今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

31年前の北海道旅行50

2008-12-08 21:02:05 | 鉄道旅行
食堂へ行く。配膳がしてある。タラのような魚のカレー天ぷら二切れ、その他であるが、浜頓別に比べれば落ちるがまあまあというところ。「いただきます」で食べだすのだが、ご飯の入っているプラ製ドンブリのフタを開けてびっくり。何と仏さんのご飯をそのまま入れたみたい。登山組の食事に集まったのは50人近い数である。食事の間に山に詳しいヘルパーが、達者な口調で利尻登山の説明や注意を行っている。道に迷うと低いポン山や雪渓に当たってしまうらしい。食事の後10時30分まで仮眠であること、夕食後装備のない人はナップ、懐中電灯、水筒を貸すと言う。借りるときカンパしてくれと言う。また、名簿に名前を書くことなど注意していた。話を聞いていると、このYHの者は登らないので誰かリーダーを決めて登るとのことだった。ヘルパーがしゃべっている途中、おかわりをするためにヘルパーの方へ歩いて遠回りして行こうとしたら皆に笑われてしまった。
食事の後、用具を借りて名簿に名前を書くために並ぶ。装備一式と言うと、カンパしてくれと言われ、仕方なく財布の中を見たが100円玉がない。50円玉1コと10円玉5コをビンに入れておいた。懐中電灯の電池は単2を菓子類を売っているところで買う。売っているのは港で拡声器を持ってがなりたてていたヘルパーだったが、元気なく無愛想に電池をくれる。二重人格みたい。
 部屋に戻り仮眠の支度をする。Sは早々とパジャマ姿でベッドに。私はSに頼まれ明日の宿泊予定地、羽幌YHに電話する。受付の赤電話に10円玉がいくつ入るかわからないので、受付の黄色のTシャツを着たヘルパーにたずねると、「6枚」とそっけない返事。ここのYHのヘルパーの態度はみな悪すぎる。女に対しては別かもしれないが。羽幌YHは即OK。YHの夕食は、通常6時30分までに着かないといけないのだが、羽幌YHに6時45分頃に着くと言うと、「それじゃ夕食いりますね」と言ってきた。予想外だったので驚いた。
再び部屋に戻り、洗面後仮眠する。ところが、暑いうえに下の食堂を使い8時から10時までミーティングをして、ゲームや港での見送りの歌と踊りの練習をドタバタとするものだから眠れない。やっと寝付けたのはミーティング終了で静かになった10時になってから。
 10時30分起床、11時集合、出発となっていたのだが我々の部屋の者は皆寝込んでしまったようで、10時45分頃にSがやっと気付き起こしてくれた。それと同時に他の者も起きだした。。Sの話では、10時30分ごろにマイクで起床の連絡があったらしい。15分で準備である。急いで着替え、トイレ、貴重品の整理などをしているとすぐに時間がたつ。おまけに懐中電灯がナップの中に入れたはずなのにない。必死に布団の上や中、下を探したがない。結局ナップの中にあったのだが、あせってわからなかったのだ。
 玄関で新聞紙にくるまった弁当のおにぎり2包みを一番最後に受け取り、水をポリタンクに入れ集合場所へ。YHの前の道に集まって、男女別にまず整列。番号をかけるが人数確認だろう。リーダーを決めると言ってヘルパーが指名する。今夜のリーダーは、やはり見るからに山に登るという格好をしていた、今日の参加者の中で最年長と思われる男である。港で一緒にいたあの赤登山服である。さらに副リーダー2名が選ばれ、食事の時と同じヘルパーが再び同じ注意をする。次に、例の口八丁ヘルパーが、朝日が見えたらリーダーは一番に「朝日だ、○○だ、ボッボッボッ!」という儀式をやれという。ヘルパーは股を広げて変な仕草でやっていたが、この仕草も同じようにやれと言う。試しにリーダーがみんなの前でやらされる。もう年もいい年だし、少々お堅そうな人で、「あっ、朝日だ!」と指をさしたが後が続かない。口八丁に「ボッボッボッ」も言うように促されて言ったが、何とも一本調子。一同大笑いであった。

31年前の北海道旅行49

2008-12-04 21:21:25 | インポート
船は定刻より20分近くも遅れて鴛泊到着。下船するとYHの者が迎えに来ている。荷物を車に入れてからちょっとその場に集まってくれと言う。話は、今我々が乗って来た船の折り返し便で帰る宿泊者を見送ることと、夜間登山の参加者の人数を調べることだったが、この男、口八丁で口からでまかせで好きなことをしゃべっている。このとき集まった中に、赤い登山服に白と茶色の混ざった登山ズボン、上等そうなキャラバンシューズといかにも山に登るという装備万全の男がいる。少し年がいった感じで、20代後半か30台前半といった感じで社会人風の人が目についた。
 見送りは、さっきの口八丁男が大声を張り上げてから拡声器を持って船に向かって何やら声を上げ、やにわに歌いだす。利尻の歌と、「かっこいいヤツが汽車に乗ってやってきた。すがる女を振り切って・・・」とかいう歌詞の歌を大声で歌い、連泊者や他のヘルパーがそれに合わせて変な踊りをしている。股をオッ広げて踊る女もいる。
 見送りの後、YHの車で送ってもらうのだが、車が4往復ほどかかる。そこでSが歩いていこうと私に言うのを口八丁のヘルパーが聞いていて、「歩いていくと3時間くらいかかり日が暮れてしまいます。補助ベッドになりますよ。当YH以前とは違い少々離れたところに移転しましたので」と言う。車に乗っていったがそんなに遠くはない。
YHに着いてSが手続きしたが2200円と他のYHより高い。手続きの後はみな外に出されて部屋が決まるまで待つ。夕日がまともに当たる所で待たされ暑いのまぶしいのなんの。部屋割りが決まったが、登山組と一般組とに部屋が分けられた。夕食は早くとれるがフロには入れない。あの口八丁男が「5時30分から銭湯ツアーをしますよ」と言う。そこのフロは混浴もあるというから行ってみたい。ただし、またでまかせのよう。
 電話での飛び入りにもかかわらずベッドに当たった。私の入った部屋はベッド数8ですべてふさがっていた。6時30分から登山組は食事。それまでベッドで寝る。ここのベッドは他のYHと違い、板の上に折りたたんであるマットをじかに敷くようになってる。一応、枠は作ってあるが、マットを敷けばほぼツライチとなり落ちそう。ただ、荷物を置くスペースが十分あるしベッド自体は長い。夕食までの少しの間ベッドの上で横になる。他の同室者も同様に横になっている。睡魔が襲って来たときに夕食である。