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宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

15歳少女の自殺へのいじめをもみ消し工作していた取手市教育委員会はあまりにも自己中心的で傲慢

2017年06月06日 12時15分51秒 | 社会・経済
 若い子供が自殺するのは、むごい話で耐え難い。日本の人口が減っている中でもあるから。勿論、緊急情報が入れば飛んで行って助ける、教室や校長室に乗り込む。ただじゃーおかない。親もいじめに全く気が付かないなんてことは無いんだから、即座に行動しろよ。

 校長をぶんなぐっても許されるよ。いじめしてる奴にはパンチを入れる。二度といじめ出来なくなる。自殺してから泣きごと言っても始まらない。自分の可愛い娘の事だろう?残念ながら分かるのはいつもニュースだ。かと言って、SOS電話の番をするのもちょっとしんどすぎる。

 それにしても教育委員会は、今回も全く人間性のかけらも感じないような拒否反応ともみ消しを実行していた。前も書いたが、世の中で最も硬直的な組織人が教育委員会だった。何を言っても全く聞く耳を持たない。

 まともな話しかけをすることが全く意味をなさない、分厚い冷たいコンクリートの様な人間の集団だ。それが、文科省の一言で豹変するというのだから、これまた、信じがたい軽さ。こいつら何なんだ。親類にも教育委員会がいるけど、最近会っていないな。

 教育委員会をアンタッチャブルにするのではなく、委員長を本来の選挙制度に戻したらよい。決定的に中身が変わると思うが。

 中島菜保子さんはピアノの上達を夢見て練習を重ねる明るい少女だったようだ。テレビの映像で見たこの明るさから、とても自殺は想像できない。余程のいじめが有ったと想像される。従来のいじめから特に深刻な例では担当教諭が絡む場合が多い。

 子供は大人の表情をちろちろ見ては判断しており、教諭がいじめを許容しあるいはいじめに加わると、当然いじめは暴走し始める。「藤代南中学校イジメの元担任が佃香織」との情報がネットで流れている。

 現在の30~40歳の世代が潜在的にいじめ好きだから、子供のいじめは親からの伝達。いじめは避けられないが、学校にプロの相談係を置くとか、女性警官が月に1回は学校を訪れて1日中相談に乗るとか、いじめ情報を受ければ警察が組織的に防止に動くとか・・が必要だろう。

共謀罪はアメリカの利益に叶う 安倍首相が果たさなければならない約束

2017年05月28日 11時43分54秒 | 社会・経済
 安倍首相は2014年5月30日に内閣人事局を創設している。これにより、中央管理国家だった日本政府は内閣が官僚組織を支配下に置き、すますその管理度を強化した。そして仕上げは国民に対して網掛けを行う共謀罪である。

 何故なら、日本では既に共謀罪が施行されているアメリカよりに比べ、はるかにテロが起こりにくい。若い世代を見ればわかるが、日本全体は気持ち悪いほど集団管理体制に向かっている。日本人には江戸時代DNA が刻まれおり、無意識にその先祖返りとなっている。

 冗談?的外れ?勘違い?いえいえ。例えば若い世代ほど いじが好きですね。論理とか何が正しいかではない。現状を肯定し、独自の判断は禁止。全体の風向きを読まなくてはならない。誰が、どの集団が風を動かしているかを察知しなければならない。それが出来ない奴は村八分にしてしまう。

 アメリカは日本が韓国の様に突然様変わりして中国に急接近したり、あるいは同盟国同士で仲たがいを始めるのを恐れている。その先例がかつての民主党だった。鳩山元首相は沖縄からアメリカ軍を追い出そうとしたんだ。

 僕は鳩山首相の考えが全部間違いだとは思わなかったが、日本とアメリカの絆が破壊されるのはまずいし、アメリカの利益にはそぐわない。

 アメリカは旧民主党に懲りて安倍首相を強力にサポートしている。これは大統領というよりは、アメリカに、企業を含む強力な民間組織が存在するのだ。アメリカの強みはこの政治的なパワーを持つ民間組織だ。

 民間組織はかつて小泉元首相を支えた。現在は安倍首相を支え、情報を供給し、アドバイスしている。視点は異なるが、不思議なことに、小泉首相も安倍首相も右翼ややくざが関わっている。

 従って、アメリカの民間組織の意向ははっきりしている。日本を強度管理国家にした上で、革新の動きを排除し自民党保守勢力の安定化を築く。アメリカ軍隊への協力とその為の憲法改正。一方で経済成長はややプラスにとどめ高度成長は阻止する。

 アメリカ民間組織の意向に沿っている限り、安倍首相は安泰。僕はこれらが分かっていて、なお安倍首相を支持する。日本の長期低落を防ぐには安倍首相が必要で、ほかに選択肢が無い。残念なのは日本が経済的に更に相対的な地位を下げ続ける事だ。

女性から「痴漢です」と言われ捕まると99%有罪 線路上を逃げるより少額保険か便利な弁護士制度活用

2017年05月25日 13時47分33秒 | 社会・経済
 最近やたらと痴漢容疑者が山手線など線路上を走り回り、ダイヤが大幅に乱れるなどの事件が起きている。痴漢で逮捕されると99%有罪になるので、ベストは逃げる事・・などとテレビで放映するもので、やったかどうかは別にして皆さん逃げまくる。

 僕がこのたび東京出張した折にも、今日も線路逃走が有りました・・と言われた。痴漢をやったかどうか とは書いたが、僕の勘では80%以上は痴漢しており、まずいので逃げたのだと思う。というのは、女性にとって痴漢摘発は相当の勇気を要し、一方まともな男性なら、対策は採っているはずだから。

 僕は以前、東京出張が多かったので(新規事業を立ち上げていた時)、電車内では両手を吊革などにかけていた。だから20年ぐらい前から この対策かな。間違って痴漢と言われても、両手が上に有れば疑いようもない。

 話は変わるが、僕の場合は若い頃、女性の痴漢にあった経験が多い。女性の痴漢は手は使わない。何で僕の所へ来るのか?今から考えると、何度かいい思いはしたんだけど。勿論文句は言いませんよ・・ちょっと脱線。

 もし、女性から痴漢と叫ばれ、まわりの人や駅員に捕まった場合、「弁護士に電話させてください」と言い、東京なら東京弁護士会に電話し、当番弁護士の紹介を受けて駆け付けて貰おう。警察には連れて行かれるが、何日も拘留されるなどは防げ、弁護士が警察に権利を主張し、相談に乗って貰える。

 もっと良いのは少額短期保険、男を守る弁護士保険と言われる(女を守る弁護士保険も有るらしい)「痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険」。月額590円を支払い私設弁護士が呼べるので、先の当番弁護士よりは更に有利になる。

 テレビ朝日の番組から得た情報を参考にした。

山手線の電車で優先席に座った学生風の若者に注意した 東京都民は何で注意しないのか?

2017年05月20日 09時54分32秒 | 社会・経済
 そもそも優先席を設置する事がおかしな文化だと思うのだが、①生徒や学生が平気で優先式に座る事、②それを周りの大人が誰も注意しないのは異常だ。若いサラリーマンも当たり前に優先席に座る。このとんでもない風景に出くわすので、山手線などに乗るのが億劫になる。

 5月18,19日は物流関係の調査で東京と横浜に出向いた。東京の倉庫は東京オリンピックで埼玉に移転するとの関係者情報を得ていたが、東京(大消費地:関東が全国の40%)の倉庫は健在で、ますます、巨大な倉庫が建設される。僕は都内を移動中だった。

 その学生風はリュックを担いで乗り込むと周りを見渡すことなく、直線的に優先席に向かい深く腰を下ろした。僕は普通席に座っていて、彼の行動が見えた。探せば普通席に座れたはずだが、優先席に行くことが当たり前になっているようだった。

 注意すべきだが、面倒臭いしどうしようかと思った。結局、「東京には1000万人以上もいながら誰も注意しないんだろうな」と思いつつ、降りる際に、学生風がドカッと座った優先席へ向かった。

 穏やかにしかし厳しく「お前は優先席に座る年齢なのか?」と聞いた。学生風はちらっと僕を見たが、何も答えず、目を落とした。無視だ。カチンときたから「優先席に座る年齢なのかと聞いてるんだよ!」と怒鳴った。そして、「老人に席を譲れ!」と最後に大きな声で言って、降りた。

 彼は相変わらず、無視を決め込んだ。誰がどう思うか思わないかは関係ない。あからさまに間違った行為をしている人間を放置はできない。力づくで移動させるまでは余りに面倒。あれだけ言えば少しは堪えただろう。僕は?小柄な高齢者だけどね。

 前にも書いたように困っている人が目の前にいると全部助けてきたし(1件の例外)、モノレールに並ぶ列にやくざが割り込んだ際も注意した。しかし、それで褒められたり拍手が来ることは皆無。あいつは馬鹿だと言われるのがおちだ。実際、逆の悪い噂を流され続けてきた。

権限 地位 資産・収入 能力がある人はそれに応じた社会責任を果たそう

2017年04月27日 21時15分17秒 | 社会・経済
 日本の社会構造を長年考えて来て、大きな課題だなと思うのは題記なんだね。1998年頃だったか、ある人から喋れと言われ、権限などと責任のアンバランスのことを語った。同じような事はソニーの創業者の一人である盛田 昭夫詩も書いていた。盛田氏以外では見当たらない・

 盛田氏は「日本では上に行くほど天国なんだ」という感じで書いていた。ちょっと抽象的だが、僕の考えとは一致するものがある。論理的には当たり前のことだが、この論理は日本ではほとんど見当たらない。

 また、日本のリーダーや実力者が世界で認められない、あるいは日本が世界から締め出される大きな要因が自分の事(利益、優遇)しか考えない或いは様々な考えや個性を受け入れない閉鎖性である。

 バブルの頃、欧米の人達は、「日本は繁栄しているのだから、我々も一緒の輪中に入れてくれよ」と期待していたが、そのような考えも動きも無かった。この様な閉鎖性が結局は日本が締め出される要因となったのだ。

 バブルからバブル崩壊にかけてジャパンバッシングは激しかった。そのうちジャパンナッシングとさえ言われるようになった。日本人は、自分達は真面目に働いている。なぜそのような虐待を受けるのかと理解できなかった。

 権限 地位 資産・収入 能力については多分に本人の努力に追うものが大きいが、その努力さえも運よく見に付いたものである可能性が高い。恵まれた人はそうでない人たちに手を差し伸べなければならない。

こころ自治会・第二集会場建設の競争見積もりは茶番劇だった

2017年04月22日 22時14分07秒 | 社会・経済
 風のうわさで、集会場の競争見積もりでは最安値ではない建築業者に決定したと聞いた。特命理由が出され「近くにあり、メンテナンスがやり易い」と書かれていたらしい。見積もりを出した他の業者も市内で業務をしており、メンテの機会が少ない家であることを考えると理由になっていない。

 僕はサラリーマン時代、研究所設備計画と購入、および製造業立ち上げをやったから30億円ぐらい購入しており、一般の皆さんよりは購入手続きが何なのかは知っている。特命理由書も何度も書いた。だから僕は自治会の購入についてもお手伝いを申し入れていたが断られた。

 そもそも、60名も集める自治会の役員会で、重要なテーマの話し合いが無く、何の決済もしなかったことに異様さを感じた。毎回のように出て来た話はスケートボードを紛失してこの扱いをどうするか・・といったテーマだった。60名も集めて紛失スケートボードを議論する事か?

 同じ街区の会員から、重要テーマは兎も角、予算の話は重要だという意見が出て、そこではと、副会長会(会長を含む)を作り予算について話し合う事を提案した。

 松山の自治会では、10万円以上の購入では専門委員会を作るとの情報を聞いていた。海田町の自治会では以前会長の使い込みが有って以来、情報はフルオープンになっている。

 同じ町内で、税理士が年間8万円で会計を指導するとの申し出があり、それも役員会で提案したが、ことごとく拒否された。

 あくまで推察だが、今から考えると、副会長だった僕の見えないところで、集会場建設とご近所の建設業者指定という大きな動きが有ったのではないかとも思えるのだ。役員就任前の総会では、繰越金が800万円ぐらいあり異常だった。僕は役員就任前だったので質問を控えた。

 夏の役員会だったか、自治会にしては多額である繰越金は噂の有った会場建設目的ではないのかと確かめた。実はドンピシャ。だったらなぜ、4月の第1回役員会から集会場のテーマを掲げて議論しないのか?その後、突如、集会場建設の専門委員会が作られたと発表が有った。

 誰がいつ、どのように、何の基準で専門委員会が作られたか、何の説明もなかった。僕は何か きな臭いものを感じていた。役員会での会計関係の議論と決済を提案して以降、お金の話がぽつり、ぽつりと出るようにはなった。

 伴南小学校に時計を贈る話については僕も当初は賛成した。ところが予算の中身を調べてみると、時計代が定価より高いことに気付いたので指摘した。凄い勢いでやってきて、「直せばいいんだろう?」と言われたがそういう問題ではない。

 僕が研究所の設備を購入していた頃は、業者から盆暮の贈り物が届けられ部屋に山のように積みあがった。その気になれば毎晩飲めたかもしれない。

 僕は全部、贈り主に返却した。お金がかかりバカにならなかった。賄賂を出そうとした業者は外した。現金は書留で返金した。電力社員は全国で10万人ぐらいいただろうが、そのような事をした例はなかったと思う。電力会社では有り難く頂くようじゃないと出世できない。

 当時、社長などトップには、発電所建設などのお礼で大金が企業から渡されていた。贈った本人が言っているのだから間違いない。それは、後から知った事だが。従って社員が贈り物を返したら、嫌み以外の何物でもない。

 僕は副会長を辞めた後も、毎年、購入においては適正な競争見積もりをするよう要求し続けた。特に、第2集会場が気になっていた。第2集会場の予算関係については請求しても出てこない。本来は、堂々と胸を張って開示すべきものだろう。

 最近特に感じるのだが、我々より新しい世代が集まると見事にいじめ集団が形成されたり、論理とか正義より空気を読むルールが支配していたり、日本という国は発展が出来ない国になってしまっている。北朝鮮はおかしいが、日本もおかしい。

東芝はどんどん身売りして消滅しかねない 要はハメられたんだ 誰が儲けた?

2017年04月01日 09時20分20秒 | 社会・経済
 新聞などの報道を読んでも見えない部分が有る。掲載されない情報も有れば(実は多い)、元々、日本では入手できない情報が有る。誰が知っているのか?

 日本とアメリカの違いは山ほどあって、分かり易く言えば、日本とアメリカは全てが反対と考えたほうが良い。日本に住むアメリカ人は当初、相当悩むらしい。しかし言わない。封印して言わずに溶け込めるアメリカ人だけが日本人に受け入れられている。

 勿論社会システムも思想も哲学も異なる。社会システムで決定的に違う典型的な例は諜報機関だ。日本でも公安が諜報機関みたいなことをやっているらしいが、ささやかなもので、アメリカはNSAとかCIAとかCSSとか色々有って、NSAだけでも3万人以上いる。

 前置きが長いが、要は日本は政府も大企業も諜報ネットワークが張り巡らされ、情報が筒抜けで丸裸にされているという事。安倍首相の秘密も全部わかっている。東芝は日本のトップ企業だったから、取締役会も詳細に把握されていた。その情報はアメリカの大手企業トップが入手できた。

 もし、アメリカの諜報機関がアメリカ国民の秘密情報を意図的にキャッチしたら法律違反になるが、日本の政府、企業、個人は法律の対象外だから、規制が無く、やり放題。そうなるとやってやってやりまくる・・となりませんか?

事の始まりは、東芝が価値2000~3000億円のPWRメーカーのWHを6000億円以上で買収した事。鴨葱に見えただろうね。メルトダウンしたBWR(沸騰水型:福島原発など)からの脱却を図り、信頼性の高いPWR(加圧水型)の製造権利を得ることにバラ色の夢を描いた。

 東芝が買収した原子力関係の建設企業S&Wは財政面を含み大きな問題点を抱えていた。東芝は事前に知り得ない。元の所有者CB&Iは東芝の情報を入手し、問題の有ったS&Wを上手に東芝に売りつけ、かつ原子力から距離を置いた。東芝は見事にババを掴まされたのだ。

 東芝は原子炉だけのビジネスでは利益が少ないと考え、原子力プラントの70%の事業費となる建設業に魅力を感じ、建設業進出を狙った。そこに電気屋では理解できないリスクが潜んでいたのを知らずに罠にはまったのだ。

 東芝に関して莫大に儲けたのは誰か?間違いなく、東芝の情報をキャッチして株の空売りした個人および企業でしょうね。アメリカからは日本は海外だから、法律の規制も無い。凄い事がいつも起こっていると思いませんか?

 今回はガードが甘すぎた東芝がやられた。美味しいリストは山ほど有るよ。次はどこの企業だろうか?

シャープ 東芝 三洋 何故日本の企業は負け続けるのか サムソン電子や鴻海との比較

2017年03月23日 18時44分31秒 | 社会・経済
 シャープは斬新なアイデアや開発、何よりも他社と異なるビジネスモデルで規模も拡大し世界的な飛躍が期待されていた。東芝はかつて日本一を誇った電機メーカー、一時の大きな落ち込みは土光 敏夫氏の手腕で復活し、先頃は原子力ルネッサンスに夢をかけWH(ウェイスティングハウス:PWRメーカー)を買収、前途洋々にも見えた。

 片やサムソン電子は日本の電機メーカーを真似し、いつまで経って もうだつの上がらない小規模で2流の企業であったし、鴻海に至っては日本中のそこら辺に有る中小プラスティックメーカーに過ぎなかった。勿論、日本電機メーカーの足元にも及ばなかった。

 それが今やサムソン電子は世界一の電機メーカーである。一時は、日本のトップ電機メーカー10社合わせても利益がサムソン電子の10%にも満たないと言われた。

 鴻海はスマートフォンや薄型テレビなどを受託生産する世界最大の会社になり、売り上げの落ちた昨年で売り上げ約15兆7800億円(日立で約10兆円:国内では自動車メーカーを除く製造業で最大)である。

 2社に共通する日本メーカー比の特徴は、①現地などの需要に合わせた商品開発と生産、②積極的な海外進出、③買収による技術や信頼の獲得、④素早い決断、⑤実力主義であろう。

 日本メーカーを彩る大きな二つの言葉は、「プロダクトアウト」と「キャッチアップ」だ。今でも日本の製造メーカーは作りたいものを作る傾向が有る。土光 敏夫氏が東芝のトップになった時、東芝の社員は自社製品を買わなかった。当然、ユーザーがどのような使い方をしているかも知らなかった。

 今も年賀状を頂いている元教授は電機メーカ出身で、明けても暮れてもライバル会社の技術を研究しそれを上回る開発で毎晩遅くまで時には徹夜で残業していたらしい。それが嫌で教授になられたのだ。性能を向上させ、高度化を図り、従って価格も高くなる。必ずしもニーズには合っていない競争だ。

 サムソン電子の戦略は大胆だ。日本の電機メーカーを徹底的に研究し、多くの点で日本企業の反対をやった。例えば、優秀な部下を持つことを評価した。日本企業では上司より実力を発揮する事が許されない。従って、企業の経年と共に全体の能力が下がってゆく。凋落組織だ。

 日本企業は優秀な人材ほど国内に留まる。ひたすら生産を続けるが自社製品が使われている状況を知らない。サムソンは新人を積極的に海外に出し、1年間は遊ばせる。そして現地の人たちが何を求めているかを学ばせる。

 韓国企業の躍進の大きな原因の一つに、日本企業からのノウハウ吸収が有る。日本では技術者の扱いが悪く不満が多かったから、狙い撃ちし、例えば年間2千万円を払って数十億とか数百億の開発ノウハウを吸収した。金曜日の韓国行き便は日本人の技術者で満杯だった。

 社員がノウハウを持ち出した企業は日立、パナソニック、ソニー、東芝、シャープなどほとんどの有力企業となっている。深刻な問題を放置していたのは何なのか。間抜けとしか言いようがない。僕なら情報が入った瞬間に経済産業省に電話を入れるだろうね。ノウハウ漏洩対策の日本連合を作れば良かった。

さて、シャープ、東芝が身売りするハメになったのは、経営陣の焦りだろうね。シャープは亀山工場建設など規模拡大を焦った。東芝はPWRが欲しかったので焦った(福島原発の事故でBWRの深刻な問題が露呈した)。過去には三洋電機が中国ハイアールに身売り、日本企業はどこまで爆買いされるのか。

 かつて(1988年頃か)三洋電機の課長には「もっとユーザの使用状況を把握し、現場的なニーズをくみ上げる必要があるよ」と伝えておいたけどね。その方は確か本部長になられた。今はどうなさっているか。

 

小池知事の判断は 豊洲のビルを売却し 築地を建て直す(運営を続けながら)のがベター

2017年03月20日 17時44分41秒 | 社会・経済
 石原慎太郎の百条委員会答弁はまたも女々しかった。豊洲への移転に関して石原は強引に指揮権を発動したと伝えられている。然るに、大きな流れに従っただの、浜渦副知事や役人に任せたからわからないなど自分の気持ち優先で喋りまくり、言い逃れ答弁で終始した。

 トップとしての責任は認めたが、その他は責任が無いとは呆れてものが言えない。副知事や役人に任せたことも、また任せた業務の重要な内容について確認し判断するする事も最高責任者としての責任である。やれやれ。

 さて、「豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議」では地下はベンゼン100倍など安全性に問題が有るが、地上は安全との結論を出した。何の専門家なのか評論家なのか、訳の分からん結論で逃げたために小池知事の判断に委ねられた。小池知事にとっては非常に悩ましい。

 確かにベストな解答はない。しかし、豊洲の選択は無いだろう。豊洲を選択するには下記のような問題が有る上に、余りにも引っ張り過ぎた。支持の得られない判断では都民ファーストを掲げた小池の政治生命も、将来の日本発展に向けて改革する国政参加の動きも崩壊しかねない。

 僕なら、豊洲の立派なビルは商業施設など最も良いプランに売却する。築地は現状の設備運営を継続しながら、この上を覆う形での新築地市場(上下二重構造)を建設する。建設後、旧築地は時代のニーズに応じた世界を作っても良い。

 豊洲の対策で巨額をつぎ込むよりはトータルで遥かに安く、安全な市場が実現できるだろう。

◎豊洲が余りに素人と指摘されている問題(はちま起稿より引用)

・市場は水洗いできず、不衛生このうえない。真水だとボウフラやコバエがわいてしまう

・豊洲にはいけすの水を冷やす「角氷」を作る設備がない

・仲卸と卸をつなぐ地下通路は高さ制限2.5メートル。低すぎる

・全体的に狭すぎる搬入口。側面が開くトラックに対応していない

・ターレ(小型の運搬車)が行き来するヘアピンカーブ。衝突や渋滞が起こる欠陥が発覚

・効幅1メートル32センチの店舗スペース。狭すぎてマグロが切れない


強欲ジジイが相談役で会社にのさばり続けるのが解消されるか 経済産業省の新対策

2017年03月14日 17時14分33秒 | 社会・経済
 かねてより電力や銀行などにおける相談役について問題視し、歴代の首相にも廃止を提案してきたところだ。この度、経済産業省で上場企業などに対して相談役に対する業務役割や経緯を年次報告で明確にするよう求めた。

 電力会社では会長を務めた役立たず爺さんが相談役としてトップ人事権を握り続け、美女付き、部屋付き、高級車付きで資産を築きながら院政を敷く。そして長生きし、社葬で一般市民には考えられないような夢の人生を全うする。

 元々、電力会社本店では課長以上が実質的な仕事はせず、取締役以上(一般からは何が評価されて上り詰めたかさっぱりわからない)へのサービス競争にあい務める巨大な男ハーレムを形成、実在そのものが気持ち悪い。



 ま、しかし、電力会社は儲けすぎては怒られ、赤字を出せばもっと怒られ、どうすりゃ―いいの?という、訳の分からん会社運用を強いられている。株式会社でありながら実は官僚組織より官僚的にならざるを得ず、理解しがたい組織になってしまうのも、全く理解できないわけではない。

 今回の経済産業省の頑張りは高く評価できる。しかし、電力相手に効果はどうかな?。電力会社は騙し作文が天下一品、その道の達人を揃えている。嘘作文屋が最高の出世街道。上手な作文を書いて相談役の存続を継続する可能性大。官僚もコロッと騙されるよ。