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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

春を満喫-滋賀県近江八幡市:円山

2025年04月24日 | 滋賀
Maruyama, Ohmi Hachiman City, Shiga Pref.

さてさて、近江八幡「水郷めぐり」の舟は、のんびりとしたスピードで水路の中を進んで行きました


橋の上に何人もの人の姿が見えますが、皆さん、スケッチブックに絵を描いていました。
水郷と桜…文字通り絵になる風景ですね


ヨシの群生地は水鳥や魚達の生息場です。鷺や鵜の姿を何度も目にしました。それ以上に目についたのは巨大なミドリガメ。
そして、水路の中にはブラックバスが増え過ぎてしまい、固有種であるゲンゴロウブナやホンモロコなどが激減しているそうです


ワタクシ達が乗った舟は手漕ぎ船。業者によってはエンジン船で水郷めぐりを行う業者もあります。
エンジン船だと常にモーター音が聞こえるでしょうが、手漕ぎ船はギィーギィーッという櫓の音だけです。
ですので野鳥の鳴き声、水面で魚の跳ねる音などがよく聞こえるんです。
ワタクシは水郷めぐりをするのであれば、絶対に手漕ぎ船の方が風情があっていいと思います


ヨシ焼きをしたヨシ原、その向こうには見頃を迎えた桜。のどかなのどかな春の一日。
春の海でなく「春の湖 ひねもす のたりのたりかな」という気分でありました


船着場へと戻ってきました。約1時間の行程です。船頭さんの説明もすごく分かりやすく、
同行したご姉妹も人柄の良い人たちでした。家人も楽しんでくれたのでよかったです


船着場の近くに広場があり、そこの桜が見事だったんです。
これが大阪あたりだったら広場はお花見の人でいっぱいでしょうが、ここには誰も人がいませんでした


ところで、皆さんはお花見ってされますか。ワタクシ、桜の花は毎年見に行ってます。
しかし、桜の木の下にゴザを敷いて、酒を飲んだり弁当を食べたりする「お花見」をしたことがないんです


よくテレビなどで大勢の人がお花見をしている光景が放映されますが、ワタクシには経験が無いんですよ。
ワタクシにとって桜は静かに眺め、写真を撮るものなんですね

使用したカメラ:1、2、4、5枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


桜の季節…それは私にとっては野球シーズンの幕開けでもあるんです。
春の選抜高校野球大会を皮切りに、日本のプロ野球はもちろん、メジャーリーグからも目が離せません。
ただ、私が野球ばかりテレビを見るので、野球シーズンになると家人はうんざりするようです。



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水郷とヨシ-滋賀県近江八幡市:円山

2025年04月23日 | 滋賀
Maruyama, Ohmi Hachiman City, Shiga Pref.

さてさて、近江八幡「水郷めぐり」を楽しむことにしたワタクシ達ですが、
「水郷のさと まるやま」の舟がいよいよ出発いたしました。


水面から眺める桜はいつもとはアングルが違うので、新鮮な感じがします。


水路沿いの民家にヨシが干されていました。琵琶湖最大の内湖である西の湖は広大なヨシ原が広がっているんです。


ヨシは春に芽吹きはじめ、夏には4m近くに成長し、秋が深まると葉を落とし黄金色に変化し、冬にはヨシ原で刈り取り風景が見られます。
また芽吹きを良くするため、3月上旬頃に行われる「ヨシ焼き」は水郷の早春の風物詩となっています。
写真で黒く見えているのはヨシ焼きの跡で、新たに芽吹く新芽も見ることが出来ました。


近江八幡のヨシ産業は古く、信長時代にはヨシが年貢として納められていたと記されています。
ここ円山町周辺には現在約50ヘクタールに及ぶ群生地があり、この地方のヨシは江州ヨシと呼ばれその品質の良さは全国的に有名です。
一般的な用途は、すだれ・衝立・屋根や天井等の建材、茶畑の覆い等に使用されます。


ヨシの群生地は水鳥や魚達の生息場や繁殖場として重要な役割を果たすだけでなく、琵琶湖の水質浄化にも大いに貢献しています。
1953年の調査では滋賀県内にあったヨシ帯は260ヘクタールありましたが、1993年には約130ヘクタールに半減してしまいました。


このような現状を踏まえて、滋賀県は「美しい琵琶湖を次代へ引き継ぐ」を合い言葉にし平成4年に「ヨシを守る」「ヨシを育てる」
「ヨシを活用する」という3つを基本にした「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」(通称:ヨシ条令)を施行しました。
この光景はそういった努力があって守られているんですね。


ワタクシが以前「水郷めぐり」を楽しんだのは秋でした。ですので、ヨシが生い茂っていたんです。
今回はヨシ焼きをした後だったので、すごく展望が開けていたんです。
季節によって違いを感じることが出来るので、同じ場所でも随分と印象が違いました。
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/ba39d5e997889f764fca29c1d7bbf0c6


ヨシ原の奥にこんもりとした低い山が見えますね。この山は「安土山」です。織田信長が安土城を建てたのが、この安土山なんです。
かつてはこの場所から、壮大な安土城を眺めることが出来たのでしょうね。

使用したカメラ:1枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


船頭さんに「ここにも外国人観光客は来るんですか」と訊いてみると、「来ます来ます。いろんな国の人が来ますよ」とのこと。
「私は英語なんか喋れませんので、会社から説明用のテープを借りてずっと流しますんや。喋らんでええから楽ですねん。
白人の人は説明のテープを聞いて、頷いたりしてますわ。中国の人はテープなんか全然聞いてません。
ひたすら写真撮ってますし、中にはうるさいからテープ消してくれという人もおりますねん」だそうです。
なんとなくその光景が頭に浮かんできました。



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水郷の里-滋賀県近江八幡市:円山

2025年04月22日 | 滋賀
Maruyama, Ohmi Hachiman City, Shiga Pref.

さてさて、八幡堀で桜を楽しんだワタクシ達ですが、次に向かう目的地がありました。
近江八幡には琵琶湖の内湖である「西の湖」があり、その周辺には網の目のような水路が走り、日本最大の水郷地帯が形成されています。 
ここには、葦(ヨシ)の群生地が広がり、その間の迷路のような水路をめぐる、琵琶湖の「水郷めぐり」を楽しむことが出来るんです。
家人は近江八幡の水郷めぐりをしたことがないので、今回は水郷めぐりに行くことにしたんです


近江八幡では4社が「水郷めぐり」、2社が「八幡堀めぐり」を行なっています。
ワタクシ達は円山という集落で運営されている「水郷のさと まるやま」という水郷めぐりの船に乗ることにしました。
ワタクシは以前に一度、ここの水郷めぐりを楽しんだことがあって、すごく対応が良かったので今回もここを選んだんです


6人以上の団体だと予約をして随時船を出してくれるのですが、個人客だと時間が設定されているんです。
ワタクシ達は10時からの定期船を予約していたので、10時前に船着場に到着しました。
船着場周辺も桜が見頃を迎えていたんですよ


船着場がある近江八幡市郊外の円山町は琵琶湖の内湖の一つ「西の湖」に面した集落です。
周辺にヨシ原が広がる水郷地帯で、国の「重要文化的景観」の第1号に選定されています


ワタクシは円山の集落の雰囲気が好きなので、家人にも見てほしいと思ったのですが、家人はさほど興味がないようでした。
まあ、農村や漁村の風景を見て喜んでいる人の方が珍しいですな


菜の花と桜…春には淡い色彩のパステルカラーが似合います。春には柔らかい色彩がマッチしますね


団体さんを乗せた船が出発していきました。ギィー、ギィーっと櫓を漕ぐ音だけが聞こえてきます


船が出る時間が迫ってきました。ワタクシ達が乗る船には、ワタクシ達を含めて4人が乗船しました。
あとの二人は年配の姉妹の方でして、すごく上品で気さくなお二人でした


ではでは、約1時間の長閑な船旅に出発しましょうか

使用したカメラ:6〜8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


日本人って「日本三大○○」とか「日本百××」というのが好きですよね。水郷にも「日本三大水郷」というのがあるんです。
ここ近江八幡、茨城県の「潮来」、福岡県の「柳川」が日本三大水郷だそうなんです。
果たしてこの三カ所が三大水郷として妥当なのかどうか、私には判断しかねます。



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近江商人の町並み-滋賀県近江八幡市:新町通り

2025年04月21日 | 滋賀
Shinmachi Street, Ohmi Hachiman City, Shiga Pref.

さてさて、近江八幡市を訪れて八幡堀の桜を楽しんだワタクシ達ですが、
八幡堀から歩いてすぐの場所に「新町通り」と呼ばれるエリアがあります。
ワタクシは新町通りの町並みが好きでして、次の予定があってゆっくり散策することは出来ないのですが、
せっかくなので駆け足ではありますが新町通りに向かうことにしました


新町周辺は、古い町並みがよく保存されています。そして、国の重要伝統的建造物保存地域にも剪定されているんです。
江戸時代末期から明治にかけて建築された商家が整然と残る町並みは、近江商人のふるさととして保存運動が展開されています


近江商人の中でも八幡商人は、近江商人の中でも最も早い時期に活動し、海外進出を果たしたのもこの地の出身者でした。
新町界隈には、八幡商人の住居がまとまってよく残っており、景観だけではなく、史跡としても重要なものです


江戸時代、近江を本拠地に他国で活躍する商人を近江商人と呼びました。
その出身地は、主に湖東三郡と呼ばれる蒲生郡、神埼郡、愛知郡に集中しており、
なかでも近江八幡や日野、五個荘からは数多くの有力商人が出ていました


近江商人の中でも、最も早い時期から商才を発揮したのが八幡商人でした。
楽市楽座のもと、活発に商売をしていた八幡商人は、八幡山城の廃城で町が幕府領になったのを機に、全国へ行商の旅に出かけました。
やがて、いち早く江戸日本橋に店を構え、「八幡の大店」と称される大型店舗経営に成功したんですね


八幡商人が扱った商品は畳表、蚊帳、数珠、灯心などでした。近江や上方の地場産業の産物を関東へ持ち込んで販売します。
一方、関東・東北の原材料品を上方へ流通させるという商法で大きな利益を上げたんです


ただ、近江商人の成功に関しては妬み、やっかみも強かったようです。
江戸で成功した近江商人、伊勢商人に対して「近江泥棒・伊勢乞食」という言葉があったんですよ


近江出身の人は商才があり、伊勢出身の人は倹約家が多く、成功する人が多かったのですが、
「宵越しの金は持たない」という気風の江戸っ子には、羽振りのいい近江人や伊勢人に対する負け惜しみがあったのでしょう


近江八幡にはよく足を運ぶのですが、いつ訪れても人が穏やかで、ギスギスしていないなぁって思うんです。
その背景には経済的に豊かな地であったということも、影響しているのかもしれないですね


女の子ととウィリアム・メレル・ヴォーリズの像がありました。ヴォーリズは、英語教師として来日しましたが、
その後、この地でキリスト教の伝道に尽力しつつ、建築家としても活躍し、関西地方を中心に約1600棟の建物を設計しました。
また、メンソレータムで有名な製薬企業「近江兄弟社」を創設したり、教育の場として図書館や近江兄弟学園の設立など、
多岐にわたる社会貢献事業を展開しました。ヴォーリズは近江八幡市第一号名誉市民にも選ばれています。
ワタクシはヴォーリズが設計した建造物って大好きなんですよ


ではでは、この後の予定がありますので次の目的地に向かうとしましょうか

使用したカメラ:7、10枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


今年は桜の開花が遅れました。しかし、その反面、桜の開花期間が長かったように思います。
そのおかげで桜の美しさを満喫した人も多かったのではないでしょうか。
私はこの後、さらに信州にまで桜を求めて出かけていきました。今年は人生で一番桜を楽しんだように感じます。



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今年も桜を楽しむことができる喜び-滋賀県近江八幡市:八幡堀

2025年04月20日 | 滋賀
Hachimanbori, Ohmi Hachiman City, Shiga Pref.

さてさて、桜を求めて近江八幡市にある八幡堀へとワタクシ達は向かいました。
満開とまでは言いませんが、八分咲きくらいの桜は十分に見応えのあるものでした


若い頃、さほど桜に興味を持つことも無かったですし、桜の美しさに心惹かれることもありませんでした。
歳を重ねるごとに「桜っていいなぁ」「桜は素敵だなぁ」と思うようになりました


特に五十路を迎えた頃からでしょうか。桜の季節を迎えると今までに無い感情が湧いてくるようになったんです。
それは、「今年もまた満開の桜を見ることが出来て幸せだ」という幸福感と、
「これからあと何度、美しい桜の姿を見ることが出来るのだろう」という不安感です


いつ頃からでしょうか。一年が過ぎ去っていく速さに驚くようになりました。
「このまま仕事に追われて毎日を過ごしているうちに、気がつけば年老いて行ってしまうのだろうか」と思うようになりました。
その頃から、自分の目で見たものを写真に残しておきたい、大切な記憶を写真にとどめておきたいと感じたんです


元々写真を撮ることは好きだったのですが、デジタルカメラの登場によってフィルムの現像などを気にすることもなくなり、
気軽に日常を撮影できる時代がやってきました。ワタクシの日常の中で、写真を撮るということが大きな楽しみになりました


若い頃にはあまり撮影しなかった被写体にも目を向けるようになりました。それは「古い町並み」であったり、
「神社仏閣」であったり、そして、四季折々の花々であったりなんですよ


そんな中、桜は心惹かれる被写体になりました。毎年のように桜を見に、桜を撮影しに遠出をするようになりました。
ワタクシは正月が来ても「新たな一年が始まる」という気持ちにさほどならないのですが、
春が来て桜を見ると「また新しい一年が始まる」という気持ちを強く感じるんです


そして、毎年「また元気なままで、健康な姿で桜を見ることが出来た」という喜びを強く感じるんです。
こんなことを思うのは、ジジイになったからなんでしょうね


そして、一方では「あと何度、満開の桜を見ることが出来るのだろう」という気持ちも感じるんです。
ワタクシの年齢になると、身近な人たちが虹の彼方に旅立っていくことも増えてきました。
いずれ近いうちにワタクシも…そんなことを考えてしまうんです


でも、今は歳を重ねて老いていくことへの哀しさよりも、歳を重ねたからこそ感じることや理解できることが増えた喜びの方が強いんです。
八幡堀の桜を見ながら「あと20回は、いや30回は満開の桜を見るからな」と心に誓ったワタクシでした

使用したカメラ:1、7、8、9枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


4月から週3日の勤務になったのですが、仕事の開始時間が朝の10時。職場までは自転車で20分なので9時30分に家を出ています。
朝は紋クンの散歩の後、約1時間のウォーキングをしてから自転車で出勤ですので、仕事がある日もかなり健康的な生活なんです。
その効果が徐々に体重に出てくるようになったのが嬉しいんですよ。



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