今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

急行電車男 後編5 本線回りのC62と上り急行「とも4号」

2020-08-14 20:21:34 | 鉄道旅行

 京都への帰りの列車は「長州」を諦めて三原発新大阪行の急行「とも4号」にしました。今回も始発の三原から乗車するために昨日に続いて山陽本線を西下しました。

福山13時01分発の岡山発本郷行きに乗車し、車両は80系電車でした。この列車だと三原で「びんご」の発車まで1時間半も時間があるのですが他に普通列車がありませんので仕方ありません。ただ、そのおかげで貴重な列車を見る事が出来ました。

 公済出版社版の時刻表を見ると山陽本線の糸崎発14時04分発の323列車に蒸気機関車のマークが付いています。これを初めて見た時、ミスプリントではないかと思っていましたので、半信半疑で三原駅のホームでこの列車の到着を待っていましたら正真正銘のC62が牽引してやって来ました

 

 すぐ傍にいたので体に響くような「ボゥォー」と言うものすごい迫力の汽笛一声で発車して行きました。それにしても呉線を使用せずに電化されて久しい山陽本線に、何故下りの1本だけ蒸気機関車牽引の旅客列車が設定されていたのでしょうか。

 323列車を見送った後、「とも」が停車中の1番線ホームに向かいました。発車までまだ50分ほどありましたが、今日は何としてもモハに乗ろうと車体に書かれた形式番号を確認して入口ドアの前で開くのを待ちました。この日は昨日同様に御目付け役として祖母が付き添って来ました。当時70歳くらいだったと思いますが、私の趣味に付き合わされてどのように思っていたのでしょうか。

 15時05分発急行「とも4号」は下り「とも2号」の折り返しで、どちらもヨンサントオの大改正で増発され赤穂線経由で運転されていました。

 前回「びんご2号」に乗った時は福山あたりで満席になりましたが、今回は私の乗った車両で終始50%くらいの乗車率だったでしょうか。私の座った4人掛けボックス席は福山で祖母が降りた後赤穂線内まで座る人がいませんでした。

 さて、往路の「とも3号」で味わった物足りない思いはやはりこの電車のモーターの音から来るものでした。子供の時から何度か乗るうちに自然と頭の中にインプットされていたのでしょう。この日以来急行電車、とりわけ153系のモーター音の虜になってしまいました。それもあって神戸で快速に乗り換えることなく終点の新大阪まで乗り通しました。

 ところで、153系の走行音をHobby video 39様が「153系新快速 京都から大阪まで 軽やかなモーター走行音」でYoutubeに出されています。153系のモーター音を上手く録音されていますので一度お聞きになってはいかがでしょうか。ただ、特急「雷鳥」よりも早く京都ー大阪間を走っていましたのでほとんどフルスピードでの収録になっています。山陽路の急行列車に使用されていた時はフルスピードを出しても短時間で、ほとんど時速80~100キロの間で力行と惰行を繰り返していましたので少し当時の私の記憶とは異なるのですが・・・。