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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

時間とは何か? 見たり触ったりできるのか? 現代物理学の屋台骨を覗く

2016年09月09日 16時33分36秒 | 宇宙
 ニュートンがゆったり風呂に入って考えた。何でリンゴが木から落ちるのか?あ、そうか重力(引力)が有るのかと閃く。リンゴが落ちるのはあっという間だが、時間と共に落下速度が速くなる。つまり時間にかかわるから、それをわざわざ難しそうに言えば、落下速度は時間の関数となる。

 この落下速度を数式で表すと、重力加速度と時間の関係が実に美しく表現され、しかも計算結果が現実とうまく一致する。数学の信仰者たちはもう、時間で表す数式表現に陶酔してしまう。そこで、時間が存在することに何の疑いも持たなくなる。

 物理学の天才たちは、時間について恐ろしく難解な分厚い本を書いている。実は物理にとって時間は極めて重要な構成要素であり、屋台骨だ。

 ところで、あなたは3次元空間 プラス時間は4次元空間というフレーズを聞いたことが有るでしょう。科学漫画などで子供でも知っている。もし、このフレーズのように、3次元空間と時間を足して、4次元空間になるのなら、実は時間は空間でなくてはならない。

 例えば、あなたと友達、あるいは家族が合せて3人いるとします。そこに、錦織圭を加えたら間違いなく4人ですね。ところが、錦織圭ではなくソフトバンクのロボットだった場合、4人と言うだろうか。冗談じゃなく正確に言えば3人プラスロボット1体ですね。

 ここらで物理学の屋台骨がおかしくなってくる。仮に時間が空間で、3次元空間+時間=3次元空間+1次元空間=4次元だとします。それじゃ、動きを3時空間にプラスるとどうなりますかね?3次元空間に時間をプラスするのと、3次元空間に動きをプラスするのと何が異なりますかね?

 物理学者は3次元空間は固定した動かない空間で、これに時間が加わると動きが出るという淡い期待が有るのでしょう。しかし、実際には動きはあくまで動きで、仮に固定した3次元空間に動きができるには、3次元空間に動きを足すしかない。

 さて、話がこんがらがってきましたが、あなたは時間を見たり触ったりできますか?そんなことは簡単?時計の針が動くだろう?水時計の水が流れるじゃん。どれも見たり触れるだろう・・・??実は時計や水の動きを見ているに過ぎないのです。

 ここで、時間とは、実は動きを言い換えていることに気が付きます。物理学者が望むように時間という特別な空間が有る訳ではない。僕は人間が発明した時間の概念を否定する気持ちは無い。小説でも過行く時を実に美しく表現し、いかに多くの人たちを魅了したか分からない。

 時間は動きの感覚を文学的に置き換えたものです。物理学の全部が間違っているわけではない。ただし、4次元空間は存在しないし、従って宇宙を生んだ母なる真空が有った訳ではない。運動では逆方向に戻るが、時間が逆転するように全く同一の軌跡をさかのぼる訳ではない。
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