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日本を支配する無能ないかさま事務官僚が成長エンジンを壊し未来をどぶに捨てた

2014年05月03日 18時40分27秒 | アベノミクス

 官僚がいかに無能かはバブル崩壊以降、官僚の実質支配の政府が公共事業などに莫大なバラマキを続けたが経済回復無く、ひたすら沈没の一途をたどり、今や1000兆円を超える借金で回復不能な水面下にある事で分かる。

 官僚は税金を無駄に使うことが本能で、如何に政治家と財務省を騙して予算を獲るかで実力が争われる。理由は東日本大震災でも何でも良い、兎に角予算を増やし無駄に使う。獲ったら勝ち、結果は一切問われない。官僚は国家破壊の無責任集団。

 官僚がどれだけ強いか?民主党政権が誕生した時のスローガンは官僚支配から政治主導への移行だったが、野田首相が完全に白旗を揚げ、官僚の完全なロボットもしく犬になってしまった事でもわかる。

 安倍首相も官僚人事に介入し善戦はしている。しかし、アベノミクスの多くを官僚に任せているのでスピードが著しく遅く、結果が出ず、日本株暴落を見てわかる通り、外人プレイヤーからは信用されていない。

 株価が上昇するのは日銀黒田総裁が追加金融緩和を実施する時だけという有様。先頃、少し株価改善されたのは年金の日本株運用枠の拡大を図ったから。つまり、日本株が上昇すると枠を超えるので、株売却で日経平均が下がっていた。

 官僚には理工系もいるが、理工系官僚は出世とは無縁。科学技術系のトップも事務系が占める。あらゆる省庁で事務系の次官などトップ人事はずらり、事務系が独占している。

 電力会社も、理工系が社長になる場合も有るがお飾りで、基本的には嘘つき&やくざの事務系、あるいは元理工系の事務屋もどきが会社を支配する。また、上場企業でもトップは圧倒的に事務屋が占める。

 官僚をはじめ、無能な事務系がトップを独占し、理工系を足蹴にする体制を固めることが出来た原因は、今回恐らく私が初めて指摘する事になる。

 これには日本独特の事情が有ったと考える。理工学が入ってきたのは明治以降であり、日本には技術者などをトップにするルールも概念も無かった。その上、日本が急速に経済を発展させた主因に米欧のノウハウの獲得が有った。

 技術は開発するよりキャッチアップするほうが、格段に早く、コストも安い。こうなると情報収集の早さが勝負。元々、技術屋は既存技術へのこだわりが強く、視野が狭く(専門性)、(内容を理解する必要も有り)切り替えが遅い。

 日本では明治以降、農業従事者が製造の担い手となり、職人になるという流れが出来た。資源が無い日本では技術立国で経済を成長させるしかない。製造業の増大は日本の発展に繋がった。

 日本人が能力を発揮したのは、世界の技術の完成度を高めた事だった。日本人は職人的な能力に優れる。米欧で独創的に開発された種は日本に渡り、創意と工夫と、優れた技で、最高レベルに高められ、機能や能力が格段に高まったのだ。

 世界の技術が日本で熟成され極致を極めた。日本が存在しなかったら、実現できなかった技術は多い。その点で、日本は世界の発展に大きく貢献しているのである。

 然しサムソン電子に象徴されるよう技術の優位性は揺らぎつつある。週末になると韓国行きの航空便は日本技術者で溢れ、韓国企業に渡す日本情報たたき売りのような状態が続いてきた。これも技術者が恵まれなかった事に起因している。

 事務屋はこだわりを持たず、幅広く情報を集め、表面的な情報だけで判断するから、切り替えが早い。そこで勝負がついてしまう。技術系官僚は理解し取り入れる役目を果たし、本来の開発力や技術力を発揮出来なかった。

 民間でも同様で、ノウハウの購入も有ったが、日本企業は如何に米欧のノウハウをコピーし、盗むかが勝負だった。米欧企業のごみ箱を漁った話も伝えられている。

 かくして、官僚も、電力も、民間企業も、無能だが情報収集力に優れる事務屋がトップグループを占め、組織を支配し、技術系はしもべとして仕える体制が固まった。

 皮肉な事に、日本が焼け跡から不死鳥のように立ち上がるプロセスで事務官僚も役に立った時期も有った。ところが、この構図はあっという間にもろくも崩れる。

 それは日本が経済と技術で世界のトップレベルに立った事による。好意的にノウハウを開示してきた米欧は扉を閉め、そこにバブル崩壊も重なった。バブル崩壊は大蔵省の一部局の独断による総量規制で自らの首を絞めるものではあったが。

 アメリカが作った新たな経済体制では教科書も先生も無く、元々官僚は解決力も創造力も無かったので、何もできなくなった。民間企業でも優れた経営力が有ったわけではない。米欧のノウハウ頼みだった。

 しかし、無能な事務屋トップ集団は事務屋独占の体制維持に切り替える。事務官僚は、日本の発展を捨て、自らの既得権維持に全精力を注入し始めた。仕事として残ったものは、多額の税金の浪費と無駄使いだ。

 かつて団塊の世代では、理工系と文科系では就職後の給料に差が有ったため、優秀な高校生は理工系を目指した。旺文社の全国模擬だったと思うが、共通科目の英語で偏差値を比べると、同じ点数で、文科系の偏差値は10ポイントも高かった。

 つまり、当時は文科系なら低学力でも東大などに行けた。ところが、実世界では、事務屋支配、技術系は下級職で散々ひどい目に逢ったので、医学部を除いて理工系を希望する学生が激減してしまった。技術立国から転落した。

 対策として事務系も論理的な分析力や判断力を身につければ良いが、不可能に近い。何故なら、事務屋の体制は、嘘作文といかさまで形成されているので、事実の究明と正しい判断は自滅の道をたどる事になる。

 また、理工系が指導力と経営力を身につけても事務屋の嘘つき&いかさま集団が既得権を譲り渡すはずがない。然るにフランスをはじめ米欧では理工系のトップが多い。

 事務屋のトップ集団は確かに、ばれない嘘を適切なタイミングで繰り出す能力は凄い。元々、事務屋はごみも含めて幅広い情報を頭に詰め込んでいる。だから、詰め込んだ情報の範囲は瞬時に回答できる。

 ところが解決力が無いので、官僚が自ら認めるように問題の先送り、棚上げ、封印は常套手段。行き詰まった場合にはばれないかどうかなど瞬時に総合的に判断して、嘘を繰り出す。

 同時に、事務屋は常に自らを実務や現場から無縁の世界に置き、責任を下部組織や技術屋に負わせ、安全を図っている。事務官僚は新しい課題や難しい課題を解決せず、発展にも貢献できない。

 かくして、日本という国はバブル崩壊以降、発展のメカニズムを失ったのだ。安倍首相のアベノミクスでどの程度挽回するかは未知数だ(日本は回復困難なレベルまで沈んでいる)。

 一方、日本の経済資産や技術力などを利用して経済発展した国は、アメリカであり、中国であり、韓国だ。特に、アメリカと中国は莫大な利益を得た。中国は日本の存在が無かったら今でも貧乏国から抜け出せていなかっただろう。

追記:理工系のリーダーで問題になった人物が二人いる。鳩山、菅の元首相だ。確かに、理工系の出身だが、情報の客観的な分析、論理的な判断は全く出来ておらず、彼らの例で理工系がダメとの判断は出来ない。

 理工系出身者が権力の構造を上る時、理工系のスタイルを捨て事務屋の世界に入り、事務屋と同様に嘘といかさまで立ち振る舞うしかない(事務屋もどき)というのが、悲しい現実であろう。

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