母の認知症はデイケア さくら(安佐南区大塚)のベッドから落ちて足の付け根を骨折して以来、悪化する一方だった。最近はこころの三清荘(特養:こころ団地内)にお世話になっており、風邪で寝込んだ後、更に悪化していた。
僕は認知症の原因の一つが運動不足と見て、週に2回ほど簡単な運動をさせるリハビリに出向いているが、懸命の努力にもかかわらず、この程度の運動では何とも改善は期待できない。限界を感じていた。
さて、このブログにも書いているように僕は独自の進化論を発表&研究しており、医学書をはじめ色々読む中でタンパク質については特別の興味を持っている。そこでHSP(ヒートショックプロテイン)を活性化するセルベックスを知った。セルベックスは元々胃潰瘍の薬だ。
医師と相談し(効果は分からなかったが、必死の思いで説明し理解して頂いた)、この3月の中旬から服用をはじめた(三清荘スタッフ)、
①昼間ほとんど寝ていたのが今は起きている、
②良くしゃべり始めた
③本日は家内と簡単な会話が成立した(と家内が驚いていた)
・・・家内が「何かありますか?」と聞いたら、母は「何もないよ」と返事したらしい。ここのところ、母と実質的な会話が成立たことは無かった。
服用し始めて1~2週間は別段何もなかった。変化を感じたのは1か月ぐらいしてから。記憶喪失の状態が最悪だったから悪化は目立たなかったが反転し、やや活発になってきた。画期的ではないと言われればそうかもしれない。しかし、認知症が改善するだけでも画期的と僕は思うが。
僕が読んだ本は、進化論のところで以前にも紹介したHSPと分子シャペロン (ブルーバックス) 、水島徹(慶応大学教授)著だ。レールの上を2本足で荷物を担いで移動するキネシンにも驚いたが、HSPにはもっと驚かされる(両方とも物質のたんぱく質だよ)。
シャペロン(chaperone) と言うのはお世話役。HSPがたんぱく質のお世話(フォールディング=畳まれた立体状態になるのを助け、たんぱく質としての機能を発揮させる)をするから。たんぱく質の分解・抑制も手助けする。
アルツハイマーや認知症で問題になるのは脳神経に悪影響を及ぼすタウに対して、セルベックスがHSP70の増加を促進させ、抑制などの効果を上げているものとみられる。
以前はアミロイドβが犯人と思われていたが、アミロイドβを除去しても効果が無いことなどから現在ではタウであることが明確になってきた。HSPと分子シャペロンの中では、アミロイドβのことが書かれている。
「HSPと分子シャペロン」の中ではセルベックスは1日分が40円以下と書いてある(一般薬局では売らない。似た名前の薬は売られている)。実は、この安さこそがセルベックスの普及を妨げる大きな原因らしい。
世界中の製薬メーカーが巨額の開発費を投じて開発を進めているが、ネットでもわかるように効果的な薬は無い。薬は無いの意味は、認知症向けに最近開発された効果的な薬は無い・・だろう。セルベックスが普及されたら、世界中の薬剤メーカーが大変困る。
僕は良いと思ったら躊躇はしない。医師に出向く時、家内は黙っていたが、またかと思ったかもしれない。その家内が驚いていた。
改めてセルベックスの効果について・・・
効きは遅いかもしれないが、わずかではあっても回復が着実で、体に優しく、副作用無い。セルベックスが認知症にもたらす仕組み(シャペロンの増産)は凄い。このような薬は当面、出ないだろう。画期的だと思うよ。知人に紹介したら喜んでいた。
追記:セルベックスの開発者は徳島大学の六反一仁教授です。名誉のために。
僕は認知症の原因の一つが運動不足と見て、週に2回ほど簡単な運動をさせるリハビリに出向いているが、懸命の努力にもかかわらず、この程度の運動では何とも改善は期待できない。限界を感じていた。
さて、このブログにも書いているように僕は独自の進化論を発表&研究しており、医学書をはじめ色々読む中でタンパク質については特別の興味を持っている。そこでHSP(ヒートショックプロテイン)を活性化するセルベックスを知った。セルベックスは元々胃潰瘍の薬だ。
医師と相談し(効果は分からなかったが、必死の思いで説明し理解して頂いた)、この3月の中旬から服用をはじめた(三清荘スタッフ)、
①昼間ほとんど寝ていたのが今は起きている、
②良くしゃべり始めた
③本日は家内と簡単な会話が成立した(と家内が驚いていた)
・・・家内が「何かありますか?」と聞いたら、母は「何もないよ」と返事したらしい。ここのところ、母と実質的な会話が成立たことは無かった。
服用し始めて1~2週間は別段何もなかった。変化を感じたのは1か月ぐらいしてから。記憶喪失の状態が最悪だったから悪化は目立たなかったが反転し、やや活発になってきた。画期的ではないと言われればそうかもしれない。しかし、認知症が改善するだけでも画期的と僕は思うが。
僕が読んだ本は、進化論のところで以前にも紹介したHSPと分子シャペロン (ブルーバックス) 、水島徹(慶応大学教授)著だ。レールの上を2本足で荷物を担いで移動するキネシンにも驚いたが、HSPにはもっと驚かされる(両方とも物質のたんぱく質だよ)。
シャペロン(chaperone) と言うのはお世話役。HSPがたんぱく質のお世話(フォールディング=畳まれた立体状態になるのを助け、たんぱく質としての機能を発揮させる)をするから。たんぱく質の分解・抑制も手助けする。
アルツハイマーや認知症で問題になるのは脳神経に悪影響を及ぼすタウに対して、セルベックスがHSP70の増加を促進させ、抑制などの効果を上げているものとみられる。
以前はアミロイドβが犯人と思われていたが、アミロイドβを除去しても効果が無いことなどから現在ではタウであることが明確になってきた。HSPと分子シャペロンの中では、アミロイドβのことが書かれている。
「HSPと分子シャペロン」の中ではセルベックスは1日分が40円以下と書いてある(一般薬局では売らない。似た名前の薬は売られている)。実は、この安さこそがセルベックスの普及を妨げる大きな原因らしい。
世界中の製薬メーカーが巨額の開発費を投じて開発を進めているが、ネットでもわかるように効果的な薬は無い。薬は無いの意味は、認知症向けに最近開発された効果的な薬は無い・・だろう。セルベックスが普及されたら、世界中の薬剤メーカーが大変困る。
僕は良いと思ったら躊躇はしない。医師に出向く時、家内は黙っていたが、またかと思ったかもしれない。その家内が驚いていた。
改めてセルベックスの効果について・・・
効きは遅いかもしれないが、わずかではあっても回復が着実で、体に優しく、副作用無い。セルベックスが認知症にもたらす仕組み(シャペロンの増産)は凄い。このような薬は当面、出ないだろう。画期的だと思うよ。知人に紹介したら喜んでいた。
追記:セルベックスの開発者は徳島大学の六反一仁教授です。名誉のために。