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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

お勧めの讃岐うどん

2010年07月04日 15時12分08秒 | 思考空間

 高松に長年住んでいたのと、接待する機会が多く、かれこれ讃岐うどん屋を食べ回った。何しろ、昼間ビフテキをご馳走したのに、夜の席で、讃岐といえばうどんだと思っていたと言われる。それ以来、おいしいうどん屋を探すよう心掛けた。(最後まで読むと取って置きの情報)

 讃岐うどんの特徴は太いこと、コシの強さ。広島生まれの私は、太いわ固いわで敬遠していたが、食べ始めると安いし旨い。これが標準になり、今や舌で切れる広島うどんは食べられない。仕事でうどん博士に何度かお会いし、話を聞いた。コシの強さにはグルテン説と、タンパク質説がある。どうも前者が正解か。昔は、讃岐でしか入手できないうどん用の粉(豪州産)があった。現在は、地元でも粉(讃岐の夢2000)を生産している。

 もし、高松にいて、うどんを接待するとしたら、便利なところで、かな泉の2階以上かな。(中心部の紺屋町)1階は自分で湯がいて(金ざるにうどんを入れ、湯の中でゆすり温める)、トッピング(天ぷら、わかめ、ネギなど)を好みで乗せ、だしをかける庶民方式。2階以上が高級感のある部屋割の席となっている。

 ちょっと足を延ばしてもよいのなら、郷屋敷。(牟礼町)歴史を感じる昔の日本の屋敷で落ち着いたたたずみとともに、うどんをはじめ、日本料理を楽しめる。苔むした美しい日本庭園を楽しみながら、会話も弾む。

 山田屋(牟礼町)も風情がある。屋島のさらに東の八栗なので車が必要だが、坂を登ってゆくと昔醤油を作っていた屋敷だったと思うが、これも大きな古いつくりで、雰囲気がある。私が最初に、知った頃は、「うどんすき」という鍋があり、瀬戸の魚などが入っていて絶品だった。東京のお客さんを接待したら、その後、わざわざ、家族で東京から食べに来たという店。残念ながら、今はうどんすきはない。

 プライベートで食べに行くなら、屋島の「わらや」。釜揚げという、桶に入ったうどんをすくい、だしにつけて食べるだけだが、生姜が効いて、何ともシンプルでおいしい。コシの強さはツウも認める。生姜はうどんを待っている間、おろし器とともに渡され、ごりごりやっていると、大きな徳利のような出し入れとともに、桶が運ばれる。

 普段は讃岐麺業などかな。安いし、混雑するわけでもなく、味も標準の上。琴平の将八のうどんも随分食べた。両店ともはずれがなく、観光客も満足できるだろう。

 もっと、現地的な情報では「うどん市場」だ。安いし、バリエーションがある。店の人がうどんを湯がいてくれるので、楽だし、味もよかった。私はちゃんぽんうどんだったかが好きで、昼食時は自転車で天神前の店(高松に4店舗ぐらいあり、ここは座りやすい)に行った。

 全国的に有名になった「はなまるうどん」は現地のツウの間では、安いだけと、評判は今一つ。

 幻の味としては、小縣屋。(仲多度郡満濃町)代替わりして今は食べられないが、透き通るようなちょっと黄色がかかった宝石のようなうどんで、本当にコシがあり美味しかった。日曜ともなると、わざわざ、高知から車に乗ってくる人もいた。今はなき味だが、忘れられない。

 満濃町にはNHKのアナウンサーだった宮田輝が紹介し、有名になった長田うどんがある。郷土を代表する味だ。

 私が勝手に順位を決めるなら、過去も含めると、①山田屋のうどんすき、②小縣屋のぶっかけうどん、③わらやの釜揚げ・・・です。勿論、前述したように現存するうどんはわらやの釜揚げしかない。(ブーイングは敢えて受ける)

 取って置きの情報!!うどんのコシを強くするには、茹でた後、氷水の中で揉むことは割合知られている。時間経過に対してもコシが崩れにくい。特別な情報は、メリケン粉に片栗粉を混ぜるとコシが強くなる。これはあるうどん屋から極秘で教わった。

 ここまで読んでいただいた方に、更にプラス情報。四国で美味しいのはうどんだけじゃない。

 まだ有名ではないが、小豆島素麺は、これもコシの強さで日本一。普通の素麺は時間と共に崩れるが、小豆島素麺は比較的頑張る。また、徳島の半田素麺はきっと満足いただける。太さはむしろ、冷麦で、結構なコシ。うどんより喉ごしが良い。我が家では、半田素麺を65%、小豆島素麺を35%ぐらいの割合で食べる。松山の鯛素麺も旨かった。

 茹で時間は私の場合、小豆島素麺が3分、半田素麺が6分。氷水を満たした容器に入れ、かつおだし(だし専用の鰹節を沸騰させずに加熱)の効いた醤油つゆにスイカ、トマト、卵のスクランブル、ネギなどを入れて、一緒に食べると舌が感激して夏の暑さを忘れる。

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