今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

鉄道模型社 EF58レストア 車体は自作 13 前面の飾り帯で重大事故発生

2022-12-29 23:18:59 | 鉄道模型EF58

 前回の投稿からかなり間隔が空いてしまいました。重大事故発生で、この先どうして良いのやら困ってしまいました。

 今回は前面の飾り帯を取り付けました。取り付けに先立ってテールライト用の穴を開け直します。元の穴をΦ2.5の丸棒から切り出した真鍮片で埋めた後、エコーモデルのリベット付きテールライト用にΦ1.9の穴を開けます。この時、Φ1.0の下穴を開けて位置確認した後、Φ1.8の穴を開けて再び位置確認しながらヤスリで穴を広げました。

 飾り帯は、元の製品に付けられていた物のひげ部分のカーブが気に入らなかったので、洋白板から切り出すことを考えていました。それで、最近エヌ小屋からカトー用の飾り帯シールが出ているのを知って、これを洋白板に貼って切り出せば作業も楽ではないかと思ってネット検索しましたが、現在入手困難のようです。どうしようかと思って保管しておいた製品の飾り帯を眺めて見たところ、直線部分の幅はスケール通りなのですが、問題は全面のヒゲのカーブです。ダメモトでヒゲ部分を万力に挟んで少しづつ曲げてみました。その後、このヒゲ部分がやや太いようなので、ヤスリで細く削りました。

画像ではわかりにくいですが、こちら側はボコボコです。

 ここまで、片方の前面は何とか帯を取り付けることができました。ところが、反対側の前面に飾り帯を付けようとはんだ付けし出したところ、前面が熱で膨らんでしまいました。これを直そうとヤスリで削っていたら穴が開いてきました。元々、こちら側は、薄板の前面パーツを再利用したところで、以前にも書きましたが、ヤスリで削っていた際に一度へこみが生じたために0.1mmの真鍮板で補強したところです。帯の取り付けにあたって、心配はしていたのですが、それが現実のものとなってしまいました。さて、どうしたものか・・・。

 次は下回りの工作に移ろうと予定を組んでいただけに、ショックで作業が手につきません。

 

 そうこうしているうちに、YouTubeに投稿したいという気持ちが高くなってきました。これまで、鉄道模型に関するブログを投稿してきて、写真や文字だけでは表現が難しいことが何度もありました。それと、長期のブランクがあったものの、長く自作を中心に制作してきて、何かの形で後に伝えて行ければという思いも湧き上がってきました。それで、10月から月2本ペースで投稿を始めました。とは言ってもこのブログを閉鎖するつもりはありません。特に、EF58は継続してブログに投稿する予定です。キハ82系については、YouTubeでの記事の流れで一部そちらに移転するかもしれません。

よろしければ、@takatanitrainで探していただいたらたどり着けると思います。しばらくの間、真鍮板からの車両自作について初心者の方向けの内容にしています。 

 

 


鉄道模型社 EF58 車体は自作12 パンタグラフ台

2022-08-16 17:49:05 | 鉄道模型EF58

 パンタグラフを載せる台は、KSのチャンネル(1.5X2.5X1.5)とΦ1.5パイプで作りました。パンタ付近の屋根には絶縁板が取り付けてあったり、屋根の曲線等でチャンネル材の高さを少し低くする必要があります。パイプはパンタ台の強度を考慮して屋根板に差し込んでいます。

 

 さて、パンタグラフはカトーのPS14です。まだ制作の復活をしていなかった10年くらい前に、一部パーツだけでも揃えようと思ってネット検索の結果、在庫があったのがカトー製だけでした。とにかく確保しておこうと思って買い置きしていたものです。

 

 パンタグラフ取付のために屋根に角穴を開ける必要がありますが、そのまま屋根に取り付けると高さが高くなるため、取付穴の屋根内側からスペーサーを取り付け、屋根表面は4mmドリルで少し皿って少しですが低くしています。

パンタグラフの取り付け高さについてはもう少し微調整が必要ですが、とりあえず屋根上の工作はしばらく休みとなり、屋根以外の車体と下回りの作業に移ります。

 

 


鉄道模型社 EF58 車体は自作 11 再開はランボードの制作から

2022-07-14 20:21:28 | 鉄道模型EF58

 引っ越しを挟んで長らく中断していた鉄道模型の制作も3月ごろから少しづつ再開しはじめました。とは言え、どこに工具やパーツの一部を仕舞い込んだのか失念してしまったこともあって超スローペースでの再開となりました。どうしても見つからないヤスリ2本とピンバイスは渋々ネットで購入しましたが、得てしてそういうもので商品が到着した翌日になって出てきました。

 さて、前回のEF58のブログから早いもので1年半経過してしまいました。引っ越しというイベントがありましたが、ランボード部分の制作の困難さで半ば投げ出していたと言っても過言ではありません。何しろ50個近い取付脚を作ってランボード板にハンダ付けし、屋根に脚を差し込む穴を100個近く開けて、さらに穴の微調整をしてからランボードが真っ直ぐに並ぶようにハンダ付けするという面倒な作業をこなさなければなりません。途中で失敗でもすれば「止めた、止めた」と長期間放置です。EF58よりも前からEF61を制作しているのですが、この作業が未だにストップしているのもランボードの取り付けで挫折したためです。

 ランボードの板は車体の前後が3.5mm幅で中間が3mm幅です。厚さはt0.3です。t0.4の方が脚の取り付け時にハンダ付けの熱の影響が少なくて済みますが、見た目のすっきりさでt0.3を選びました。KSモデルの帯材を使用しましたが、3.5mm幅が無いので3.7mm幅から削りだしています。

 t 0.3×0.5mm幅真鍮帯板をコの字に折り曲げて取付脚を作り、ランボード板にハンダ付けします。脚を所定位置に取り付けるために、ランボード板を檜棒で挟んで固定してから脚を2本の檜棒の間に差し込みます。小刀タイプの彫刻刀の先で脚を押さえながらハンダ付けして行きます。ところが、どういうわけか転居後はことごとく脚が動いてしまってうまくハンダ付けできなくなってしまいました。それで、檜棒は1本にしてランボード板をセロハンテープで固定し、脚も片方をセロハンテープで檜棒の側面に固定した上で彫刻刀の先で脚を押さえながらハンダ付けしました。以前ご紹介した白光プレストというハンダごてのこて先を円錐形の先細タイプに取り換えて使用し、強度を考慮して錫50%のハンダで取り付けています。

 

 次に、脚を取り付けたランボード板を取り付けるためにΦ0.7の穴を屋根に開けていきます。できるだけ小穴でとどめたかったからですが、結局すべての穴をヤスリで広げて大穴になってしまいました。この時に使ったヤスリは、かつて福原金属から発売されてマッハ模型で購入した針ヤスリを使用しました。今やどちらの店も廃業されていて入手困難な上、代替品も見つからないので折らないように慎重に作業しました。

 

 開けた穴にランボードの脚を差し込んでハンダ付けしますが、高さと長手方向に真っ直ぐ取り付けるのに苦労しました。セロハンテープ、ボール紙、ジェルタイプの瞬間接着剤等を使って仮止めした上でハンダ付けしました。こて先をマイナスドライバー型に取り換えた白光プレストを使用して、低温ハンダで取り付けています。

 この低温ハンダですが、融点が165℃なので錫63%のハンダよりやや低い程度とはいえ、車体のような表面積の大きな所に小さなこて先のハンダごてを使うのに便利ではないかと思います。

脚を取り付ける際の熱で少しランボードが波打ったり、完全に一直線に並ばなかったりとかありますが、あるとないのではかなり屋根上の印象が変わって来ます。

 


鉄道模型社 EF58 車体は自作 10 モニターと抵抗器カバー

2021-01-31 18:45:15 | 鉄道模型EF58

昨年末以来の投稿になりましたが、早いもので1月も最終日です。 

屋根上のランボードは1枚目を取り付けて2枚目の短い物を取り付けるのに失敗して予定通り頓挫して制作ストップしています。ただ、他の工程を先に進めていますのでなんとか完全休止は免れています。

 

以前に製作途中の抵抗器カバーをご覧いただきましたが、その後ベンチレーター(買い置きしていたひかり模型製)を取り付け、モニターとともに吊りフックを付けました。

吊りフックは作業中に引っ掛ける恐れがあるので一番最後で良いのですが、抵抗器カバーとモニターは塗装中または後に取り付けるまで別途保管しておくので先に作ってしまいました。

フックはΦ0.3真鍮線の間にt 0.6真鍮板を挟むかたちで作りました。このフックは小さくて所定の高さに揃えてハンダ付けするのに苦労します。そこで以下のような方法で取り付けを行いました。

適当な長さに切り出した2mmまたは3mmのヒノキ角棒に両面テープを貼ってフックの通る穴の際に貼り付けます。固定したヒノキ棒にフックの上端に当たる位置に鉛筆で印をつけます。セロハンテープでフックを固定してハンダ付けします。

 

 

細長いヒノキ棒はかつてはプラモデルを扱う模型店にたいてい置かれていましたが、その模型店自体が減ってしまって近頃は入手が困難でした。しかしながら最近ではネット販売で見つける事ができます。私の買ったのは30cm長で模型店で売られていた90cm位の物よりも価格がやや割高なのですが、保管しやすいという長所があります。私はハンダ付けなどの作業に使用することがよくあり、以前制作した153系のユニットサッシの位置決めに使用したりもしました。

 


鉄道模型社 EF58 レストア 車体は自作 9 ランボード その1

2020-12-13 20:07:15 | 鉄道模型EF58

ランボードを作ります

 ランボードは私が参考にしている鉄道模型趣味誌1970年9月号の折り込み図面では端から端まで3mm幅で描かれていますが、実車の写真を見ると前後がやや幅が広くなっています。そのため広い部分はKSモデルの t 0.3×3.7mm幅のランボード用帯板を3.5mm幅になるように削りました。3mm幅はKSモデル製をそのまま使用しています。

 所定の長さに切り出したランボードの板は表になる部分に3mm幅の両面テープを付けて方眼紙に貼り付けます。脚は t 0.3×0.5幅帯板を使用し、取り付け位置をランボードの板にけがきますが、方眼紙の目盛がガイドになってくれます。さらに万全を期すため脚の帯板の一方をセロハンテープで固定します。その上で目打ち等の先のとがった用具で脚を押さえながらハンダ付けします。ハンダはこてに付けずに小片をハンダ付けの位置に置いてからこてで熱を加えます。

 この方法だと手間は掛かりますが綺麗にハンダ付けできますし、結局は精神衛生上もあまりイラつかなくて済むので良いように思います。この時のハンダごては以前に紹介したセラミックヒーターの白光プレストを使用しました。このような細かい作業には打ってつけです。 

 ところが、ここまで順調に進んだのですが脚の折り曲げが上手く行きません。試作時には良かったのですが、帯板をランボード板にハンダ付けしてからだと万力に挟んで曲げても角が丸くなってしまいます。ランボード板から脚がはみ出すガニ股の物ならこの方法でも良いと思いますが・・・。

 

 結局、一個づつ帯板をコの字に折り曲げて一個づつランボード板に取り付けて行く面倒な方法に切り替えました。面倒で細かい作業になるので一気にやってしまう気になりません。間に抵抗器カバーやパンタ台の工作も挟みながらのスローペースです。

帯板を万力に挟んで曲げます。折り曲げてから金槌で角の部分を軽く叩きます。

 

t 1.0真鍮板に穴を開けただけの治具?を使って帯板を押さえながらもう片方を折り曲げます。折り曲げ後金槌で軽く角を叩きます。押さえにヤスリ、折り曲げにも別のヤスリを当てています。ヤスリは角がきっちりと直角になっている部分を使用しています。機械で折り曲げられた物にはかないませんが自作ではこんな物ではないでしょうか。

 

ランボードの板に脚をハンダ付けする際、脚を目打ちやピンセット等で押さえながらやろうとするとどうしても脚が動いて上手く取付けできません。それで木の角材でランボード板を挟む治具を作りました。角材同士の間隔はランボード板の幅と同じで、脚の幅はそれより約0.1mm広くなっていますのでハンダ付けの際に動くこともあまりありません。ただ狭い空間での作業になりますのでハンダごての先を細い鉛筆形状の物に取り換える必要があります。