人外花境

暇人の何でも自然観察日記

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南風見田の浜の奇岩

2009年01月22日 | 島旅:西表島で年末年始

西表島は大部分が新第三紀中新世八重山層群の砂岩から構成されている。

昔は炭坑が有った事でも知られている。

南風見田の浜に露頭する八重山層群は、物理的化学的風化浸食を受け

奇岩累々の様相を呈しているので、その一部ではありますが紹介します。

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これは亀裂に沿って進んだタマネギ状風化が、風食によって表面が磨かれたもの、

形状と色彩のコントラストが面白い。

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これもタマネギ状風化の一種であるが、非常に細かい文様が生じている。

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茶褐色に酸化した部分が流雲型を成している。

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斜交層理面に沿って風食が進み、層理面が鮮明に成った大きさ4.0mほどの転石。

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亀裂に沿って風化が進んだ不定形のタマネギ状風化岩。

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1771年の大津波によるものと思われる巨大な津波石。

前を行く三人はキャンプ仲間の若者で、夕食の貝を採りに行くところ。

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風食を受け孔だらけに成った巨大な砂岩転石と、海中に有るのは津波石。

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キャンプ場から3.0km程西へ行った所で転石累々の浜になってきた。

二日酔いで足下がフラついているので、今日はここから引き返す。

本当は4.0km程先の一辺が10.0m程は有るという通称トーフ岩と呼ばれる

超巨大転石まで行きたかったのだが。


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