重力とは何なのかというのは、かなり難しい問題だ。宇宙論、物質から生命が誕生した謎については私なりにいくつかの仮説を立てた。
ビッグバン宇宙論の間違いはこのブログでも山ほど書いた。生命誕生や進化については、電気学会で2度発表した。また、遺伝子に関してつい最近、検証可能ないくつかの仮説を思いつき、大きな前進を見た。年内には専門家と議論して、次の学会で発表したいと思う。
しかし、重力については、本当のところ、確信を得るような仮説を生むべき種やとっかかりがない。ただこれは言える。タイトルの通り、重力を伝えるのは波動ではない。
電磁波が波動であることはよく知られている。これは、エネルギーを持つ物質から、いわばエネルギーを放出させる形で、電磁波が放射される。私の考えでは、宇宙空間には電磁波を伝える未発見の粒子状媒質がある。この発見不可能なほど小さな粒子は質量があり、従って電磁波はこの質量により減衰する。光が赤化するのは減衰のせいでドップラー現象だけではない。アインシュタインの理論とは異なる。
重力エネルギーはポテンシャルであり、発散するわけではない。電磁波を発散させた物質のエネルギーレベルは下がるが、重力は目減りしない。敢えて言えば、以前にも書いたように重力とは宇宙全体に占める物質の属性だと思う。最小単位の物質が動き、あるいは変化する場合に宇宙全体の属性が変化する。この変化も有限速度であるが、変化による減衰はない。
属性だと書くと、それは何ですか?という質問になると思う。あらゆる物質とその重力属性は一体で、属性は宇宙全体に広がっている。目に見えない無数の糸のようなものだと思ってもよい。物質からあらゆる方向に広がる無数の属性が絡む。属性の中で軸が一致し、方向が正反対の属性が存在する時、引っ張り合う力、重力を生じる。
物質が動き、あるいは変化すると、属性が物質側から順番に変化する。その変化のエネルギー(無視出るほどの量)は物質の運動エネルギーや変化エネルギーから得るので、ポテンシャル自体の減衰は起きない。例えば慣性と呼ばれるものがこの属性の一種なのだ。