人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

今日の一枚 オオアマドコロ

2014年06月16日 | 野の花山の花

今日は朝から時々小雨がパラついています。6月8日から北海道も梅雨入りです。

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ユリ科 オオアマドコロ (大甘野老)

萎蕤(イズイ)とはアマドコロのことと書いてあるが、アマドコロの根を乾燥させた漢方薬の名前。

オオアマドコロの若芽や根茎は山菜として食されるが、漢方薬の原料になるくらいで

強心作用の有る成分を含むので大量に食べないこと・・・・らしい。

オオアマドコロの若芽を摘んだり根を掘り返したりする人は見たことない、

春先北海道人はひたすらアイヌネギを目指して山へ入るのである。

今頃の時期は、根曲がり竹のタケノコに夢中になるので、オオアマドコロなんぞは無視。


今日は霧と雨の手稲山

2014年06月15日 | 野歩き山歩き

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蝦夷梅雨の晴れ間に手稲山へ行って来たら、途中で一時雨に降られた。

日曜日でもあるが、こんな天気の中続々と登山者が登ってくる。

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霧の中雨に濡れたシダの葉の緑が鮮やか。

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タニウツギが咲き始めた。こんな天気の方が赤と緑のコントラストが綺麗だ。

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シラネアオイもまだまだ咲いているぞ。

山菜取りの人も大勢来ていた。今の時期はフキ・ウド・ワラビか。

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標高1,000mの頂上付近では、まだハンノキの花が咲いていた。


蝦夷梅雨

2014年06月13日 | 今日の雑感雑記

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6月中旬、本来であれば北海道の自然が最も素晴らしい時期、でも長雨続づき。

たまには蝦夷梅雨の年も有ります。

さすが北海道の場合は、家の中あちこちにカビは生えないが、窓から外を眺め

今頃あそこの山にはあんな花が咲いているだろうな、なんて思うと心にカビが生えてくる。


今時咲くユリ科の花

2014年06月11日 | 野の花山の花

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6月も中旬になると、森の中は鬱蒼とした緑一色の世界になります。

その中からユリ科の花を探してみました。

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ユリ科 オオバタケシマラン (大葉竹縞蘭)

竹のような縞模様のついた大きな葉の蘭、でもユリ科です。

なにしろ小さな花なので、下から覗き込んで撮るのに苦労します。

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ユリ科 ツクバネソウ (衝羽根草)

花の形が羽根つきの羽根に似ているから。

葉っぱの数が多いクルマバツクバネソウなんてのも有ります。

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ユリ科 ヒメイズイ (姫萎蕤) 

萎蕤とはアマドコロのこと、でもアマドコロは甘野老とも書くんだけれども?

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ユリ科 ホウチャクソウ (宝鐸草)

寺の軒先に下げてある風鈴みたいな宝鐸に似ているから。

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番外:ゼンマイ科 ヤマドリゼンマイ (山鳥薇)

山鳥が住むような山中に生えているから・・・・何処にでも有るけどね。

ゼンマイは薇と書く・・・・・今回初めて知った!


今日の一枚 コシカギク

2014年06月09日 | 野の花山の花

数日前までの30°越えの暑さが過ぎたと思ったら、今度はぐずついた天気です。

何となく家でゴロゴロしていたら、明日で6月10日に成ってしまう、いかんなぁ~。

歳をとると気力・体力が衰え出不精、増々いかんなぁ~。

明日は雨は降らないようだから、裏山でも10km程うろついてきましょうかな。

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キク科 コシカギク (小鹿菊) 近所の公園で


今時の手稲山の草花

2014年06月07日 | 野の花山の花

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キンポウゲ科 ミヤマオダマキ (深山苧環)

手稲山頂上でこの一株、石で囲って大切に保護されています。

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ユリ科 マイズルソウ (舞鶴草)

道の両側に葉が折り重なるようにして密生しています。

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シラネアオイ科 シラネアオイ (白根葵)

開花は段々と標高の高い所へと移動してゆきます。

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メギ科 サンカヨウ (山荷葉)

薄暗い林の中でひっそりと咲いているものもあります。

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カタバミ科 コミヤマカタバミ (小深山傍食)

林縁や道路脇に咲いています。普通の黄色いカタバミもあります。

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キンポウゲ科 ヒメイチゲ (姫一花)

雪解け早々に咲き始めますが、手稲山中腹では今が盛りです。

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ラン科 ハクサンチドリ (白山千鳥)

日当たりの良い所では早くも開花、これからどんどんと咲き始めます。

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ユリ科 オオアマドコロ (大甘野老)

ロープウエイ山麓駅付近のゲレンデに群生しています。

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アブラナ科 エゾハタザオ (蝦夷旗竿)とユキノシタ科 ズダヤクシュ(喘息薬種)

いずれも道端の雑草です。

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ユリ科 ツバメオモト (燕万年青)

手稲山では少しずつ増えているように見えます。

手稲山では春から秋にかけて多くの草花を見ることができます。

スキー場ゲレンデや頂上へ至る工事用道路側は年に一度草刈りが行われ、

空が開けた場所が出来、今まで劣勢だった植物が進出し種の多様性が高くなります。

これを生態学的には「中規模攪乱」といいます。

自然のまま放置すれば優勢種のみが繁殖し、人為的に大規模攪乱すれば

種の多様性は減少します。種の多様性のためには中規模が丁度よいのです。


手稲山にサンカヨウ咲く季節

2014年06月05日 | 野の花山の花

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昨日の夕日に日暈がかかった。これは22°ハロ、内暈である。

日暈は巻雲や巻層雲に生じる現象、上空の空気が入れ替わった証拠だ。

明日は予報どおり少し涼しくなるだろうから、手稲山へ花を見に行ってきましょう。

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という訳で行って来たら、それなりに暑かった。

何時もの所に何時ものようにサンカヨウが咲く季節となりました。

手稲山は頂上まで緑に覆われ初夏の雰囲気、他にも色々咲いていたが後日でも。


倒木更新ならぬ立木更新

2014年06月04日 | 自然観察

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トドマツやアカエゾマツがダケカンバと寄り添って生育している姿をよく見かけます。

これはトドマツとダケカンバの例ですが、両者とも相当の老木です。

なんでこんな不自由な生活しているのか、理由がやっと解りました。

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これはダケカンバの上で発芽生育し地上に根を下ろしたアカエゾマツの例です。

トドマツやアカエゾマツの種子は、地上では暗色雪腐病菌に侵され発芽できないそうです。

したがって地面から離れた倒木の上でしか発芽生育できない、すなわち倒木更新です。

ところがダケカンバの場合は、生きた木の上でも発芽生育できるようです、

これを「立木更新」と名づけてみました。


今時の月と太陽

2014年06月04日 | 今日の雑感雑記

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いやぁ~暑いですねぇ、昨日北海道の音更町で最高気温が37.8°を記録したそうです。

昔々大阪に住んでいたころ、37°を経験したことがありますが、冷房の効いた

室内から外へ出ると、一瞬ブルッと身震いがする。

冷えた体で風呂へ入った時のあの感覚です。

今日もまた暑かった一日が終わろうとしている。

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午後8時30分、西の空にまだ残照が残っています。

6月21日は夏至、この時期は午後9時を回らないと夜の戸張が下りません。

月齢5.7の三日月と右上の明るい星は木星です。

こんな晴れた夜、街灯りの全く無い沖縄の離島で、満天の星空に向かって

竹ぼうきを振り回すと星がパラパラと落ちてきます・・・・・ウソです。


道端の雑草の花・その3

2014年06月03日 | 野の花山の花

連日暑いですね、今日の札幌地方の最高気温は31°Cだって。

これじゃどの花が何時頃咲き始めるか、なんて季節感が狂ってしまいます。

とりあえず、今時の道端に咲いている雑草の花です。

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シソ科 カキドウシ (垣通し)

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ケシ科 クサノオウ (草の黄)

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ナデシコ科 タチハコベ (立繁縷)

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ナデシコ科 ミミナグサ (耳菜草)

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バラ科 ヒメヘビイチゴ (姫蛇苺)

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ケシ科 ムラサキケマン (紫華鬘)