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大阪府柏原市の 亀の瀬地滑り対策事業 の見学に行ってきました。
国道25号線から大和川を渡り地すべり対策区域へ入って行く
日本遺産の幟がそよ風になびく
後方は大和川、その左岸に国道25号線
新品、 ピッカピカ の道標、日本遺産認定に合わせて作成したのだろうか?
「亀の瀬」、それは奈良と大阪の国境に位置し、奈良盆地の水を一手に集める渓谷地帯。
ここは4万年前から地すべりが繰り返されてきた難所でありながら、古代より都の西の玄関口として交通・経済・治水を支えてきた心臓部だ。万葉人が歌に詠み、文物の往来によって発展を遂げた 「龍田古道」は、地すべりの恐怖と隣り合わせにある。
古代からこれまで、人々は都度の最新技術を結集させてこの要衝地を守り、龍田の風の神がその歴史と常にともにあった。 ・・・奈良県三郷町・大阪府柏原市 「令和二年度 日本遺産認定」 のパンフより
左が排水トンネルだろう
トンネル前へ近づけば冷風が流れて心地よい、高級避暑地へ来たような涼しさである
右が旧大阪鉄道亀瀬隧道
1931年に崩壊、2008年に一部区間が良好な状態で残っていたのが見つかった!
ボランティアさんの案内で隧道へ入って行く
隧道の入り口はコンクリだが、すぐにレンガの擁壁になる
幻想的と言うか? 90年ほど前の時代に戻ったような郷愁を誘うような感覚というか?
ボキャブラリー不足で適切な言葉が思い浮かばない
少し奥へ進めば崩れた土砂で埋まってる
内部の壁はレンガ積みだが
イギリス式とフランス式が混じっている
側壁は 長いレンガと短いレンガが交互に積んである
上部はすべて同じ長さのレンガ
どちらがイギリス式かフランス式か教えてもらったような気がするけど、加齢により脳ミソの記憶装置が退化してしまったのだろう 聞いたとたんに忘れてしまう
これは 排水トンネル
道路沿いや山の斜面に、こんな出入口が造られている
トンネル底の真ん中に排水の溝
トンネルの内部の湧き水や沁みだしてきた水が流れている
この内部もかなり涼しい、秋たけなわのようだ
奥行きは200mほどありそう
この工事に際して、集水ボーリングは約3900本、147Km にもなるそうだ
集水井工
深さ 18m 直径3.5m と書いてある
こんな穴があちこちに造られている
河川事務所前から西北を見れば JR関西本線の第四大和川橋梁
昭和6年に発生した地すべりによって造られた鉄橋
河川に対して角度をつけて架けられた構造は珍しいものらしい、橋の上に鉄道用の橋が乗っかっている
亀岩
亀の瀬の語源となった亀形の奇岩
亀石が動くと洪水になるという飛鳥の伝承は、この亀岩のことでしょう。役行者の葛城修験最終地でもあります。
地すべり歴史資料室内には、こんな模型やいろんな資料が展示されている
ボランテイアの方の案内で、1時間程度いろんな話を聞きながら歩きました。ありがとうございました。
現地へ着いた時は小雨が降っていたが、天候は徐々に回復して雲の間に青空も見えて来た。
大阪府柏原市の 亀の瀬地滑り対策事業 の見学に行ってきました。
国道25号線から大和川を渡り地すべり対策区域へ入って行く
日本遺産の幟がそよ風になびく
後方は大和川、その左岸に国道25号線
新品、 ピッカピカ の道標、日本遺産認定に合わせて作成したのだろうか?
「亀の瀬」、それは奈良と大阪の国境に位置し、奈良盆地の水を一手に集める渓谷地帯。
ここは4万年前から地すべりが繰り返されてきた難所でありながら、古代より都の西の玄関口として交通・経済・治水を支えてきた心臓部だ。万葉人が歌に詠み、文物の往来によって発展を遂げた 「龍田古道」は、地すべりの恐怖と隣り合わせにある。
古代からこれまで、人々は都度の最新技術を結集させてこの要衝地を守り、龍田の風の神がその歴史と常にともにあった。 ・・・奈良県三郷町・大阪府柏原市 「令和二年度 日本遺産認定」 のパンフより
左が排水トンネルだろう
トンネル前へ近づけば冷風が流れて心地よい、高級避暑地へ来たような涼しさである
右が旧大阪鉄道亀瀬隧道
1931年に崩壊、2008年に一部区間が良好な状態で残っていたのが見つかった!
ボランティアさんの案内で隧道へ入って行く
隧道の入り口はコンクリだが、すぐにレンガの擁壁になる
幻想的と言うか? 90年ほど前の時代に戻ったような郷愁を誘うような感覚というか?
ボキャブラリー不足で適切な言葉が思い浮かばない
少し奥へ進めば崩れた土砂で埋まってる
内部の壁はレンガ積みだが
イギリス式とフランス式が混じっている
側壁は 長いレンガと短いレンガが交互に積んである
上部はすべて同じ長さのレンガ
どちらがイギリス式かフランス式か教えてもらったような気がするけど、加齢により脳ミソの記憶装置が退化してしまったのだろう 聞いたとたんに忘れてしまう
これは 排水トンネル
道路沿いや山の斜面に、こんな出入口が造られている
トンネル底の真ん中に排水の溝
トンネルの内部の湧き水や沁みだしてきた水が流れている
この内部もかなり涼しい、秋たけなわのようだ
奥行きは200mほどありそう
この工事に際して、集水ボーリングは約3900本、147Km にもなるそうだ
集水井工
深さ 18m 直径3.5m と書いてある
こんな穴があちこちに造られている
河川事務所前から西北を見れば JR関西本線の第四大和川橋梁
昭和6年に発生した地すべりによって造られた鉄橋
河川に対して角度をつけて架けられた構造は珍しいものらしい、橋の上に鉄道用の橋が乗っかっている
亀岩
亀の瀬の語源となった亀形の奇岩
亀石が動くと洪水になるという飛鳥の伝承は、この亀岩のことでしょう。役行者の葛城修験最終地でもあります。
地すべり歴史資料室内には、こんな模型やいろんな資料が展示されている
ボランテイアの方の案内で、1時間程度いろんな話を聞きながら歩きました。ありがとうございました。
現地へ着いた時は小雨が降っていたが、天候は徐々に回復して雲の間に青空も見えて来た。
かなり前から亀の瀬の地すべり工事をしていたのは知っていたのですが、ボランティアさんのガイド付きでトンネル内部まで見学させてもらって、一層興味が湧きました、ホント、勉強になりますね。