小渕経済産業大臣の辞任に至った観劇会、小渕ワインなどの金銭問題はまるで昭和初期に展開された票の買収事件のようで、自民党の金まみれ汚職体質を改めて印象付けた。
小渕氏は将来の首相を目指すなら、議員辞職が良かったと思う。記者会見し「全容は解明できていないが、間違いが有ったのだから最高責任者としてのけじめをつけて辞任する」と潔く発表すべきだった。たちまち復活のチャンスが見えてきた。
後任の宮沢大臣についても、またぞろ、秘書が広島市内のSMバーで遊んだつけを政治活動費に回し、川内原子力を「カワウチ」と読み間違え、管理下にある東京電力の株を保有していたなど第一次安倍内閣のドミノ倒しが連想され始めた。
好調だったアベノミクスは第三の矢が完全失速。安倍首相は第三の矢を薬のネット解禁と発表、耳を疑った。こんなことを発表する安倍も安倍だが、経済スタッフが小学生レベルでお粗末すぎる。
市場は唖然茫然、不信感を生むきっかけとなっただけでなく株価上昇に冷や水をぶっかけた。欧米なら、首相は頭がおかしいに違いないと支持率が急落するだろうけど、そこが不思議な国のアリス。
当時、私は何度か安倍首相に法人税減税の提案を送った。読むか読まないかは知らない。果たして?安倍首相は法人税減税を発表するものの、その後、やるのかやらないのか迷走を重ね、行方が見えなくなった。
ぐじゃぐじゃの状態から、法人税減税が有りそうかな・・というところには来た。仲間の意見を大切にする安倍首相は万事がこんな状態で煮え切らない。従って市場は不信感をつのらせる。
経済が改善するはずもない。その事は、今年に入ってからの株価が示してきた。NISAで国民が購入した株は全てがマイナスという状態が長く続いた。買え買え言っておいて打つべき経済政策を打たないのだから詐欺みたいなもの。
現在、株価が上昇しているのは、黒田日銀総裁の驚き桃の木山椒の木、突然の大幅金融緩和発表だった。フォーブスで世界に影響力のある人物で、安倍首相より上位にいる黒田氏らしい。
消費税は3年ぐらい凍結すべきだ。消費税増税は悪魔(財務省官僚)の策略で、日本がどうなろうが、自分の既得権が増えるだけで良い。来年の増税は谷底への落下のきっかけになるだろう。
この時期の解散で自民党がまとまるのは、如何にも策士が集まった集団らしい。かつて、私は菅首相に「TPP解散し、反対派の小沢氏らを一掃すべき」と提案を送った事が有り、やっていればまだ民主党政権は続いていただろう。
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