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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

長い間ありがとうございました。gooブログに感謝です。

2025年08月13日 | ご挨拶
長い間、gooブログでブログを続けてきました。出来ることならこのまま続けていきたかったのですが、gooブログが終了してしまいます。
ブログをやめようか、それとも別のサイトに移行しようか悩んでいたのですが、今日から新たに別のサイトで活動することにしました。

新しいURLは
https://ahuob4cy7k22.blog.fc2.com
になります。

タイトルは今まで通り「よっちんのフォト日記」です。
どうかよろしくお願いします。
コメント (4)

なんだか微笑ましいなぁ-長野県下諏訪町:万治の石仏

2025年08月12日 | 信州(南信)
Stone Buddha of Manji, Shimosuwa Town, Nagano Pref.

さてさて、諏訪大社下社春宮の参拝を終えたワタクシ達は、神社の境内から西の方へと歩いて行きました


少し歩いて行くと川が流れていて中央に島があります。そこには浮島社があり、どんなに大水がついてもあふれないそうです


浮島社の周りにも四本の御柱が立っています。諏訪地方の神社では、御柱というのがどこでも見られるのでしょうね


浮島社から歩くこと3分ほどでしょうか。稲穂が実りつつある田んぼに囲まれ、どんっと鎮座しているのが「万治の石仏」です。
巨大な自然石の胴体に対してアンバランスな頭がちょこんと乗るユーモラスな風貌をしている石仏なんですが、
1974年に下諏訪を訪れた芸術家の岡本太郎氏がカメラを持つ手をふるわせながら、
「世界中歩いているが、こんなに面白いものは見たことがない」と絶賛したことで有名になったそうなんです


高さ2.6メートル、幅3.8メートル、奥行き3.7メートルの安山岩をそのまま胴体とし、
その上に高さ約65センチメートルの仏頭を乗せた石仏なのですが、こんな伝説が残っているんですよ


明暦3年(1657年)、諏訪高島三代目藩主忠晴が、諏訪大社下社春宮に大鳥居を奉納しようとした時のこと。
石工がこの地にあった大きな石を使おうとノミを打ち入れたところ、血が流れ出た。
驚き恐れた石工は大鳥居の造作を止め、あらためてこの不思議な石に阿弥陀様を刻み、霊を納めながら建立したのがこの石仏だと。
建立した願主が、万治3年(西暦1660年)と刻まれていることから、万治の石仏と称されることになりました


“万(よろず)治まる”と書くため、物事を丸く治めるご利益があると言われています。
そして、お参りするには独特な作法があるんです


ワタクシ達はこの作法をしっかりと守り、万治の石仏のご利益を願ったのでありました


石仏の周囲に広がっていた田んぼでは、稲穂についた夜露が朝の日差しに輝いていたのでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30

PS.gooブログの閉鎖に伴い、ようやく他のサイトにブログを移行することにしました。
明日からはfc2ブログで新たな活動を始めます。どうかfc2ブログの方に来ていただければ嬉しいです。
https://ahuob4cy7k22.blog.fc2.comが新しいURLになります。



私たちが万治の石仏に向かって歩いていると、近くの中学校の生徒達が2列になってランニングをしていました。
部活動の練習なのだと思いますが、私たちが中学生の時とは暑さの質が違います。大変だろうなぁって思いました。
私たちの時代は「水を飲むとバテるから水を飲むな」と言われましたが、今の時代にそんなことをすれば死者が出るでしょうね。



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コメント (28)

厳粛な佇まい-長野県下諏訪町:諏訪大社 下社 春宮

2025年08月11日 | 信州(南信)
Suwataisha Harumiya Shrine, Shimosuwa Town, Nagano Pref.

さてさて、上諏訪温泉で宿泊したワタクシ達は、翌朝(7月24日)は6時30分からビジネスホテルでバイキング形式の朝食をいただき、
7時に隣町である下諏訪町へと向かいました。車で30分ほど移動し、最初の目的地に着きました


ワタクシ達がやって来たのは「諏訪大社 下社 春宮」です。諏訪大社は全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社です。
神社は一つではなく、諏訪湖の周辺に4ヶ所の神社があるんです。下の地図を見てくださいね


ワタクシ達が訪れた下諏訪町には下社春宮、下社秋宮があるんです


創建年代は不明なのですが、国内にある最も古い神社のひとつとされています。
諏訪大神様の御神徳は数々あるのですがが、古くから雨風・水の守護神、五穀豊穣を祈り生命の根源を司る神として、
また武勇の神として代々朝廷をはじめ、武門武将、多くの方々に信仰されて来ました


諏訪大社の社殿の周囲四隅には、御柱(おんばしら)と呼ぶ以下4本のモミの柱が建てられています。
諏訪大社の御柱は寅と申の年に建て替えられ、山中から御柱としてモミの大木を16本(上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮各4本)切り出し、
諏訪地方の各地区の氏子の分担で4箇所の各宮まで曳行し社殿の四方に建てて神木とするのですが、
これは御柱祭と呼ばれ皆さんもご存じではないかと思います


今の時代、モミの大木を16本揃えるというのも大変じゃないかと思いますが、御柱のために保護された木があるのでしょうね


広角レンズのおかげで幣拝殿と御柱を写すことが出来ました。現在の幣拝殿は安永年間に建立されたものだそうです


ワタクシは10年前に諏訪大社の四宮を順番に訪れたことがあります。またここ春宮は何度も訪れているのですが、
いつ訪れても境内の中には凛とした空気が漂っている気がします


とりわけここ下社春宮は鬱蒼とした森に囲まれているために、すごく厳粛な雰囲気があるんです。
早朝の境内はワタクシ達しかおらず、静寂の中で身が引き締まる思いがしました


最近はどこの神社に参拝しても「家族の健康」ばかり祈願していますが、ここでもやっぱり同じことを願いました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


最近は神社に参拝する外国人の観光客の姿をよく目にします。驚くのは彼らが参拝の作法をしっかり守っていることなんですよ。
今の時代ですからyoutubeなどで神社の参拝マナーを見ることが出来るのでしょうね。
逆に日本の若い人などが、帽子を被ったまま手を合わせていたり、鳥居に一礼することなく参拝している姿を目にします。
ちょっと恥ずかしいなって思うんですよねぇ。



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コメント (25)

郷土料理を満喫-長野県諏訪市:「旬呑蔵 蛍」

2025年08月10日 | 信州(南信)
“Hotaru”, Suwa City, Nagano Pref.

さてさて、八ヶ岳の下山後は上諏訪温泉にやって来たワタクシ達ですが、千人風呂で汗を流した後はホテルに戻り、
それぞれの部屋でしばしの休憩を取りました。そして、休憩の後は楽しみな夕食の時間です。
この日は上諏訪駅に程近い場所にある「旬呑蔵 蛍」というお店に予約を取り、6時にお店に行きました


まずは「生ビール」で乾杯。無事に下山できたことに感謝してジョッキを傾けます。
そして、生ビールと一緒に運ばれてきたお通しにビックリ。なんと「しめ鯖」なんですよ。
このしめ鯖がとても美味しく、「これならこのお店は当たりやな」と思ったのでありました


どーですか。まずは「馬刺し」をいただきます。信州は馬肉を食べる文化が根づいており、特に南信州では馬肉をよく食べます


この馬刺しですがもちろん馬い、いや、美味いに決まっています。相棒さんと「美味いなぁ」と言いながら箸が進みます


どーですか。次は「マスの昆布締め刺身」です。マスの昆布締めなんて大阪では食べることがありません。
ワサビも天然ワサビを擦りおろしたもので、お店のこだわりを感じますな


ここのお店のビールは「サッポロビール」です。大阪ではサッポロビールのシェアが少なく、
久しぶりにサッポロビールを飲んだ気がします


どーですか。続いては「山菜おろし」です。かつお節で隠れていますが、真ん中には大根おろしがあるんです。
大根おろしに醤油を垂らしていただきました


どーですか。と書きましたが、これってなんだかわかりますか


これは「いなごの佃煮」なんです。南信州、とりわけ伊那谷は昔から貴重なタンパク源として昆虫を食べる習慣があるんですよ。
いなご以外に「蜂の子」「ざざ虫」などが有名です。「ざざ虫」は清流に住むカワゲラ、トビケラなど水生昆虫の幼虫のことです。
この「いなごの佃煮」ですが、お酒のアテにはピッタリだなと思いました


どーですか。おじさん達は肉も大好きでして、これは「信州味噌角煮」です。これが旨かった


歯が要らないくらいに柔らかく煮込んであり、信州味噌の味がよーく染みていました


どーですか。お揚げさんが好きなワタクシは「大きい油揚げ」をオーダーしました


油揚げとは言いますが、厚揚げじゃないかと思うくらいに肉厚な油揚げでした。これも美味い


どーですか。ビールを終えてワタクシは「蕎麦焼酎」、相棒さんは「りんご酒」を注文しました。
ワタクシは普段は芋焼酎を飲むのですが、ここは信州。蕎麦焼酎をいただきました


どーですか。「トマトスライス」もいただきました。オリーブオイルがかけてあって、洋風な味わいになっていました。
信州に来ると野菜が美味しいんです。もちろんこのトマトも最高でした


どーですか。最後は「野沢菜」をいただきました。よく飲み、よく食べました。お店の人の対応もよく、いいお店でした。
これだけ食べて、かなりの量を飲んだのですが会計は一人当たり5130円でしたので、コスパは高いですよねぇ

「旬呑蔵 蛍」…長野県諏訪市諏訪1-8-10


帰り道でコンビニに立ち寄り、ビールとおつまみを買ってホテルに戻りました。
部屋でニュースを見ながらビールを飲んでいると、あっという間に睡魔が襲ってきたのでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


いいお店でした。信州ならではの郷土料理を堪能することが出来ました。下諏訪にある馴染みの旅館が満室で、
宿泊することが出来なかったのは残念でしたが、美味しい夕食に大満足でした。
以前は旅先で飲食店を探す時は、地元の人に「どこのお店がいいですか」と訊くことが多かったのですが、
最近はネットなどの情報も頼りにすることが増えました。でも、一番確かなのは地元の人からの情報ですね。



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下山の後は温泉街へ-長野県諏訪市:上諏訪温泉

2025年08月09日 | 信州(南信)
Kamisuwa Hot Spa, Suwa City, Nagano Pref.

さてさて、行者小屋を出発すると登山口の美濃戸までは2時間ほどの下りになります。
ワタクシの頭の中には下山後のお風呂、そしてビールがチラついておりました


行者小屋から下っていくと、標高も2000mを切ります。樹林帯の中を黙々と歩くことになるのですが、
清冽な川の流れが下界に下りてきたことを教えてくれます


見事な苔を目にしました。八ヶ岳は大きく北八ヶ岳、南八ヶ岳と南北に区別されるんです。
森林と池が多く穏やかな北八ヶ岳、3000m近い峰々が聳えるアルペンムードの南八ヶ岳という特徴があり、
北八ヶ岳には見事に苔むす森を見ることが出来ますが、ここの苔も素晴らしいものでした。
今まで北は八ヶ岳を「女性的」、南八ヶ岳を「男性的」という表現をしてきたのですが、
ジェンダーフリーの今の時代ではこんな表現も消えていくのでしょうな


12時20分、予定より少し遅れて登山口の美濃戸に到着。無事に下山することが出来ました。
ここでは湧水がふんだんにあるので、まずは冷たい水をがぶ飲み。その後は頭から冷水を浴びました。
六十路の爺さんとは思えない行動をワタクシはやってしまうのです



PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/41678334


美濃戸を出発した後は諏訪市内で昼食を食べたり、虫刺されの薬を買いにドラッグストアに寄ったりしながら、
午後3時前に「上諏訪温泉」に到着。本当は下諏訪温泉の馴染みのお宿に泊まりたかったのですが、残念ながら満室だったんです。
ですので、この日は上諏訪温泉のビジネスホテルに泊まることにしたんです。
ありがたいことに、上諏訪に着く頃から激しい雨が降ってきたんですよ。山の中で雨に遭わずによかったです


このビジネスホテルには上諏訪温泉の源泉を引いた大浴場があるのですが、ワタクシ達には行きたいお風呂があったんです。
なお、この部屋はダブルベッドですが相棒さんとワタクシはそれぞれ別の部屋で泊まります


ワタクシ達の宿のすぐ前に「片倉館」という立派な施設がありました。
片倉館は、大正から昭和の初期に日本における輸出総額の約4割が絹製品であった当時、
シルクエンペラーと称された片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を供するため1928年(昭和3年)に竣工されたものなんです。
今の若い人には「蚕」「桑畑」「生糸」なんていうのも「何のことですか?」でしょうね


ここが片倉館の「千人風呂」。内部の撮影はできないのですが浴槽は大理石造りです。
縦7.5m、横4m、深さ1.1mの大きな浴槽はゆうに百人以上入れるほどなんです。
これほどの立派な風呂を作ったのは生糸工場で働く大勢の女工を一度に入浴させるためだったそうなんですよ。
女工哀史…そんな言葉を思い浮かべますが、お風呂は最高の心地よさでありました


その後は互いの部屋でしばしの休憩。そして夕食を食べるために上諏訪駅の方に向かうのでした。
そして、美味しい信州料理をいただけるお店に入るのでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


信州の諏訪湖沿岸は、かつては日本有数の製糸業が盛んな地域でした。周辺部の農村では生糸の原料になる蚕の飼育が盛んでした。
そして、製糸工場を支えていたのは安価な賃金でありながら、過酷な条件で働く農村出身の若い女性達でした。
彼女達には今の時代の「働き方改革」なんて夢のような話でしょうね。



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