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東電・元トップ3人の強制起訴は事実を公表する重要なプロセス 東電の闇を白日の下に晒せ

2016年03月01日 11時53分08秒 | 社会・経済
 僕は故郷でもない地方の電力会社に勤務し、実に醜い嫌なものを山のように経験し見てきた。その折々に、東電はきっと少しはましなんだろうなと想像したが、福島原発事故でその考えが反転した(関連記事◆1)。

 福島原発の近くに位置した東北電力の女川原発は福島より震源地に近かった。然るに女川は事故には至らなかった。これは一言で言えば企業体質の差そのものである。東京電力が10mを超える津波防波堤を建設しなかったのは安全よりコストを重視したからだ。東北電力の安全に対する考え、備え、努力は素晴らしかった。

 非常用発電機を地下に置いたまま放置したのは技術者の信じ難い判断と怠慢。昭和39年に起こった新潟地震では地下に設置されていた非常用発電設備のほとんどが浸水しており、この情報を元に発電機メーカーはパンフレットにも屋上設置を勧めているから当然電力会社も知っている(関連記事◆2)。

◆1.強制起訴について
http://www.asahi.com/articles/ASJ2V4TNLJ2VUTIL03N.html
◆2.非常用発電機の地下設置
http://iwamin12.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-7e5e.html

 兎に角、日本では重要なテーマについて、いつ?誰が?何を根拠?どのようなプロセスで?どのように決まったか?書類を残さないから同じような事件が永遠に繰り返され、加えて、反省や分析を基にした発展や対策がはかられない。

 裁判の勝ち負けや責任の明確化も大切だが、事実を徹底的に解明し未来のために分析とそれに基づく対策がなされることが重要。事実を知りたかったらアメリカに出向き情報開示を求めなければならないようではこの国の発展は無い。

 何のための発展だ?と疑問視される方も多い事だろう。実は発展のための対策が積極的に打たれたとしてもこの国の沈没は少々では止まらない。気分を害して悪いが、日本は隅々まで非発展系だ。

追記:記入後、吉田所長が暗殺されたのではないかと、当時、ふと頭をよぎった事が引っかかり調査していて、そう考えてもまるで的外れではない、可能性は有るな と判断するに至った。改めて、報告したい。

計算機が計算中の束の間の記載。

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