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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

アインシュタイン理論を打ち破れ

2012年02月05日 17時37分40秒 | 学問

 このブログではビッグバン宇宙理論を繰り返し、否定してきた。幸い、ビッグバンのほころびを示す証拠が増えつつある。今回は、アインシュタインの現代物理学を否定する光の理論を紹介したい。 

 恩師、高木純一教授によれば、アインシュタインは理論を作るにあたって、宇宙をはじめ綿密な観察を実施したらしい。(高木教授は晩年、科学史を研究された)膨大な観察結果の検証から相対性理論などを導き出したのだ。

 アインシュタインによれば、光速より速いものは無いことになる。例えば、光速の99%で進むロケットから、同じ速度のロケットを発射させても、あるいは前方に光を放射させても、光の速度を超えない。これは私(天然)の感覚では理解しがたい。

 更に、ブラックホールからは、強力な重力により光さえ出ない。また、何故、光速が1秒間に30万㎞なのか?これもよく分からない。

Blackhole

 実はこれらはいずれも観察結果であることを頭に入れておく必要がある。実験や理論的根拠で確定している訳ではない。

 私は高木教授のお宅にお邪魔した時(1973年)に、光のアイデアをお話しした。高木教授は特に論評せず、「説得力が重要だ」と語られた。科学と言えども説得力が決め手。

 私の理論はシンプル。光を伝搬させる媒体は、無数の微粒子(未発見)であり、宇宙のあらゆるところに充満する。微粒子は物質中をも満たし、物質内は伽藍堂のようにスカスカだから、微粒子は自由に物質内を通過できる。

 微粒子は光の速度に比して、静止と同様である。物質の熱エネルギーが高まると光微粒子を振動させ、その振動伝搬が光となる。静止微粒子が微粒子固有の速度で光を伝達させるので、光の速度は常に一定(例えば、光を発生する物質の速度に影響されない)となる。

 言い換えれば、どのような光放射を行っても光本来の速度を超えられない。イメージとして、湖面(水の動きが無い)の波の速度が、ボートの速度にかかわらず一定なのと似ている。あるいは、温度・気圧一定の場合、音速が変化しないのと似ている。

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 この考えは相対性理論に関係なく、万人が理解できる。多分、アインシュタインは光の速度が不変であることを多くの観察で確認し、光の速度を超えない仕掛けを数式で表現したのだ。また、電磁波(光など)で物質を確認する以上、電磁波より速い速度は検知できない。

 次に、光は計測不可能な僅かな質量(実質的な質量と言うべきか)をもつ。そのために、光速が1秒間に30万㎞という伝搬速度に限定される。光子の質量がゼロなら、速度は無限大になる。ブラックホールで光が拘束されるのはその僅かな実質的質量のせいだ。

 もし、媒体として宇宙に充満する微粒子が無かったとしたら、アインシュタインの考えが正しいとしたら、光の粒子(フォトン)は秒速30万㎞で飛んでゆくことになる。この速度だと、例えば水中では、水分子を構成し動き回っている原子核、電子が障害にならないはずがない。

 想定されるのは衝突などによる光の散乱や減衰だ。光は太陽やライトをイメージしても分かるように、粒子が単独で進むわけではない。通常は面で進むわけで、空気中でさえ、前方には必ず気体の原子核や電子が存在する。単純に進めば必ず衝突が起こる。

 フォトンが迂回するという考えもある。しかし、無限の分子の中を迂回するのは、自由空間におけるこの速度ではちょっと考えられない。従って光の散乱、減衰は避けられない。

 これに対して、私の微粒子モデルでは、充満する微粒子光媒体が場所取りしており、そこを伝達するので、散乱は起こりにくい。つまり光通路が有るのだ。光通路が確保できない場合に光が通過できない。

 ガラスを光が通過できるのは、分子の内部構造などが充満微粒子による光通路を形成している考える。

 光速は微粒子の重さ、密度、などで速度が決まる。光の直線性は、微粒子相互の伝達特性などから生じるのではないか。金属などで光の不透過性は電子の動きや、光伝搬を拘束する仕組みが有るのではないか。

 もし、現代物理学で想定するように、光子が宇宙空間を1秒間30万㎞で飛ぶのだとすると、ブラックホールによる光拘束は、ある重力以下では光が放射し、ある重力以上では放射しないという重力のスレッシュホールド(閾値)が存在することになる。このスレッシュホールドは発表さえされていない。

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 このスレッシュホールドは考えにくい。宇宙物理学では1秒30万㎞の光が、ある重力になると突然遮断されることになる。ON,OFFスイッチみたいなものだ。遮断するメカニズムは何だ?一切、説明も証明も無い。

 それより、光を伝達する微粒子が重力の強さに応じて拘束力を受け、弱まり(周波数は変化しにくいが、振幅が連続的に縮小する)、限界点では振幅が極限に縮小し、全く放射されなくなると考える方が自然だ。

 光は重力の強さに応じて影響を受ける。遠くの天体から届く光や電磁波ほど影響を受けており、振幅だけでなく周波数も僅かづつ下がって、赤色偏光(周波数の低い赤に偏ってくる)している可能性が有る。

 前述のように我々は電磁波でしか物を観察できないので、光より速い物質は観察できない。従って、光より速い速度が存在しないのではなく、アインシュタインは観察できなかったのだ。

この私の考えが正しければ、これまでの宇宙物理学の常識(例えば、遠くの天体の赤色偏移を、天体が遠ざかっているのでドップラー効果により赤色偏移しているとしている)は大幅に書き直されることになる。

 宇宙物理学者には将来、是非、火星に鏡を置き、地球からレーザービームを当てて反射させ、地球でキャッチした上で、波長のわずかな変化(波長が長くなり周波数が低くなる)を計測して欲しい。これで私の説が証明される。

 前述のように、アインシュタイン理論によれば、光速を超える速度は存在しない。しかし、かねてから指摘しているように、我々の宇宙の外側にもっと大きな大宇宙が有り、重力がかかっていれば、いつしか天体は光速を超える速度で拡散してゆくのだ。単純な物理の法則。

 

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私は宇宙が無限で、大宇宙から強力な引力で引っ張られている可能性があると考えている。(銀河系付近では重力どうしがキャンセルされている) そして、加速された天体が光の速度を超えると、我々は観察できない。

 他方、密かにこの光を伝搬させる微粒子の集合体が、ダークマターを形成している可能性についても考えていた。存在が確認されれば、当然、ダークマターの一部、もしくはそのものである可能性は高い。ここでは粒子としたが、あるいは粒子を超越した何かであるかもしれない。

 ビッグバン理論は量子の世界の物質と反物質の存在を無理やり、宇宙卵に当てはめようとしている。ナンセンス極まりない。そんなことは有り得ないが、仮に有った(宇宙卵)として、その以前(宇宙卵の形成プロセス)が無かったのかとの議論は当然起こる。

 ホーキング博士をはじめ、数学の天才たちは、数学をいじくりまわして、宇宙卵の起源説を作ろうとしている。ひも理論とか、時間が虚数になるだとか。しかし、数学は所詮、人間が考え出したもので、数学には実体性が無い。難解な文章(数式)による作文と言うべき。

 宇宙の謎を掘り下げて行くと、人間の理解を超えた世界に入り込む。宇宙は始まりも終わりも無く、常に移ろいの中にあると言うのが私の考えだが、欧米的な論理では受け入れられないようだ。キリストの天地創造が根源にある。

 最近の報道によれば、宇宙の端は、加速度的に膨張している(今回のノーベル賞)。また、光より速い物質(ニュートリノ)が観察された。私はこのブログで、物理学者の言う「空間的な時間」が存在しないことを述べている。ビッグバン理論の矛盾は山ほど指摘できる。

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 要は、現在の学者はビッグバン理論を元にしたテーマで、宇宙計画など巨額の予算を獲得しし、博士号を取り、研究者として生計を立て、名誉を得ている。同じような内容の本が無数に出版されている。今更、間違っていましたとは言えない。

 加えて、研究者は神様アインシュタインに神髄することは有っても、反対意見は控えられる。アメリカでビッグバン理論を否定した天文台の研究者は左遷されたとの話だ。

 だから、不思議なことに、従来の理論を否定るすような観察結果が出ても、あくまで従来理論での考え方で説明している。何度も述べるが、ビッグバン理論は何ら検証も観察もされていない一つの仮説にすぎないのですよ。

 大爆発が有った可能性は否定しない。しかし、宇宙卵は無かっただろう。一つの可能性はブラックホール。ブラックホールが過大な質量を保てなくなったか、何かのバランスが崩れた時に、爆発したかもしれない。

 宇宙は凝縮と爆発を常に繰り返している。その規模が大きいか小さいかの話。学者はワームホールだとか、好き勝手なことを言っているが、おとぎ話の類。

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 誰の判断で、どのような基準で、仮説に過ぎないものを教科書にまで掲載するのでしょうか?

追記:私がブラックホール(BH)を知ったのは工学部学生の時(1960年頃)だった。その頃の物理学の教科書には電子が最も小さい物質と書かれていた。しかし、電子より小さな粒子が存在し、それが光を伝搬させているのではないかと思った。

 BHは光さえ放射しないというところに、引っ掛かった。ごく自然に光を伝搬させる媒体が存在し、質量が有るに違いないと考える。私は教科書や常識にあまりとらわれない。教師から見ると跳ね上がり劣等生だろうね。

 その後、ご存じのように、光より小さな粒子(ニュートリノもその一つ)が、次々発見された。やったねという感じだった。

 アインシュタインは相対性理論により完璧にエーテル説を打ち砕いたと言われている。私の考えはイメージがエーテル説に近いが、微粒子の集まりを想定しており、ちょっと違うように思う。

 私の仮説を無理に信じてもらおうとは思っていない。1000年という時が味方だ。いつか正しさが証明されるだろう。


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