今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

急行電車男 後編4 急行「安芸」と糸崎界隈 その2

2020-07-28 20:30:25 | 鉄道旅行

 この旅行ではオリンパス製のハーフサイズカメラを携行していました。当時はフィルムの値段が高かったので20枚撮りフィルムで40枚撮影できると言う事でこの手のカメラが結構売れていたようです。ただ、現像代も20枚撮りと同じ値段でしたが、プリント代が嵩むのがネックでもありました。そのため、糸崎に2時間近く滞在した間に特急、急行、普通、貨物といろいろな列車が通り過ぎて行きましたが、ほとんどカメラに収めていませんでした。それと、このハーフサイズカメラについて言えば欠陥があったのではないかと思うところがあったのですが、後ほどお話ししたいと思います。

 

前面2枚窓のクハ86はよく見かけるのですが3枚窓は初めて見ました。(16時16分発広島行335M)

 

広島行623列車を見送った後、帰りの列車の都合もあって急行「安芸」はホームで見ることになり急いで駅に戻りました。

 満を持して撮ったのですが、プリントされた写真を見て「なんやこれ」と思わず言った記憶があります。この写真に限らず動く被写体を流し撮り気味に撮るとことごとくこんな構図になってしまいました。それも左側からやって来る被写体に対して顕著だったようです。前回のC59牽引の623列車もこんな感じの写真があり掲載しませんでした。もちろん私の腕の未熟さもあったとは思いますが、ファインダーから覗いた画像とシャッタースピードが合っていないと言う構造的な問題があったのかもしれません。後年に買ったペンタックスの一眼レフではここまで酷い構図はありませんでした。

ケツだけは綺麗に撮れましたが・・・

 福山までの帰りに乗った列車です。「安芸」が発車した3分後の17時07分発5460M吉永行です。80系電車の天下と思っていましたがこんなゲタ電も走っていました。車内は113系のようなセミクロスシートでした。


急行電車男 後編3 急行「安芸」と糸崎界隈 その1

2020-07-19 18:46:00 | 鉄道旅行

 京都に帰る前日の午後、蒸気機関車牽引の急行「安芸」を見るために糸崎まででかけました。本当は私一人で行きたかったのですが、従兄がお目付け役に同行することになりました。ひょっとして前日、自転車で出かけた帰りが遅かったので心配させたためかもしれません。従兄と言っても私より7つほど年上で、マツダ関係の工場で働いていてこの日は休みだったそうです。

 福山から糸崎まで何に乗ったのか全く記憶に残っていないのですが、列車を待つ間に向かいの上りホームにEF58に牽かれた大阪行きの客車鈍行が入って来たのをはっきりと覚えています。それから推測すると福山14時24分発の大阪発広島行のこれも客車鈍行だったようです。当時、姫路ー広島間の1往復と合わせて一日上下4本だけの貴重な客車鈍行でしたがどうもよく覚えていません。

 糸崎のホームに降り立った時、南側に広がる幾つもの側線の中に、テンダーの側面に緑十字のマークが入った見慣れない蒸気機関車が停まっているのが目に留まりました。さっそくハーフサイズカメラで撮ったのが下の写真です。

 さて、「安芸」の到着まで時間があるので一旦改札口を出て機関庫を探すことにしました。と言うのも糸崎までやってくれば呉線を走るC59やC62がごろごろしている思っていたのですがホームからは見当たりませんでした。糸崎まで乗ってきた列車の窓から見たところでは、上り方には機関庫らしきものはありませんでしたので下り方へ線路に沿って歩くことにしました。尤も線路沿いではなく一旦国道に出て最初の踏切が左に見えるところまで西に向かって歩いて行きました。

 踏切までやって来ると広い駅構内が望めましたが蒸気機関車が屯しているような機関庫らしき物は見当たりません、下り方向は側線が本線に収束されて行くだけです。それで踏切を渡ったあたりでカメラを手にぶら下げながら立ち止まっていると、一眼レフカメラを持って小学生くらいの子供を連れた年配の男性が近づいて話しかけてきました。その時に私も機関庫の事を尋ねたのですが、今立ってる道を行けば有るそうなのですが周辺に建物が建っているので外からは良く見えないと言っていました。仕方ないので私もこの踏切辺りで列車の行き来を見る事にしました。

 

糸崎に降り立った時に見たC50が客車を引っ張り出して来てホームへと向かいます。

 

ホームに客車を置いて一旦引き上げ線に戻るところです。

 

C50に客車の入れ替え作業をやらせた後にC59がねぐらから出てきました。

 

16時32分発呉線経由広島行がC59に牽かれて発車して行きました。(623レ)

 

 

 


業務スーパーで買ったゴミ袋(ショッピングバッグ)

2020-07-11 20:09:00 | 日記

 最近、不用品の整理で次から次へとゴミが出ています。これまでは、主にストックしていた行き付けの業務スーパーのレジ袋に入れてから市の指定のゴミ袋に入れていました。けれども、それも残り少なくなってきたのと7月1日からレジ袋の有料化が実施された事もあってamazon等のネット販売で適当なゴミ袋(レジ袋)を探していましたが、どうしても送料がプラスされるのでスーパーのレジで袋を貰った方が安いと言う結果になってしまうので二の足を踏んでいました。

 その時に業務スーパーで見つけたのが100枚入りのショッピングバッグです。ショッピングバッグと名が付いていますが材質や形状はレジ袋と全く同じです。厚さはレジでもらうのに比べたらほんの少し薄いような感じもしますが、一時保管用なので特に問題はありません。NO.40で178円+税です。

 あまりよく考えずに買ったのですが、No.45でも良かったようにも思います。(たしか198円+税)業務スーパーで多めに買い物した時にくれる袋がこのサイズです。ただ、レジでもらっても1枚3円なので微妙なところです。

 

 

 左の袋は以前ネットで買ったもので業務スーパーのNo.35に相当します。コンビニの小袋よりは大きく、業務スーパーで売られている物より厚みがあります。右は3つのサイズを比べた物です。何れも半透明ですが、実際に使用したら透明感が強いです。


急行電車男 後編2 福塩線の8620

2020-07-09 20:07:03 | 鉄道旅行

 父の実家に着いた翌日の午前中、自転車を借りて未舗装の細い土手上の道を上流に向かって探索に出かけました。以前にこの道沿いの河川敷にある畑には行ったことがあったのですが、その先がどうなっているのか見てみたいと思ったからです。けれども、この先には民家はなく、道も程なく車が通れない小道になっていました。少し不安感も出てきましたので引き返しました。途中、対岸にある取水口のために設けられた低い堰堤が水量も少なくて対岸まで渡れそうなので自転車を置いて土手を下りて行きました。堰堤を3分の1ほど進んだところで、水が流れ落ちるあたりに何か魚のようなものがうようよしているのが目に留まりました。しかしながらよく見ると魚ではなくてヒルのように見えたので大急ぎで河川敷に駆け上がりました。

 午後は家でぶらぶらと過ごしましたが、その間対岸を走る福塩線の列車の音には常に耳を澄ませていました。と言うのは、鉄道関係の雑誌で福塩線にも一日一往復の蒸気機関車牽引の貨物列車が設定されていると言う記事を見ていたのですが、時刻までは載っていませんでした。それで、ここの叔父や叔母に蒸気機関車の汽笛を耳にしたことがあるか尋ねたところ、午後に聞いたことがあるとの返事だったからです。

 このあたりは対岸を走る福塩線とは1km近く離れていますが、周囲は田畑が広がり、また当時はほとんど車も通らなかったので日中でも静かな所でした。

 その次の日の午後、自転車を借りて近くに架かる橋を渡って対岸にある福塩線の横尾駅に向かいました。蒸気機関車を見るだけならここからでも良かったのですが、ここからさらに福山駅まで行くつもりをしていました。

 福塩線は、横尾ー備後本庄間は芦田川に(正確にはこのあたりで芦田川と並んで流れる高屋川)張り出した小山を回り込むようにして走っています。私は、線路に沿って一段低い所に畦道のような細い道があるのを見つけて自転車を漕ぎました。

 左手に見える小山の終わり近くまで来た時、蒸気機関車の汽笛の音を耳にしました。それもかなり近くまで来ているようです。自転車を止めて急いでズボンのポケットからハーフサイズのバカ〇ⲟ〇カメラ(現在では禁止用語です)を取り出した時にはすぐ近くまで列車が迫っていました。何とかカメラには収めましたが、背の高い草や灌木が邪魔してイマイチの写真でした。もう少し先まで行けていたらマシな写真が撮れたかもしれません。

 さて、写真を撮ったあたりから福塩線が福山駅に向かって弧を描いて私が来た小道からは離れて行くので、近くの小さなガードを潜って線路の東側の市街地に出ました。初めのうちは線路に沿っていた道も行き止まりになり、後は左に右にと行き当たりばったりで何とか福山駅から下り方向に向かって初めての踏切までやって来てました。踏切を渡り切った時に警報機が鳴りだし、しばらくして朱色と黄色に塗られた上り臨時急行「長州」が通過して行きました。

 実は、わざわざ福山駅まで自転車でやってきたのはこの「長州」を見る事が目的でした。急行「長州」は臨時急行ではありましたが、東京ー下関間を走る日本で最長距離の電車列車で一度は乗ってみたいと思っていました。それとこれに乗れば乗り換えなしで京都に帰ることができます。そのために帰りの列車の第一候補にしていました。けれども、乗るからには4人掛け席を一人で確保できるくらいに空いていることが条件でした。それで福山駅の改札口からこの列車の込み具合を見ようとしたのでした。ところが、駅までの道中で予想以上に時間を食ってしまって、踏切で下から列車の窓を見上げる形になって車内が見渡せない結果となってしまいました。

 少しショックでしたが、この踏切の脇にある小さな機関車の駐泊所に先ほど見た福塩線の蒸気機関車が休んでいるのを見てそれも飛んでしまい、帰りは第二候補の列車に乗ることに決めました。(駐泊所に停まっている8620の写真があるのですが行方不明で見つかり次第公開します。)