筝曲「ままの川」の個人練習に入りました。
「夢が浮世か 浮世が夢か」
江戸時代に作られたこの曲の歌詞の冒頭は、このような歌で始まります。
ままの川の手事は遊女(それも身分の低い)の堂々巡りの思考を表現しています。
"まま”は”ままよ”の意味で、施す手段もなくやけ気味のときの言葉ですが、
現代の世の中でも自分の意に反して様々なアクシデントが起こりますが、捨て鉢になってしまっては元も子もありません。
なに事があっても1つ1つを順次クリアにして、前に向かって進みたいと思います。
古典のこの曲は箏、三弦、尺八の三者によって演奏されますが、
一度聴いていただければ当時の人たちの生き様が垣間見られて、面白いのではないかと思います。