平家物語を読んでいたら、平家六代君(ろくだいのきみ)の墓を見たくなった。
場所は三重県津市の美杉町太郎生にある、名張市との境界あたりである。 この墓の奥には美しい日神渓谷がある。
六代君の墓は、ここ以外にも松阪市嬉野町のなめり湖の奥の日川地区にもあり、神奈川県逗子市にもあるらしい。
香芝から中和幹線で桜井 ~榛原 ~R165号で名張へ向かう ~夏見交差点で右折して県道からR368号へ入り比奈知から日神(ひかわ)へ向かう
途中の比奈知ダム
ダム沿いの国道は車も少なく適当なカーブで快適だ 快調!怪調?のペース
SANKOバスの飯垣内バス停前を右折して山の中へ入って行く ~2Kmほど走ると民家がポツンポツンの集落、集落のはずれ・日神渓谷入口に六代君の墓がある
六代君の墓は、ここの他に 松阪市嬉野町の日川地区にもある、また 神奈川県逗子市にもあるらしい
源氏との戦いで 『 青葉の笛 』 に唄われている敦盛と忠度ように “ 美しく悲しく ” 散って行く者、また戦に破れ、あちこちの山中に落ち延びる者、、、、
****** 行き暮れて 木の下陰を 宿とせば 花や今宵の あるじならまし ***** ---- 平忠度の詠みし歌
こんなことを想いながら、日神渓谷へ入って行く
墓の前の案内板によれば、小滝まで220m 大滝まで460mである
小滝です
渓流沿いを歩いたら、大小の岩や倒木で20分程かかった
新緑とコケと清流がベストマッチ 素晴らしい眺めである
渓谷沿いの岩は緑の苔で覆われている
流れの上も新緑でまばゆいばかりの美しさ
さらに奥へ進むと 大滝に出会う
高さは20m以上か? 豪快に落ちている
大滝の下流を見れば、これまた、まばゆいばかりの新緑である
こんな素晴らしい渓谷美が700m余も続く ~大滝を過ぎて なお奥へ進むと林道らしき道に出た、日神から西浦峠を経て倶留尊山へ向かう東海自然歩道である ~もう少し山奥まで歩いて引き返した
六代君の墓を拝み “ 祇園精舎の鐘の声・・・・諸業無常・栄枯盛衰・盛者必衰 ” を想い、、、素晴らしい渓谷美を見て大自然の営みや造形に感嘆した 150Kmのツーリングでした
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