったほうがいいといっているのだ。」
カムジン「ふん、あとからのこのこ戦線に出てきて、かっこつけるなってんだ。」
ミリア「ふん、そこで大口たたいていられるのも、私たちがお前を海から拾いあげてやったからだということを、忘れるな。」
ミリアはカムジンを見下すような顔をしながら恥と言う物について語る。
それは返ってカムジンを逆上させる事になるがミリアは余裕を持っている。
どうせ自力で帰還するだけの事を考えていなかった事を・・・・
カムジンは事実だと言う事を若干認めるが・・・・・
このまま言われっぱなしで済む男ではない。
ミリアを挑発し後の歴史に影響を与えるような事を言う。
カムジン「黙れっ!! 誰にも負けたことがないのがおまえさんの自慢らしいがな、だったら教えといてやる。マクロスのなかにもすご腕が一人いるってことをな!」
ミリア「マクロスのなかにすご腕が? 面白い、相手になってやる。」
カムジン「余裕だなぁだがお前さんにはちと無理じゃねぇのか?」
ミリア「まさか私は撃墜王だろ、最近面白くない相手ばっかりだったから面白いと言っている。無理ではないさ。」
ミリアはマイクローンの凄腕エースの存在に興味を持つ。
以前マイクローンスパイ輸送の任の時、見どころのあるパイロットがいたのを知っている。
まさかそいつらではないかとミリアは思う。
ふっとニヤけると・・・・・・
ミリア「まぁ私の敵ではないのは間違いない。」
と宣言した。
だがこの宣言は後に覆される事になろうとはこの時ミリアは知らなかった。