遊歩道の側に、あまり大きくないカラスザンショウの木がありました。葉に何かに食べられた痕があったので、近寄って探すと、さまざまな齢級のモンキアゲハの幼虫がいました。
モンキアゲハの終齢幼虫は、クロアゲハの終齢幼虫とひじょうによく似ている(しかも、幼虫の模様は個体差が大きい)ので、注意して見分ける必要があります。
モンキアゲハの幼虫は、驚かすと独特の臭いとともに紅色の臭角をだします(下の写真)。アゲハチョウ科の幼虫の臭角の色は、種によって違っており、見分ける参考になります(ちなみに、一番身近なアゲハの臭角は橙黄色です)。
《カラスザンショウ葉上の終齢幼虫 2012/06/28》
《モンキアゲハの臭角(紅色)》