今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

31年前の北海道旅行45

2008-10-06 21:15:01 | 鉄道旅行
  ミーティングが8時からあるが、20分前に食堂へ行った。YHのハンドブックと時刻表を持ってSと行く。明日は利尻へ行くことが確定する。その後、翌日の朝の船で戻るか、夕方の船にするか、礼文に渡るか考えたが、日程のこともあり朝の船で稚内に戻ることにほぼ決定する。
 さて、我々の座ったテーブルには学生の男ばかりがいた。関西の大学が三人おり、二人は神戸の大学で、うち一人はスポーツ刈り、もう一人大阪の大学へ行っているスポーツ刈りヒゲ面の4回生という男は、大阪から稚内まで42日かけて歩いたと言う。また、東京大学の工学部と称するメガネをかけた細面の男がいて、このテーブルの一同ガックリ。
 間もなくミーティングであるが準備のため食堂を追い出される。待つ間、さっきの関西の学生らは東大生がいたことでガックリを繰り返している。机の配置が変えられ、テーブルの上に紅茶とお菓子が出ている。細長いテーブルを挟んですわりきゅうくつ。電気が消されローソクに火ががつけられる。若いペアレントが中央に、机の上に腰をかけギターを持っている。「遠い世界に」で始まる。このペアレントはフォークの好きな人である。9時までの間5~6曲、いやそれ以上歌わされた。歌うだけのミーティング。時たまペアレントの話はあったが、明日の朝食は7時40分の列車組は6時30分からで何人希望するかとか、ベニヤ原生花園へ行くのは何人だ。その説明を9時20分からここでするとか、連泊は何人とか事務的なことかが多かった。
その他、なぜグループの宿泊者が別々の部屋に分けられるのかそのわけも説明された。それは一人旅の者がグループ宿泊者と同室になると一人取り残されてしまうからだと言う。これに対してこのペアレントに敬服した。定員オーバー気味に食堂に人がいるから人いきれで暑い。9時になると再び「遠い世界に」を大声で歌い、ローソクの火を一方のテーブルから順々に消していき、ミーティングは終了する。
 終わるとすぐに利尻の鴛泊YHにSが連絡する。YHの予約をハガキで送ったのは浜頓別YHまで。ここからしばらく行き当たりばったりになる。我々は空気の悪い食堂にはいずに部屋に戻る。再び明日以降の計画を考えるが、明後日は羽幌線沿線に泊まることが大方決まる。
 今夜の月は何度見ても飽きない。10時前には寝る準備をする。見知らぬ人が部屋にやってくるたびにベッドが空いているかたずねられる。簡易ベッド組と値段が違うから私はベッドのはずである。10時になるとこの部屋のメンバーが帰ってきたが、一人オレはベッドのはずだとヘルパーらしき男が言う。ひょっとして私が間違いかなと一瞬思ったが、彼の勘違い。定員8人の部屋に13人が寝る。いつの間にもぐりこんだのか下のベッドのヘルパーらしき男が、私に6時に起こしてくれと頼んでくる。13人も詰め込まれたので暑く寝苦しい。おまけに京都では見かけない蚊がブンブン飛び回っている。何回目を覚ましたことか。

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