今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

31年前の北海道旅行48

2008-11-27 21:07:06 | インポート
我々は食事をするために駅方向へ店を探しながら歩く。「たかはし」と言うレストランに入る。この店は寒い冬に備えるためか入口が二重になっている。客は誰もいない。メニューは高いものばっかり。仕方がない。600円のコーヒー(紅茶)付スパゲティーナポリタンを注文する。そのうち若い観光客で店の客は増えた。スパゲティーは少し辛く酸っぱい。水を飲んだらかすかに海水の塩分の味。持ってきたコーヒーと紅茶は小さなカップに入っている。高いなぁ。食べる前にSがウェイトレスにコーヒーはアイスでできるのか聞いたら、値段が違うからダメだと言う。これでは値段が違うはずだ。
 食事の後、駅の待合室で一服。まだ船まで時間があるのでどこか稚内の名所でも行こうかと相談する。駅の正面に見える小高い丘に氷雪の門のある公園があるから行こうかとSが言っている。ロープウェーもある。しかし、時間的に厳しそうなのでやめにする。しばらく待合室にいて、少し早いが預けた荷物を受け取って船の乗り場へ行く。船が着いたのか行く道でリュックをかついだ多くの若い観光客とすれ違う。その中に電柱ごとにじゃんけんをしてかばん持ちごっこをしていた女の三人組とすれちがった。彼女らの顔を見て思わずSと顔を見合す。若い女だったが・・・。
 船乗り場には1時頃着いた。途中、変わった形をした防波堤を見た。防波堤となる海側は屋根から壁まで半アーチ形、陸側は屋根を支えるためか何本も円柱形の柱が立っている。何だろうか。ちょっと気になるところ。また、かつての樺太との連絡線乗り場はどこだったのだろう。この東日本フェリーの乗り場だろうか。
 待合室で待つ。この船に乗るにも乗船名簿が必要である。アナウンスを聞いていると、ここの船を「連絡線」と呼んでいる。何のことだろう。国鉄との連絡であろうか。ダイヤを見ると連絡してないこともないが。
 船(フェリー)は500トン足らず。礼文島から来た船が折り返し、利尻鴛泊行となる。礼文から来た船は送れて到着。多くの客が乗っている。この下船にも時間がかかり出航が遅れる。我々はカーペット敷きの船室を選ぶ。Sは出航後外の景色を見に行ったが、私は同じように見に行ったもののすぐ戻って夜間登山に備えて寝る。3時半頃、利尻が近くに迫ってきたので起きて見に行く。さすが秘境の島。山を見ても平地を見ても目立った人工物は見えない。