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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

連休は近場で過ごす-大阪府岸和田市:大威徳寺

2025年05月18日 | 大阪(大阪市以外)
Daiitokuji Temple, Kishiwada City, Osaka Pref.

さてさて、今年のGWは後半の5月3日〜6日の4連休に多くの人が旅行などの遠出を楽しんだことだと思います。
ただ、ワタクシは4月から非常勤職員になり、毎週日曜日〜水曜日が休みなので多くの人で混雑するGWに遠出をする気はありません。
ただ、天気の良い日に家でジッとしているのも嫌なので、5月3日は近場で新緑を楽しもうと考えたんですよ


朝7時40分頃に自宅を出発し、8時15分に岸和田市にある「大威徳寺」に到着しました。
岸和田というと全国的には勇壮な「岸和田だんじり祭」で有名だと思うのですが、だんじり祭りは海側の祭礼なんです。
大威徳寺は岸和田市内でも和歌山県との県境に近い山側に位置しているんです


境内に入ると「愚痴聞き地蔵」という可愛いお地蔵さんがありました。
以前ですと仕事のことであれこれと愚痴を言いたくなりましたが、今は国際情勢に関して愚痴を言いたくなりますわ。
もう国際連合なんて何の期待もできないですし、プーチン・トランプ・習近平なんてのが「世界の主要国」のリーダーであるなんて、
なんと不幸な時代がやって来たのかと愚痴、ボヤキが出てしまいます


こちらは「幸せ地蔵」です。これは親子が微笑み合う姿を表しているのでしょうか。
優しい表情に思わずワタクシの頬も緩みます


大威徳寺は紅葉の名所として名高い牛滝山の山中に位置し、山号も牛滝山です。
修験道の開祖である役行者(役小角)が牛滝山に開いたと伝承される山岳寺院で、古来、葛城修験道の霊場として尊崇を集めてきました。
紅葉の名所ということは、新緑が美しい場所でもあるということですな


重要文化財でもある多宝塔です。多宝塔の周囲は眩いばかりの緑に包まれています。
この多宝塔は16世紀初めに建立されたものだそうです


ワタクシは一年の中で5月が一番好きなんですよ。その理由として
・空気が乾燥していて、爽やかな気候の日々が多い。
・日に日に日照時間が長くなり、明るい日差しの下で活動できる時間が長い。
・萌え立つような新緑の美しさに心惹かれる。
というのがあるんです


ワタクシは晩秋の紅葉ももちろん好きなのですが、それ以上に初夏の新緑が好きなんです。
一点の翳りも無い無垢な萌黄色の美しさ。ワタクシは毎年新緑を求めて、どこかに出かけています


この建物は本堂です。ワタクシは連休中なので、もう少し参拝客がいるのかと思っていたのですが、
朝が早いからかもしれませんが境内は閑散としていました。紅葉の時期はかなりの人が訪れるお寺なんですが、
新緑って多くの人にはさほど魅力があるものじゃないんですかねぇ。
ではでは、静かな大威徳寺の境内をゆっくりと参拝していくとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


気がつけば大好きな5月も後半になりました。あと十日ほどで6月がやってきます。
梅雨入りすると一気に蒸し暑くなり、雨で外出がままならないことも増えてしまいます。
梅雨入りする前に、もう一度くらいはキャンプに出かけたいですね。



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猿田彦大神を祀る神社-三重県鈴鹿市:椿大神社

2025年05月17日 | 三重
Tsubakiookamiyasiro, Suzuka City, Mie Pref.

さてさて、この日のワタクシ達は快調な足取りで「入道ヶ岳」を登ることが出来、
10時半には下山ルートに向かっていました


ワタクシ達が下山に向かう頃、山頂には登って来る人の数が増えてきました。この日は4月29日の祝日です。
かなりの人が入道ヶ岳を登っていました。どの人も稜線に上がってくると、強風に難儀しているようでした


鈴鹿山脈のすぐ東側は伊勢平野が広がっています。冬場になると「鈴鹿おろし」と呼ばれる風が、伊勢平野に向かって吹き下ろすそうです。
◯◯おろしと呼ばれる風では、なんと言っても阪神タイガースでお馴染みの「六甲おろし」が有名でしょうが、
「上州のからっ風」とも呼ばれる「赤城おろし」も関東の人にはよく知られた風でしょうね


鈴鹿の山には魅力的な山が多いです。ただ、鈴鹿の山はヒルが多いことでもよく知られています。
ですので5月半ばから9月末くらいまではどうしても敬遠してしまうんですよ


最後に望遠レンズで山頂を遠望し、入道ヶ岳に別れを告げました。
この後はかなり急な斜面をスタスタと下山していき、予定よりも早めに下山することが出来ました



PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/39525867


下山してきた場所、つまり入道ヶ岳の登山口には「椿大神社」(つばきおおかみやしろ)が鎮座しています。
せっかくですので、こちらに参拝していくことにしました


椿大神社は、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を主神として祀っている神社です。
猿田彦大神を祀る神社は全国で二千社余りありますが、実はその総本宮が椿大神社なんです。
鈴鹿やその周辺では、親しみを込めて「椿さん」と呼ばれていることを知りました


三重県の神社というと伊勢神宮の印象があまりにも強いのですが、ここ椿大神社はとても立派な神社でした。
そして、この写真でもわかるようにこの日も多くの参拝者が来られていました。
また、ワタクシは全然知らなかったのですが、女優の仲間由紀恵さんはこの神社で結婚式を挙げられているんです


この神社の主神は猿田彦大神。天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、天照大神の命により九州の高千穂に降臨する際、
途中で天孫一行の道案内をしたのが猿田彦大神であると伝えられています。 
そのため、万事良い方向に導いてくださる「みちびきの神様」とよばれています。
ワタクシには猿田彦大神というと、手塚治虫氏の「火の鳥」に特徴的な風貌で描かれていた印象が強いんですよ


この後、ワタクシ達は日帰り温泉に行って汗を流し、大阪への帰路についたのでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


いい一日でした。山頂付近の強風こそ予想以上でしたが、気持ちのいい登山道を歩き、神社に参拝することも出来ました。
今年のGWは遠出をすることはしなかったので、この登山が一番の遠出になりました。
この日はGWの祝日なので、高速道路も混んでいるかと思ったのですが、渋滞が全く無かったのも幸運でした。



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天空の白い鳥居-三重県鈴鹿市:入道ヶ岳

2025年05月16日 | 三重
Mt.Nyudogatake, Suzuka City, Mie Pref.

さてさて、鈴鹿山脈「入道ヶ岳」を登るワタクシ達ですが、8時ちょうどから登り始め、
9時48分に山頂に到着しました。なかなか早いペースで山頂までやって来ることが出来ました


入道ヶ岳の山頂には、大きな白い鳥居があることで知られており、伊勢国一之宮である椿大神社の御神体として崇められています。
白い鳥居は青空に映えますね


入道ヶ岳は山頂まではなかなかの急登なのですが、山頂付近はなだらかな地形になっています。
山頂からは伊勢平野、そして伊勢湾を一望することが出来ました。
ただ、猛烈な強風が吹きつけており、ワタクシ達は風を避けるように木の風下に腰をかけ、休憩することにしました


よっちん氏は今年になって一日平均12000歩を歩いています。その成果もあるのか、この日も余裕を持って登ることが出来ました。
六十路の爺さんの割には今のところ元気です。この元気を維持したいものですな


早めの昼食を食べてもう一度鳥居のところに戻りました。手を伸ばせば雲に手が届きそうな気がします。
入道ヶ岳の標高は906m。決して高い山ではありません。しかし、すぐ目の前に伊勢平野が広がるので展望は申し分ありません


展望を遮るものが無いということは、風を防ぐものも無いということです。強風によって体感温度は随分と低く感じられました。
ですのでザックの中に入れていた防寒着を着て寒さを凌ぎます。防寒着を持って行っていてよかったですわ


山頂から5分ほど歩いたところに椿大神社の奥宮が鎮座していました。富士山をはじめ、日本には山をご神体として崇めることが多いです。
日本の山岳信仰は、古くから山々に宿る神様や霊験あらたかな霊地に対して、敬意を払い、信仰を寄せる信仰のひとつです。
山々は古来より日本人にとって神聖な場所であり、山岳信仰はその山々に宿る神様や霊を崇める信仰として日本の文化に根付いています。
そういえば山に宿る神様のことを「山の神」と言いますが、口やかましい妻の呼称の一つとして「山の神」という言い方がありますね。
また、箱根駅伝の山登り区間で圧倒的な走りを見せた選手を「山の神」と呼ぶようになりました。
それだけ山の神様というものが、ワタクシ達の生活に根付いているということでしょうか


北の方に目を向けると、鈴鹿山脈の主峰群が見えます。真ん中やや左の鋭く尖った山が鎌ヶ岳。
真ん中のやや丸みを帯びた山が御在所岳です。鈴鹿山脈は標高1000mを少し超える山が連なっているんです


なだらかな山頂付近の周回コースを歩いてきました。山頂の鳥居が遠くに見えます。
ではでは、そろそろ下山するとしましょうか

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/39525867

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


若い頃、私にとって山というのは2000m以上の高さがあるものであり、1000m程度の高さの山には何の魅力も感じませんでした。
「山高きが故に貴からず」という言葉があります。言葉の本来の意味は「人は外見や地位ではなく、中身こそが大切であること」ですが、
今の私には「高くはない山であっても、山には十分に魅力があるんですよ」という意味に思えるんですよ。



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椿大神社の御神体に登る-三重県鈴鹿市:入道ヶ岳

2025年05月15日 | 三重
Mt.Nyudogatake, Suzuka City, Mie Pref.

さてさて、4月29日の祝日ですが、ワタクシは相棒の「今では晴れ男さん」と日帰り登山を楽しみました。
朝6:30に大阪を出発し、三重県鈴鹿市へと向かいました


「椿大神社」(つばきおおかみのやしろ)という立派な神社に着きました。この神社の駐車場に車を停めるんです。
今回登る山は「入道ヶ岳」という山でして、入道ヶ岳はこの神社の御神体として崇められています。
椿大神社はおよそ二千年の歴史を誇り、全国の猿田彦大神を祀る神社の総本宮とされています


登山道に入っていきます。入道ヶ岳は鈴鹿山脈に属しており、また鈴鹿セブンマウンテンのひと山に数えられます。
鈴鹿セブンマウンテンは、鈴鹿山脈の主要な7つの山の総称で藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ヶ岳、
そして入道ヶ岳の七座なんですよ。ワタクシは竜ヶ岳、御在所岳は登ったことがあるので、今回で三座目になりますね


入道ヶ岳には三本の登山コースがあり、「北尾根コース」「井戸谷コース」「二本松尾根コース」と名付けられています。
今回は「二本松尾根コース」で登り、「北尾根コース」で下山するというコースにしました。
登り始めると樹林帯の中の急登が続きます


この日の天気は「晴れ」。春の日差しに新緑の若葉が煌めきます。ああ、気持ちいいなぁ


山頂が近づいてくるとアセビの大群落が広がっていました。
標高が高いのでアセビの花は4月中旬から下旬が見頃になるようです


見事な青空が広がっていますが、実はかなりの風が吹いていたんです。
前日に低気圧が近畿地方を通過していきましたので、低気圧に向かって北西から強い風が吹いていたんですね。
稜線に上がってくると風の強さに驚きました


それでも曇天より晴天は嬉しいです。足取りは軽く体調も万全です。
コースタイムよりもかなり速いペースで山頂に向かって歩いていきます


展望が開けてきました。右側(東側)に広がるのは伊勢平野になるわけですね。さあ、山頂まではもう一息です

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/39525867

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


数年前から登山の際に「YAMAP」というアプリを利用していますが、このアプリが実に便利なんです。
なにせ地図上で自分がいる場所を常に確認できますので、間違ったルートに行ってしまうという心配がありません。
実際に山に登ってみると、かなり多くの人が「YAMAP」を使っているのも当然かなと思います。
ただ、もしスマホが故障したりバッテリーが無くなったりということを考えれば、地図を持つことは必要かと思います。
そして、登山をするには地図を読む力(読図)は絶対に不可欠だと思っています。



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締めくくりは桜ではなく…-長野県駒ヶ根市:光前寺通り

2025年05月14日 | 信州(南信)
Kozenji Street, Komagane City, Nagano Pref.

さてさて、「信州桜紀行」の最後は美味しい蕎麦で締めくくった訳なのですが、蕎麦屋さんから最寄りにある高速道路のICに向かうと、
前日に訪れた光前寺に向かう「光前寺通り」を通ることになりました。
ここには先日のブログにも記載しましたが、「一目300万本」と言われる「光前寺通りの水仙」を見ることが出来ます。
前日は曇り空と黄砂で周囲の山並みの風景がイマイチだったのですが、この日は快晴。ゆっくりと撮影することにしたんです


前日には気づかなかったのですが、水仙の群落の前に可愛い道祖神がありました


こちらは馬頭観音の石仏です。「馬頭観音」とは、六観音の一つで、馬頭観世音(ばとうかんぜおん)とも呼ばれます。
頭の上に馬の頭をいただいていることから、六道の一つの畜生界を救済するといわれ、馬の守護神として昔から広く信仰されています。
馬の頭を頂いた観音様の姿を見て、馬とともに生活する当時の人々が、馬の無病息災を祈る民間信仰が生まれ、
農家では農耕馬の、馬の産地では生まれ育つ仔馬たちの、そして馬によって稼いでいた人々にあっては馬と歩む道中の安全を祈ったり、
死んでしまった馬の冥福を祈ったり、そんな理由で馬頭観音は作られたといわれているんです


ここ光前寺通りの水仙ですが、地元農家のみなさんが休耕田に1995年より植え始め、23年間で植えた球根は約28万を超えるそうです。
増植した株を含めると推定で200万〜300万株だということです


真正面に見える尖った峰が中央アルプスの宝剣岳(標高2931m)で、その下には千畳敷カールが広がっています。
ここの水仙は3月下旬から咲き始め、4月中旬までが見頃だということですので、残雪の山との組み合わせが楽しめますね


東側に目を向けると南アルプスが広がります。アングルが良くないので、地面に腹這いになって撮影します。
匍匐前進体勢で撮影する二人の六十路の爺さんというのも、側から見れば面白い光景でしょうな


正面には仙丈ヶ岳、右には北岳から間ノ岳に続く稜線が見えます。全て標高3000mを超える名峰です。
どれも登ったことがある山ばかりですが、もう一度あの稜線を歩いてみたいという思いが募ります


桜を求めてやって来た一泊二日の信州旅行でしたが、最後の締めくくりは桜ではなく水仙になりました。
それはそれで、ワタクシ達にとっては嬉しい誤算でありました


念願だった信州の桜を楽しんだ二日間でしたが、ワタクシはこれからも4月になれば信州の桜を求めて旅に出たいと思います。
長く続いた「信州桜紀行」でしたが、お付き合いありがとうございました

使用したカメラ:3〜5枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


学生時代から登山を中心に信州を訪れることが多く、気がつけば信州に行った回数は軽く100回を超えています。
今回は初めて春の桜を見に行きましたが、次は紅葉を求めて信州に行くのもいいかなと思っています。
その前に、今年は夏山登山で信州に行かねばなりませんね。



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