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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ビッグバン宇宙論の現実は収拾のつかない滅茶苦茶な大暴走となっている

2016年04月28日 14時25分47秒 | 宇宙
 僕が2014年電気学会(松山)でビッグバン宇宙論の矛盾を発表した時、座長は怒っていた。座長は「自分は発表テーマの検討委員なのでテーマなどについて十分検討しなければならない」・・・てな事を仰った。

 要は、「次回以降もこんな発表をしていると、場合によっては締め出すぞ」との脅しなのだが、ビッグバン理論で導き出される現実はそんな半端なものじゃない。

 いいですか?宇宙は光の速度の3倍で膨張しており、しかもその速度は加速している(国立天文台は宇宙の膨張が光の速度を超える事を肯定)。この観測結果が分かった時点で既にビッグバン理論は破綻している。ビッグバンでは宇宙は膨張を停止し、収縮に向かう事になっていたからだ。

 宇宙物理学の天才達は、宇宙膨張速度が加速される仕組みとしてダークエネルギーを発表した。その途端、ビッグバン宇宙論は、更に更に、全く取り返しのつかないほどに破綻してしまった。天才達が何故その事に気付かないのか理解不可能である。

 ダークエネルギーはこの宇宙内部からの反発による膨張速度の加速化を理論的に肯定している。しかも、反発エネルギーは無尽蔵に創出される。現在でも宇宙は光速の3倍で膨張しながら更に加速されている。

 ダークマター理論では加速が永久に継続され、やがて膨張速度は光速の4倍になり、5倍になり、10倍、100倍、1000倍と気の遠くなる無限の速度に拡大し止まらない。その間に創出されるダークエネルギーたるや巨大すぎて、とても理解の範囲を遥かに超えてしまう。

 単純な試算で分かる筈だが、宇宙の膨張速度が加速されるためには、実はダークエネルギーが加速度的に創出・増大されなければならない(どこから?どのように?)。これはとりあえず、KY理論としておこう。

 宇宙の膨張が加速される仕組みはこうだ。最遠の天体(国立天文台は宇宙の端は無いと言う)が外側の真空に向かって進んでいるから、通常は後ろに空白を生じるが、その空白になるべき空間に斥力(反発力)を持つダークエネルギーが誕生するのだ。

 つまり、反発力を持つエネルギーがどんどん湧き追いかけて来るので、外側に飛ばされる速度が加速化される。速度を増しても常に後ろには反発エネルギーが充填される。しかし、ダークエネルギーがどこから、どのように湧いて来るかは分かっていない。

 ニュートンが木からリンゴが落下するのを見た時、リンゴが地球に引っ張られるのに気付いた。リンゴは落下するにつけて速度を増したが、無限大に加速されることは無かった。地面に衝突したからだ。しかし、何もない空間に誕生し膨張を続ける宇宙が衝突する対象は無い。

 宇宙の膨張を妨げるものは何も無い。しかし、宇宙が膨張して形成する、後ろの空間には無尽蔵のダークマターが高密度に創出され、外へ外へ強力な逆引力により追いやられるのだ。然し乍ら、世界の誰も斥力なるものを確認したことは無い。

 このダークエネルギーが宇宙に占める比率は、人類が観測できる(見える)宇宙の実に14倍になる。僕の仮定と計算が正しければ、現時点でダークエネルギーは我々の銀河相当で1秒間に5個ぐらいどこからか湧いて来る(質量やエネルギー換算)。

 誰しも、目の前に地球サイズの天体もしくはエネルギーを1秒に5個出して見せたら、卒倒しない人はいないと思うが、この銀河の5個相当ですよ。太陽系全体も銀河から見たら小さなごみほども無い。

 当然、宇宙は膨張につれ、質量も、エネルギーも、2倍、3倍、10倍、100倍、1000倍に拡大する。何故、このような滅茶苦茶、ハチャメチャな理論になったかと言えば、ひとえに、ダークエネルギーが無(ゼロ)から湧いて来る設定としてしまったからだ。

 物質AがBに変換する場合は、Aの量により、Bの量は制限されるが、無(ゼロ)から物質やエネルギーが創出される理論では限度は存在し得ず、歯止めがかからない。アインシュタインが生きていたら、ダークエネルギーに関して何て言うだろうね。